浜名湖タコ釣り 防波堤のタコさんたち

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



南浜名湖は釣りのメッカ、南浜名湖の最南端で遠州灘と繋がる今
切から潮の干満を利用してさまざまな海の生き物が浜名湖と行き来
しています。

南浜名湖の釣りはさまざま、堤防からイカ用のルアーでタコが釣れ
た瞬間に出会えました。

人気のある初夏のコウイカはほぼ終了し、次なる楽しみは浜名湖
のタコ、小さいものが多い中で「全回は2キロクラスを釣ったよ」と
教えていただきました。



エサが豊富なことから浜名湖のタコは、特に味がよい、味が濃いと
言われます。
防波堤から目の前に投げて引くルアー釣りのほかに、カニを抱かせる
エギも効率がよいと聞きました。
※雄踏港市場でタコ釣りのためにコウマルガニを買う釣り人さんに
出会います。



釣ったタコは袋に入れて海の中、この中にはタコが4匹入っているそう
です。
南浜名湖のタコはキャッチ&酒の肴、夏の浜名湖で楽しむ防波堤釣り
のひとつです。

南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



 

浜名湖 メバル・メジナ・クモヒトデ

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



舞阪港周辺には多くの防波堤があり、短い竿でそのすぐ足下の海
に釣り糸を垂らす釣り人が春の陽気を楽しんでいます。

「この足下あたりでメバルを狙っているんですよ」

魚好きでありながら釣りを知らなくとも、釣りは楽しめる。釣り人さん
に話しかけて邪魔になりながらその竿先を眺めているのです。

「おっ!」、瞬間を楽しむ釣り人は足下の海からキラキラを引き抜き
ます。「メバル」です。



小さなメバルの楽しみ釣り、海に竿を出すのを楽しむ足下のメバル
釣りに春の海からそよそよと海風が心地よいのです。

「僕は写真ばかりだけれど、おかげでいつも大漁です」と笑い合う
のです。



「メジナ」です。メバルと名前も似ていて、ほぼ同じところで釣れるの
ですが、青黒い美しい魚にもかかわらず「ウミブナ」などと呼ばれて
大切にはされません。

シーズンとなればこのウミブナは防波堤の上に生きたまま捨てられて
いるのを見ます。苦しそうでかわいそうで海に戻してあげたくなるので
すが、出会った釣り人さんは大切に海に戻してくれました。
ありがとう。

大きく育てば関西では磯釣りの対象魚「グレ」と呼ばれて珍重される
魚も浜名湖では磯臭いと食べられていないそうです。



「わっ!」と驚いたのは足下のバケモノに気づいたからでした。
漁の網にかかり脚がもげたものを見かけるクモヒトデです。

ジッと見ればゾワッと恐怖に襲われる春の陽気の防波堤、「クモは
だめなんです」とたじろいでいた今日の防波堤なのでした。

※取材協力:舞阪の釣り人さん



 

ドウマンのツメ よらっせYUTOの魚

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



浜名湖はカニの湖、夏から秋のご馳走ササガニ(ガザミ=ワタリ
ガニ)、コウマルガニ、タイワンガザミなどが水揚げされる雄踏港
市場のカニの王者は「ドウマン」です。

ズシリと持ち重りがするドウマン(トゲノコギリガザミ)は全国でも
浜名湖が特産とされるカニなのです。

カニ類は水揚げ時に危険を減らすため、漁師さんによりツメの片
側を切り取られますが、貴重なドウマンだけは違います。
ドウマンの魅力はこの大きなツメ、人の指など簡単に切り取って
しまうという大きなツメはこのようにしっかりと縛られています。



雄踏港に近い「よらっせYUTO」の大将の仕入れた魚を覗きます。

セイゴにタイ、キスにヒラメ、大きく育ってきたメバルにヒラメを見る
ことができます。
よらっせYUTOは地産の野菜と浜名湖の魚が買えるお店です。

夏は天然うなぎと共にアナゴの季節、活きがよいアナゴはケース
の中をニュルニュルと動きまわり、夏の元気を表してくれました。

市場の魚を見れば旬の釣り魚がわかる。浜名湖にはこんな魚たち
が泳いでいるのです。
もちろん、ドウマンを浜名湖で最も売る大将が店でドウマンを売っ
ています。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 よらっせYUTO



