浜名湖アカニシ ナギナタホオズキを背負う巻貝

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の岸沿いを散策すれば水際を這う大きな巻き貝を見つけることがあります。
浜名湖のサザエとも呼ばれるアカニシです。

サザエは海藻を食べますがアカニシは肉食の貝、じつはアサリを食べていますから潮干狩りの瀬で見つけることができます。

殻ごとよく洗い、そのまま茹でてサザエのようにくるりと身を取りだし、スライスして食べることができます。

この時期のアカニシは時にその殻に卵を背負っています。



アカニシの卵はこのような形をしています。
長くて先が曲がっていることからナギナタホオズキと呼ばれています。

海ほうずきとも呼ばれるアカニシの卵です。

水際で見つけるアカニシは殻を引きずった跡をつけて移動しますが、動きが速ければ殻を借りた大きなヤドカリが入っています。

えいやっと捕まえて裏返し、さてアカニシでしょうかヤドカリでしょうか。見つけてみてください。

浜名湖生き物みつけ隊!




 

おはよう!南浜名湖 7月31日 しらす船団の水平線

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



ゴウンゴウンと続く船のエンジンの音は今切を目指す船の音、夏の海に挑戦する釣り船が海に向かっていきます。
週末の南浜名湖は釣りの海、岸からボートから、海へと向かう釣りのメッカです。

弁天島のシンボル赤鳥居は朝の光を浴びてべんがら色に浮かびあがります。
今日の干潮は10:15分、満潮は16:57分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
アマダイ漁、刺し網漁、アカムツ漁が出漁しています。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
出来たてのしらす干しはJR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で販売しています。

洋上からしらす漁ををおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。

舞阪で通年で蒸し牡蠣や焼き牡蠣・釜揚げしらす丼・自慢のうなぎなどを手軽に楽しめるのが「かき小屋マルマ幸福丸」です。
現在岩手の牡蠣が楽しめる店はJR舞阪駅の北、湖南高校の西にあり広い駐車場があります。



浜名湖が海につながる今切をズームすれば海にはしらす船団が集結、しらすの群れを追い遠く掛川沖から愛知県境まで出漁する船団、今日は近いところに群れがあるようです。



赤鳥居を臨む弁天島海浜公園の夏はもうこの時間始まっています。

夏休みはじまった子どもたちが遊び、多くの日除けがあるビーチに釣りにと賑わいます。

舞阪・浜名湖の幸のお買い物・お食事に釣りにビーチに海辺の散策にお出かけください。




 

浜名湖雄踏港 磯魚のメバルとクロソイ

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい 海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖は魚だけで700種もの豊かさを見せますが、浅く砂底が多い浜名湖に磯魚も棲んでいます。

浜名湖の幸が水揚げされる雄踏(ゆうとう)港でメバルやクロソイが揚がります。

寿司種ともなる磯魚たちは通年育ちながら浜名湖伝統の小型低地網「角立て網(かくだてあみ)」に入ります。



メバル族の魚たちは浜名湖の防波堤などで楽しむ釣り魚です。

春には小さなメバルを活きエビで防波堤から足下で釣る楽しみがありますが、この季節まるまると育ち網に入ります。

今切などの磯だけでなく広く雄踏(ゆうとう)や村櫛(むらくし)方面の網に入るのも面白く、浜名湖広く泳ぐことがわかります。

市場では料理店主さんが逸品ものとして扱おうと籠を覗いて歩きます。

青魚とは違う面構えとその姿はさてどう料理しようかと思わせる魚たちです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん




 

浜名湖を飛ぶ魚 ツバメウオ 

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

海に繋がる浜名湖は泳ぐ魚だけでも700種を越える豊かさ、浜名湖の幸が揚がる雄踏(ゆうとう)港市場に時に珍しい魚がやってきます。

ツバメウオです。

雄踏港市場に水揚げする漁師さんは珍しい魚や生き物が網に入ると、浜名湖の生き物を紹介する小さな水族館「浜名湖体験学習施設ウォット」に寄贈しています。

ツバメウオは外洋に棲む魚ですがしばしば浜名湖でも見ることができます。特徴的な大きなヒレを持つ体高が高い魚です。



水から出せば黒銀に縦に縞を持つ魚、この体ですから浅過ぎるところでは泳げず、漁師さんの手でウォットへの寄贈生け簀へと放たれました。

海水を入れたケースの中で大きなヒレをばたつかせれば周りは飛び散る水で大騒ぎ、泳ぐ力が強い魚です。

下に長く垂れた二枚のヒレを広げ垂直を保つツバメウオは食べられる魚だそうですが浜名湖の市場では子供たちの観察のために寄贈されていきます。

夏の浜名湖にはさまざまま珍しい魚が泳いでいるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏漁師西山さん
浜名湖生き物みつけ隊!
雄踏港市場のお魚さん




 

