浜名湖のメガネガニ、メガネカラッパの左右のハサミ

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚や生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる早朝の雄踏市場の漁師さんは珍しい魚や生き物が網にかかると、浜名湖の小さな水族館「ウォット」へ寄贈することで浜名湖の生き物を紹介しています。

今朝は雄踏の漁師松山さんにまるでメガネをかけたように見える「メガネカラッパ」を見せていただきました。



まるで栗のようなまあるい甲羅を持つメガネカラッパは主なエサである巻き貝を食べるために左右形の違うツメを持っています。

向かって左のツメにはフックのような曲がった突起を持ち、ここに巻き貝の殻を入れて割るといいます。
右のツメは長いハサミを持ち、割りながら巻き貝の身をほじりながら食べます。



畳まれた脚をみれば長く、浜名湖の砂底から栗のような甲羅を高くあげて素早く歩き廻ります。

カラッパ属は多く、遠州灘にはさらに大きなカラッパが棲んでいます。

浜名湖の砂底をすばやく歩き廻り豊富な巻き貝をエサにするメガネカラッパを漁師さんのご好意で見せていただきました。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏漁師松山さん
浜名湖生き物みつけ隊!




 

おはよう!南浜名湖 8月31日 シラス漁・タチアジ漁出漁の海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



8月の最終日、今年は台風の襲来や前線の停滞などで出漁が阻まれる日が多かった舞阪漁港でした。

今日は久々にシラス漁と共にタチ・アジ漁が出漁、夏漁揃った出漁となりました。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

舞阪漁港の船は早暁出漁の日戻り水揚げ、遠州灘の地魚が午前遅くから水揚げされます。

もうこの時間に水揚げにシラス船が今切に戻ってきています。この今切を写真で左に舵をきれば舞阪漁港へ、右は新居漁港への水揚げです。



夏に賑わった弁天島海浜公園から舞阪漁港を臨みます。
まだ9月も続く舞阪漁港の夏漁に加え、明日9月1日からは秋冬漁の底曳き漁がはじまります。

まだ暑さは残っても漁は秋へと移っていきます。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。




 

浜名湖雄踏市場にハナオコゼ登場

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚や生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

先日の「浜名湖に棲むカエルアンコウ」に続き、浜名湖の幸が集まる雄踏市場にやってきたのがハナオコゼです。



浜名湖の漁の多くは伝統の小型定置網の角立て網(かくだてあみ)で魚を混獲する漁、その網にさまざまな魚やエビ・カニが入ります。

その中に珍しいものが混ざれば、漁師さんは浜名湖の小さな水族館「ウォット」に寄贈しようと市場に運んでくれています。
市場には寄贈用の生け簀があり、その中に放たれています。

ハナオコゼはカエルアンコウ類の魚ですが、ハナと付けられるようにより飾りが多い魚です。



浜名湖に棲むカエルアンコウもハナオコゼも泳ぎが苦手そうな魚ですが、じつはとても貪食、もし同じ水槽に小魚がいればみな食べ尽くすという大食漢でもあります。

浜名湖の漁師さんのご好意で私たちは浜名湖の珍しい生き物を見ることができるのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏市場の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!
浜名湖体験学習施設ウォット




 

おはよう!南浜名湖 8月30日 夏の海色深まる アマダイ・アカムツ漁出漁

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



まだまだ暑さは続いても海に秋は近づいています。すっきりと晴れ沖雲が立つ海は鮮やかな青、次第に色を深めて秋へと向かいます。

舞阪・新居シラス漁は今日まで休漁、昨日同様にアマダイ・アカムツ漁が出漁しています。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

遠い洋上の台風21号からの波はまだ届かず、透きとおる青い潮が満潮に向かう浜名湖に流れいっています。

それでも週末には近づく台風に、遠州灘に出漁する舞阪・新居漁港の漁は明日までかともいわれています。



8月も明日で終わり、一日海を楽しむ弁天島海浜公園のビーチも静かになりました。

これから秋の弁天島は夕日を楽しむところ、涼しさを感ずればまた違う海を楽しむことができます。お出かけください。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。



 

マツダイは木の葉となって漂う浜名湖のシーラカンス

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる市場や遠州灘の幸が揚がる舞阪漁港に出かければ珍しい魚に出会うことがあります。

種名がわからない時には多くを教えていただける「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」を参照し、種名を学びます。

かつて浜名湖に多いマツダイを調べた時、その文中マツダイの生態を紹介する一節が気になりました。

「幼魚のときには、木の葉や木の破片などに擬態して水面を漂っている。体内から小魚などが出てくることが多い。成魚になっても水面近くを漂う。」

昨日の市場で珍しい幼魚を見ることが叶いました。



こちらは成魚、紹介する度にその姿から「浜名湖のシーラカンス」と紹介するとおり、この姿の異様なこと、こんな魚が浜名湖に棲むかと驚きます。

かつてシイラ釣りで沖の潮目の流れ藻の下につくシイラにキャストすると、シイラより先に海中から飛び出したマツダイを見ています。

それほどの魚がまた浜名湖に棲み、浜名湖の小型定置網にかかります。
そして浜名湖に多いマツダイはやはり幼魚から浜名湖にいて、まるで木の葉のように漂っているのです。

小さな木の葉のようなマツダイを見ることができました。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏市場の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!