 

浜名湖市場釣り魚図鑑 海老仙

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



浜名湖は釣りのメッカ、浜名湖の魚を水揚げする市場の魚を見れば
旬の釣り魚の図鑑にならないか、雄踏港市場の仲買さんの競り落と
した魚を撮らせていただいています。

こちらは海老仙さんの魚、大きく育ったキス、黄色はカンパチの子、
まるまると太ってきたメバル、お刺身でおいしいと料理屋さんがすす
めてくれるシマウシノシタが入っていました。

キス以外は活魚で競られる魚たち、浜名湖の夏魚が揃います。



こちらは「ボラ」です。
好きな人にはたまらないというボラも活きで競られた後、多くは市場
で絞められて運ばれていきます。

数があるからと入荷は多くありませんが、大きく育ったボラの成長も
浜名湖の夏を思わせてくれます。

旬の釣り魚、今日の浜名湖にはこんな魚たちが泳いでいるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 海老仙



 

浜名湖市場釣り魚図鑑 丸小水産

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



浜名湖は今切で遠州灘と繋がる汽水湖と言われますが、じつは
かなりの塩分濃度の濃い、ほぼ海に近い湖です。

そこに育つ魚は海のものが多く、その魚を水揚げする雄踏港に
通えば浜名湖の季節の釣り魚を見ることになります。
写真に撮らせていただけば図鑑を紹介することができます。

丸小水産の競り落とした魚を見せていただきました。

大きな魚は「コショウダイ」、豹柄と言ってしまいますが、この柄は
かつて殿様に仕える小姓さんが着ていた着物の柄に似ているとか、
メバル、夏ハゼ、アナゴにキスを見ることができました。



ヒラメとコチです。
こちらも浜名湖の釣りの対象魚として人気がある魚です。

シーバス狙いのアングラーが大きなマゴチを揚げています。

市場の魚を紹介する「浜名湖市場釣り魚図鑑」を今後もご紹介いた
します。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 丸小水産








 

浜名湖釣り魚図鑑 山松水産

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



浜名湖は海の魚のゆりかごとなり、この夏に大きくなる魚たちを
育てています。

南浜名湖雄踏港は、浜名湖に棲む魚を見ることができる市場、
そこに揚がる魚はまるで浜名湖の釣り魚図鑑のように賑やかです。

雄踏・舞阪港の仲買「山松水産」の競り落とした魚を見せていただ
きました。

クロダイ、セイゴの二大釣り魚に加え、キス、メバルなど釣りの対象
魚が見えます。大きなハゼはその名も「夏ハゼ」、浜名湖料理のお
店で味わえる旬の魚です。

堤防で楽しむアイナメも数見ることができます。



一見同じように見えてもヒラメとカレイは違います。

腹を下にして「左ヒラメに右カレイ」と言われるように、上がヒラメ、下
がカレイとなります。

ヒラメのほうが口が大きく、ヒラリと意外なほど俊敏に泳いでは小魚を
獲るハンターなのだと聞いています。

市場で見る浜名湖夏の釣り魚たち、この豊富な魚種を狙えるのが夏
の浜名湖の釣りの楽しさです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 山松水産



 

浜名湖釣り魚図鑑 よらっせYUTO

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



南浜名湖 雄踏港市場には、浜名湖の漁師さんが「角立て漁」で
獲った魚が水揚げされます。

浜名湖に仕掛けた網沿いに泳ぐ魚たちが先の袋に入る浜名湖
の伝統漁での水揚げです。
雄踏港市場で、市場に近い「よらっせYUTO」のご主人に仕入れ
た魚を見せていただきました。

春には小さかった浜名湖のメバルが育ってきました。セイゴにコ
チ、夏ハゼにシタビラメ、アナゴなどを見ることができます。

浜名湖の豊富な魚種を、数は揃いませんが楽しめるのが雄踏港、
そこで仕入れた魚はもちろん「よらっせYUTO」などで買うことがで
きます。



雄踏港市場はほとんどの魚が「活魚」として水揚げされています。
市場の競り場には海水を入れたケースの中でさまざまな魚が泳
いだまま、競り落とされていきます。

メバルや夏ハゼが泳ぐさまを見て、浜名湖の釣り魚の旬を知るこ
とができるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所・よらっせYUTO