浜名湖雄踏港 アカアシエビのハシリ クマエビの夏

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の夏はエビの季節、浜名湖の幸を水揚げする雄踏(ゆうとう)港市場では初夏からはじまったサイマキ(天然クルマエビ※写真下)やボソ(ヨシエビ)の水揚げが最盛期を迎えています。

7月も末、浜名湖は次の季節のエビ、ハシリを迎えています。アカアシエビ(※写真上)です。

浜名湖は季節ごとにエビを育てています。初夏にシバエビ、続いてクルマエビ、ヨシエビが登場し、8月のお盆の頃にクルマエビに替わりアカアシエビが登場し、浜名湖最大のクマエビが育ちながら水揚げされます。



クマエビです。(昨年の写真です)

浜名湖周辺では夏から秋に地域の祭りが開催されます。そのご馳走として使われるのがクルマエビに替わるアカアシエビです。

クルマエビより甘いといわれるこのエビがなければ祭りのご馳走ができないというほどの地エビの登場です。

市場での浜名湖の幸は市場名で呼ばれています。
面白いのはアカアシエビと呼ばれるエビの種名はクマエビ、クマエビと呼ばれるエビの種名はウシエビといいます。

人気のアカアシエビがクルマエビの水揚げに混ざりはじめると浜名湖の真夏がやってきます。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん




 

舞阪港ワタリガニとえんばいイカ 丸小水産ばあばのオススメ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん☆丸小水産ばあばのオススメ



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端、舞阪港は遠州灘の幸が水揚げされる港です。

夏の浜名湖はワタリガニの季節、ワタリガニ(ガザミ)は遠州灘の刺し網漁で獲れたものは舞阪港に、浜名湖内で獲れたものは雄踏(ゆうとう)港や鷲津港市場などに水揚げされています。

タチアジ漁やアマダイ漁の水揚げで賑わう舞阪港市場で、市場の誰もが「ばあば!」と呼び慕う丸小水産(まるこすいさん)のばあばに舞阪のワタリガニを見せていただきました。



じつはガザミ(ワタリガニ)は泳ぐことができるカニ、遠州灘とつながる浜名湖へ泳ぎ入り育ったカニは、また引き潮に乗って遠州灘へと向かうことから、舞阪に揚がるワタリガニは浜名湖ものより大きく育っています。

一般的に舞阪もののワタリガニは大きなものが多く揃います。

「お店に活かしてあるから買いに来てね!」、ばあばは舞阪と浜名湖ものの雄踏港の仲買をしていますからさまざまな大きさのワタリガニを揃えています。



イチローさん、これ食べてみて。ばあばがススメテくれたのは舞阪名物のイカの塩茹でです。

これを茹でて振る舞ってくれたのは干物のキモチ 『カネサン竹中水産の日常』こと舞阪の干物屋さんカネサン竹中水産の大将です。

水揚げされたばかりのヒイカ(アカイカ)をしらすを茹でる釜で茹でれば獲れたてイカの塩茹でのできあがり。
港で働く仲間のためにと振る舞ってくれています。

小さなヒイカはやわらかく、ぷっくりとふくらみ塩味がきいてお腹が空く味です。(大将ごちそうさん)

「浜名湖のカニも揃ってきていよいよ夏だね」というばあば、エビに加えカニも揃う浜名湖の夏が始まっています。

丸小水産(火曜定休)はこんなお店マップはこちらです。

※取材協力:浜名漁協 丸小水産のばあば
丸小水産ばあばのオススメ
舞阪港のお魚さん




 

ダーウィンが来た! 浜名湖にも棲むカエルアンコウ

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の夏の魚が入る浜名湖伝統の小型低地網「角立て網(かくだてあみ)」は夜の潮で移動する魚やカニ・エビなどを獲る漁、その網に珍しい魚が入ることがあります。

カエルアンコウです。

先日NHKの人気番組「ダーウィンが来た」で紹介されたばかりのあの小魚をひと呑みする魚です。



浜名湖の幸が水揚げされる雄踏港市場に漁師さんが持ってきてくれたカエルアンコウです。

浜名湖の漁師さんは珍しい魚や生き物が入ると、浜名湖の生き物を展示する小さな水族館ウォット(浜名湖体験学習施設)に寄贈し協力しています。

市場に備えた専用の生け簀に放てばウォットのスタッフのみなさんが回収します。

カエルアンコウはまるで手足が生えたような面白い姿、泳ぎは得意ではありませんが海底を這いながらエサとなる小魚を待ちます。
アンコウと同じように頭上の突起を疑似餌のようにして魚を誘い、意外なほど大きく開く口でひと呑みしてしまいます。



本来は海の魚であるカエルアンコウは遠州灘の網にもかかりますが、潮に乗って浜名湖に泳ぎ入り多く育っています。

夏になると多く見るのはそれだけ活発に活動しているのでしょう。

浜名湖の砂底にはこんな魚も棲んでいるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!
雄踏港市場のお魚さん
浜名湖体験学習施設ウォット




