舞阪もちかつを市場の床を埋める豊漁

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



※写真は報神丸後藤船長の揚げた5キロオーバーのもちかつを

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は連休と浜松まつり直前の「舞阪もちかつを」の需要高まる産地市場です。

今期は今まで数艘の出漁であった舞阪もちかつを漁、今朝は15艘もが出漁、需要を満たす豊漁を果たしました。



数艘ならば市場に一気に並べて競るところ、次々ともちかつをを積んで凱旋するかつを船団に、先着順で競りがはじまります。

市場には舞阪もちかつを揚がる!の情報に多くの来場者で埋まり(競り列には近づけません)、仲買さんの落札を待っています。

連休前半の最終日の夜の宴に供される舞阪もちかつを、よくぞこの日にという豊かな水揚げとなりました。



今年の舞阪もちかつをは特別大きいものを除き2キロほどの大きさながら、丸々と太り爽やかな若い脂を持っています。身質がよく、もちろん硬直前のモチモチした身を持っています。

黒潮上で曳き縄をたぐり手にしたかつをの頭を船縁にぶつけて即締めして血抜きしてぶ厚いスポンジのベッドに凍らせず冷やして運ぶことで、硬直前のモチモチ状態を保つ舞阪もちかつを、漁師さんの扱いで傷なく美しいものが手に入ります。

そして手にいれたなら硬くなる前に今夜といわず夕方にも楽しみたい、まさに今日楽しみたいかつをです。

次々と競り、次々と並べられれば誰も総本数を数えられない、それほどの水揚げに沸いた舞阪漁港の午後でした。

舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

舞阪漁港市場のお魚さん




 

浜名湖のわらび餅 モンコウイカの産卵はじまる

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる早朝の鷲津市場の生け簀の側で今年もこれを見つけ。漁師さんに見せていただきました。

まるで「わらびー餅、わらびー餅、早く来ないといっちゃうよー」の売り声でお馴染み、わらび餅に似たこれはモンコウイカの卵です。

モンコウイカやコウイカは遠州灘から浜名湖に泳ぎ入り、藻場(アマモなど海草の林)などに産卵にやってきます。この卵一個に一パイのイカの赤ちゃんが育ちます。
※連休の磯遊び、藻場がありましたら探してみてください。観察したら海に還してあげてください。



イカといえばスルメイカなどの形を思い出しますが、浜名湖では産卵にやってくる胴が長く脚が短いモンコウイカがほとんど、卵は初夏に孵化して小さなイカが生まれ浜名湖で育ち、また海を目指していきます。

浜名湖のわらび餅のようなモンコウイカの卵の季節、浜名湖は多くの生き物を育む海でもあるのです。

浜名湖の市場の水揚げ状況はこちらをご覧ください。

※取材協力:浜名漁協鷲津支所 鷲津市場の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!
鷲津市場のお魚さん


 

おはよう!南浜名湖 4月30日 舞阪もちかつを漁に10艘か 舞阪漁港フル出漁の海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



青い空が水平線まで海を青く染めるおだやかな朝、舞阪漁港から舞阪もちかつを漁に10艘もの船が出漁中と聞いています。

好漁続くシラス漁をはじめ活マダイのタイ網漁、話題の遠州灘天然ハモを獲る底曳き漁などフル出漁の海が広がっています。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すわずか200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

見渡す浜名湖のどの岸からも浮かぶボートからも釣り竿を出して楽しむ連休の海、この後の時間に今切を抜けてまずはシラス船が水揚げに戻ってきます。

午後にはもちかつををはじめ多くの魚が水揚げされる舞阪漁港が今日は賑わいそうです。



もうこの時間、赤鳥居を臨む弁天島海浜公園は海を楽しむ人で賑わいはじめています。一日410円で海覗きをする、足を海につけて遊ぶ、釣りを楽しむなど海を感じて楽しむことができる公園には多くの日よけテントなどが整備されています。

豊かな海の幸が揃い、味を競うしらす干しなど南浜名湖の食もお楽しみください。

浜名湖の幸・舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。




 

静岡新聞掲載 海老仙の遠州灘天然ハモを使った新たな名物鱧カバ丼への取り組み

カテゴリー │遠州灘天然鱧カバ丼



大きな画像でご覧いただけます。

舞阪に揚がる遠州灘天然ハモ(鱧)を使って新しい名物をつくる。

昨日静岡新聞に掲載された「遠州灘のハモかば焼き丼に」で紹介された海老仙の取り組みを、4月17日開催された6次産業化の成果報告会に出席して聞いておりました。

静岡新聞に掲載された記事「6次産業化けの成果報告」を転載して紹介させていただきます。



浜松市などは17日、農林漁業と工業、商業を組み合わせた6次産業化の推進を目的とした「未来を拓(ひら)く農林漁業フォーラム」を浜松商工会議所で開いた。

市が加工品や機能性食品の開発といった6次産業化の取り組みに補助する「新たな事業創出・育成事業」の募集を16日から始めたことに合わせ開催した。



2017年度に補助金を請けた事業者が成果を発表。海老仙(西区)は遠州灘のハモを使った「鱧カバ丼」を新たな名物にするため、骨を取り除く作業を省力化できる「ハモ切り機」「中骨取り開き機」を導入したことを紹介した。

WOOD(中区)はブルーベリーを冷蔵管理することで年2回の収穫と出荷増量を目指した事業を説明した。

浜松農商工連携研究会の事務局を担う浜松商工会議所の長山訓大係長は、6次産業化でヒット商品の創出を目指す「はままつプレミアム」の加工食品として次郎柿を使ったジャムやセルリーの和風ジュレなどを紹介した。(浜松総局・瀬畠義孝)




 

浜名湖のモンコウイカあるよう!よらっせYUTO井口大将のオススメ

カテゴリー │☆海鮮野菜お土産「よらっせYUTO」



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる早朝の鷲津市場で目利きする「よらっせYUTO」の井口大将にモンコウイカを見せていただきました。

今日は休漁日のため舞阪漁港の幸の水揚げはありませんが、浜名湖の幸だけでなく今年も舞阪もちかつをを販売する大将。

一昨日は10本ものもちかつをを捌いて販売しています。※もちかつを水揚げ日にはよらっせYUTOのFacebookにご注目!