 

浜名湖釣り魚図鑑 キビレ 山松水産

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



浜名湖は水系としては奥浜名湖に注ぐ都田川となるから「川」の
一部となりますが、実際には今切で海とつながる汽水港にして
ほぼ「海」に近い塩分濃度を持つ湖です。

これが700種類とも言われる豊富な魚種を誇る漁場・釣り場とし
て親しまれる浜名湖の魅力となっています。

雄踏港市場に見事な鯛類の魚が揚がっています。

「キビレ」です。

体表がクロダイほど真っ黒でなく、やや金色を帯びるこの鯛は
浜名湖に棲むクロダイの亜種のように扱われています。
特徴はヒレ先が黄色に染まること、これで「キビレ」と呼ばれ親
しまれています。 

専門に釣るファンが多い浜名湖の魅力的な釣り魚のひとつです。
夏から秋、冬へと続くキビレファンが追う魚です。



雄踏港・舞阪港の仲買「山勝水産」の競りおとした魚が入ったケ
ースをのぞかせていただきました。

雄踏港に揚がる角立て漁の魚を見ればこの季節の釣り魚がわ
かります。

ヒョウ柄がつく鯛類の魚は「コショウダイ」、釣りと食べる楽しみは
メバルたち、浜名湖に多く棲むコチがズラリと並んでいます。
一匹の青物は「ハマチ(の子)」です。

塩分濃度が海に近い浜名湖は、海の魚の小魚のゆりかごとなっ
ています。
豊かな釣りの種類と楽しみを想像できる市場の魚たちが私たち
を誘っているのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所・山松水産



 

浜名湖釣り魚図鑑 山松水産

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



南浜名湖の港は舞阪港・新居港が遠州灘から沖の魚、雄踏港・
鷲津港は「浜名湖もの」と呼ばれる浜名湖の魚を水揚げしてい
ます。

主に角立て(かくだて)網漁で獲られる雄踏港の魚たちは、数は
揃いませんが、浜名湖に棲む魚たちの図鑑のようにさまざまを
見ることができます。

JR弁天島駅の東にある山松水産の競り落とした魚を何ケースか
見せていただきました。

細長い魚はサヨリ、カマス、キスがいます。平べったいコチがズ
ラリと並び、メバルとコショウダイに、小イカが入っています。
この季節の浜名湖釣り魚図鑑のような魚たちです。



こちらにはセイゴ、メバル、カンパチ(の子)、カワハギにフグなど
を見ることができます。
どれもこの季節に楽しむ釣り魚たちです。



このケースにはセイゴに加えてカイズ(キビレ)、ヒラメ、アイナメ
にアナゴなどを見ることができます。

雄踏港の魚を見れば、浜名湖の豊富な釣り魚の旬がわかります。

週末はこれらの魚を釣る多くの釣りファンを南浜名湖は集めてい
ます。

※取材協力:山松水産



 

雄踏港浜名湖もの図鑑 山松水産・マルウチ水産

カテゴリー │☆浜名湖市場釣り魚図鑑



南浜名湖の舞阪港は遠州灘や沖の海の魚、雄踏港は浜名湖の
魚が水揚げされています。

今切を通じて海とつながる浜名湖は驚くほど海の魚が棲むところ
です。雄踏港の競りを見れば、旬の浜名湖の魚を知ることができ
るのです。

JR弁天島駅東の仲買「山松水産」のケースを見せていただきまし
た。首を折られて(活け締め)いるボラを中心に、クロダイ、コノシロ、
キスにギマ、サヨリに小イカが見えています。

サヨリは2月に漁に同行させていただいた春を告げる魚ですが、浜
名湖ではまだ泳いでいるのです。

まるで浜名湖水族館のように魚が並びます。



隣のマルウチさんのケースには、セイゴを中心に、カンパチ、メジナ、
コチにマンタイが入っています。
これらが浜名湖料理の材料として卸されていきます。

雄踏港市場は魚1匹から競る市場、数は揃わずとも旬の1匹から見
ることができる港です。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所