 

浜名湖雄踏港 村櫛の青年漁師 剛司さんのワタリガニ

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん☆雄踏村櫛漁師ブランドのお魚



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の夏はエビとエビの季節、サイマキと呼ばれるクルマエビ、ワタリガニの季節がやってきています。

浜名湖の幸が集まる雄踏(ゆうとう)港市場の早朝、昨日の雄踏の青年漁師晃平さんに続き、村櫛を代表する青年漁師高山剛司さんにワタリガニを見せていただきました。

雄踏港市場は村櫛や和田地区と統合され、雄踏・村櫛・和田・庄和などの漁師さんが水揚げしています。



剛塚さんに見せていただいたワタリガニです。今期は成長や水揚げがやや遅れていましたが夏本番になり水揚げが始まっています。
浜名湖の夏はガザミやタイワンガザミなどを楽しむ季節です。

剛司さんは漁のほか、お父さんや兄の成顕さんと共に人気を集める東名高速道路浜名湖サービスエリアからの遊覧船の運航、浜名湖ガーデンパーク周辺の遊覧船の運航、また村櫛の海の家「南海荘」の運営に当たっています。

ガーデンパークの遊覧船に乗せていただいた「浜名湖花博浜名湖ガーデンパーク桟橋 高山船長の村櫛水路めぐり」で活躍の様子をご覧ください。若手にしてイケメンの船長のガイドで浜名湖を楽しむことができます。



剛司さんの水揚げはワタリガニばかりでなく今週末土用を迎えるうなぎ漁でも活躍しています。

養殖うなぎは黒銀色をしていますが浜名湖の天然ウナギは緑色に腹が金色のうなぎです。

ベテランに加わり若き漁師さんが活躍する浜名湖の漁を浜名湖の幸が集まる雄踏港市場で見ることができるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 村櫛漁師高山剛司さん
雄踏漁師ブランドの魚たち
雄踏港市場のお魚さん




 

おはよう!南浜名湖 7月27日 雨上がり静かな海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



昨晩からの激しい雨が洗った海岸は雨あがりの静か、曇り空の眩しい銀の海が広がっています。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の満潮は11:31分、干潮は17:11分の小潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
アマダイ漁が出漁しています。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
出来たてのしらす干しはJR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で販売しています。

洋上からしらす漁ををおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。

舞阪で通年で蒸し牡蠣や焼き牡蠣・釜揚げしらす丼・自慢のうなぎなどを手軽に楽しめるのが「かき小屋マルマ幸福丸」です。
現在岩手の牡蠣が楽しめる店はJR舞阪駅の北、湖南高校の西にあり広い駐車場があります。



弁天島海浜公園の朝がはじまっています。
ビーチにはフロートが浮かび、多く整備された日除けの下で楽しむことができるファミリービーチです。

舞阪港・浜名湖の幸のお買い物にお食事に釣りにビーチに海辺の散策にお出かけください。




 

浜名湖雄踏港 若きベテラン漁師 晃平さんの浜名湖ドウマン

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん☆雄踏村櫛漁師ブランドのお魚



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につなはる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が水揚げされる雄踏(ゆうとう)港市場の7月はエビとカニの季節、サイマキと呼ばれるクルマエビ、そして浜名湖の夏の幸ワタリガニや巨大なドウマンの水揚げが始まっています。

市場がはじまる前の早朝、3歳から漁の手伝いをしてたという青年漁師藤田晃平さんにドウマンを見せていただきました。



漁師になって8年だけど3歳からオヤジの船に乗って漁の手伝いに行ってたよ。という晃平さん、同じ雄踏港市場に水揚げする漁師さんの間でもドウマン縛りのベテランとして知られています。

浜名湖最大のカニ、浜名湖ドウマンは砂底を這い牡蠣や巻き貝の殻まで砕くという巨大なツメを持っています。

指をはさまれたら大怪我になることから、市場以降の流通での安全を図るため、漁師さんはこのツメを甲羅に押しつけるように縛って競りに出しています。



かつて最大のドウマン「浜名湖雄踏港 晃平さんの今期最大の浜名湖ドウマンガニ」を揚げた晃平さんです。

専用の紐を用い、安全に素早く緩まないように縛るのはベテランの技、競りではしっかり縛って水揚げする晃平さんのドウマンは高く評価されています。



今朝は3匹の浜名湖ドウマンを揚げた晃平さん、夏の夜は観光たきや漁に、早朝の角立て網(かくだてあみ)の水揚げと活躍しています。

晃平さんら若き漁師さんも活躍する雄踏(ゆうとう)港市場に夏のドウマンの水揚げがはじまっています。

浜名湖ドウマンは浜名湖料理店で楽しむ、浜名湖物も扱う魚屋さんなどで手に入れてください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏漁師藤田晃平さん
雄踏漁師ブランドの魚たち
雄踏港市場のお魚さん