 

おはよう!南浜名湖 8月29日 アマダイ・アカムツ揚がる舞阪漁港

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



晴れ渡る空にようよう鎮まった海、空の青が遠州灘の水平線まで染めています。シラス漁休漁の海にアマダイ・アカムツ漁が出漁しています。

9月からは水平線辺りの深海に網を曳く底曳き漁の出漁がはじまり、ますます魚種増える舞阪漁港です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すわずか幅200mの海道、ここが今切です。昨日までの波も見えないスッキリとした海が来たる秋を期待させてくれます。

暑さももう残暑、海の色も変わっていきます。



弁天島海浜公園の西端から新居(あらい)方面を臨みます。

浜名湖の弁天島は浜松方面から弁天大橋・中浜名橋・西浜名橋を渡る道、遠州灘の潮はそれぞれ一番・二番・三番とも呼ばれる橋や鉄橋の下を北へと注ぎ、また海へと流れ出していきます。

海と呼吸する浜名湖は潮の干満を利用して魚や生き物が行き来し育っています。来週にはまた台風がやってきます。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。




 

今期最大の浜名湖ドウマン登場!よらっせYUTO大将のおススメ

カテゴリー │☆海鮮野菜お土産「よらっせYUTO」



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が水揚げされる早朝の雄踏市場に今期最大の浜名湖ドウマンが揚がりました。手に入れたのは直接目利きして仕入れるよらっせYUTOの井口大将です。

「今年一番のドウマンが手にはいったヨ!」井口大将に巨大なツメの大ドウマンを見せていただきました。



浜名湖最大のカニ、浜名湖ドウマンは夏に巨大なツメを持つオスが多く水揚げされ、秋からはメスが獲れるようになります。

平均では600gから700gほどのドウマンですが大将が目利きしたこのドウマンはなんと1.2キロの今期最大のドウマンです。

ここで紹介する際、海老仙のみなさんや大将の許可をいただきこうして持って写真を撮ることがありますが、これほどとなると怖いほどの大きさと迫力です。

今期最大の浜名湖ドウマンはよらっせYUTOでご覧ください。(もちろん買えますよ)

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 よらっせYUTO井口大将 海老仙
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おはよう!南浜名湖 8月28日 遠州灘にシラス網曳く舞阪・新居漁港

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



8月もまもなく終わり、今年の夏は猛暑と相次ぐ台風の襲来で出漁が阻まれ続けました舞阪・新居漁港、昨日は好漁となりましたシラス漁が出漁しています。

活魚・鮮魚漁は火曜の定休漁日です。

赤鳥居の向こうに見えるシラス船は新居航路を行き、新居漁港にシラスを水揚げします。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すわずか幅200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

もうこの時間舞阪漁港から「ただいまシラス船が入りましたのでお知らせします」のアナウンスが弁天島にも聞こえています。

水揚げと共にはじまる競り、競り場から一早く運び出して運ぶ加工場は煮釜に火を入れてシラスを待ち、加工がはじまります。



弁天島海浜公園からシラス船が全て出漁した舞阪漁港を臨みます。

海を感じながら一日ビーチで楽しむ弁天島海浜公園も平日は静か、日除けの下を独占できそうです。
9月からは底曳き漁もはじまり、ますます魚種豊富になる舞阪、今切の波もおさまってきています。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。




 

舞阪の夏漁 美しいアマダイ揚がる

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は遠州灘の地魚が揚がる産地市場です。

舞阪の夏を代表するアマダイ漁が昨日に続いて出漁し、美しいアマダイを水揚げしています。

アマダイ漁は陸(おか)から見れば水平線辺りの沖で船の艫(とも:船尾)から降ろす長い綱の先に付けた三枚刺し網で砂底を曳き、穴を掘って棲むアマダイを刺し網にからめて獲っています。



かつて舞阪漁港漁徳丸の英治船長の漁に同行させていただいたことがあります

陸(おか)でも暑い夏、洋上の船の上は逃げることができない日射しの下となります。

深い海の底まで届いた太い綱(つな)を巻き上げ機で巻き、その先の網からアマダイを外しながらの間、全て日陰もない海の上。

アマダイ漁は夏との戦う漁師さんの産物でもあります。

夏の海から舞阪に揚がる美しいアマダイには産地の漁師さんの働きがあっての産物です。

今日の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」でご覧ください。

※取材協力:浜名漁協 
舞阪漁港市場のお魚さん




 

こんにちは!南浜名湖 8月27日 シラス漁再開・アマダイ漁の海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



続く台風や前線の通過で阻まれていた舞阪・新居漁港からシラス漁が出漁、夏シラスから秋シラスに移るこの時期の豊漁に期待があがっています。

遠州灘の波の影響を受けにくい浜名湖は静か、今朝は雄踏市場が開市、大潮に乗って秋エビのアカアシエビが豊かに水揚げされています。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

未だ今切には沖から続く白波が見えています。遠州灘の岸には広く白波が見えますがシラス船はその沖に網を曳いています。



久しぶりの出漁に舞阪漁港はからっぽ。秋はじまる舞阪にシラスが豊かに水揚げされますように。

そろそろ話題となる舞阪の大太鼓まつりの開催日は今年も旧暦の9月15日を守っています。今年は10月22日(月)23日(火)となります。
平日となっても変わらぬ開催です。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。