「浜名湖のモンコウイカ揃ったヨ!」、大将が鷲津で目利きしたのは浜名湖に泳ぎ入るモンコウイカです。
この時期遠州灘から浜名湖へ産卵にやってくるモンコウイカが浜名湖の名物ともなっています。

大きくてやわらかいモンコウイカ、よらっせYUTOで手に入れてください。



もうひとつの大将のオススメはこの時期だけ浜名湖の市場に水揚げされるアユゴ(稚アユ)です。

川で孵化した稚アユは海である浜名湖で育ち、大きくなれば川へと遡上していきます。この時期だけ水揚げされるアユゴは香りよく、天ぷらやかき揚げなどで楽しむことができます。

浜名湖への行楽の行き帰り、浜名湖・舞阪の幸+地産野菜のよらっせYUTOでお買い物ください。

※取材協力:浜名漁協鷲津支所 よらっせYUTO井口大将
鷲津市場のお魚さん

よらっせYUTOの記事はこちらから
よらっせYUTO




 

おはよう!南浜名湖 4月29日 舞阪魚市場休市日 釣りの海広がる

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



弁天島の中心に立つ赤鳥居は朝陽を浴びてまぶしい赤に輝やいています。連休が始まった南浜名湖はまさに釣りの海、遠州灘に漁する舞阪漁港のシラス漁・活魚・鮮魚漁は本日年間予定で決められた休日。

海を休め・体をやすめる静かな朝となりました。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すわずか幅200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

日曜日は釣りの海、多くの釣りボートが遠州灘へと挑戦していきます。



弁天島海浜公園も初夏を感ずる陽気、風のない静かな朝にもう散策する人の姿、海覗きをしながら遊ぶ子供たちの声が聞こえています。
有料駐車場は一日410円、多くの日よけやテントが整備された海辺の公園で楽しむ連休の朝です。

今朝は浜名湖鷲津市場が開市、8:00からの競りが賑わいそうです。そんな様子もお伝えいたします。

シラス豊漁で多くのしらす干しの名店が味を競う品揃えとなっています。お買い物ください。



 

浜名湖のサヨリはお産の季節

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

遠州灘に漁する舞阪の漁師さんの獲るサヨリは2月15日に解禁する春告げ漁、4月10日に漁期を終えた頃から浜名湖に泳ぎ入ったサヨリが浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」にかかるようになります。

この季節はサヨリの産卵の季節、今朝の雄踏市場に揚がったサヨリはお腹の辺りに卵の塊が見えています。



浜名湖に泳ぎ入り育ったサヨリは浜名湖の豊富な藻場などに卵を産みます。

エサが豊富で静かな浜名湖はサヨリだけでなくモンコウイカやアオリイカなどのイカ、マダコなどさまざまな生き物が産卵し、孵化した子が育つ海でもあります。

浜名湖は幼魚の育ての海、季節替わりでさまざまな魚・カニ・エビなどの成長が見られるところです。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

雄踏港市場のお魚さん



 

おはよう!南浜名湖 4月28日 風の海に網曳くシラス船

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



陸(おか)ではそよ風でも海の上は風の海、豊漁続く舞阪シラス漁は今日も風の海に出漁、この時間に舞阪しらす親分一家こと丸昌(まるまさ)河合商店のみなさんが漁模様を教えてくれます。午前遅くから舞阪漁港が賑わいそうです。

活魚・鮮魚漁は土曜の休漁日、昨日200本を水揚げした舞阪もちかつを漁も今日は休漁です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すわずか幅200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

海とつながることで潮の干満を利用して行き来する魚やカニ、エビなど、浜名湖は海の魚の稚魚が育つ海でもあります。
浜名湖の市場では早くも初夏の風物詩、エビすき漁がはじまりサイマキと呼ぶクルマエビの水揚げが始まりました。

エビすき漁とは浜名湖の夜、干潮で海へと潮が流れ出す時間に船に灯りを点して潮に乗って海を目指すエビをすくう漁のこと、海につながる浜名湖ならではの伝統漁(許可漁)のひとつです。



今切にズームしてみましょう。風が波頭を飛ばす白兎状態の海でシラス船が網を曳いています。
今期は解禁から豊かなシラス漁、舞阪の景気をあげる漁が風波の中で続いています。

舞阪が全国に誇るしらす干しが販売されています。浜名湖へのお出かけの際にお買いください。




 

舞阪漁港に3.5キロを頭に200本の舞阪もちかつを揚がる

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は、遠い黒潮から丁寧な扱いで運び、モチモチ食感を楽しむ舞阪もちかつをが水揚げされる季節を迎えています。

今までの数艘の出漁から今日は8艘まで出漁が増えたもちかつを船団はまだ朝とはとてもいえない時間に出漁します。

かつをが行く遠い黒潮まで遠征し、曳き縄竿を腕のように船から広げ、バケと呼ぶ疑似餌をつけた幾本もの曳き縄を曳いてかつをを誘います。

高速で泳ぐかつをが喰えば曳き縄を手でたぐってかつをを揚げ、船縁に頭を打ち付けて即締めし、ぶ厚いスポンジを敷いたカンコウ(保冷庫)に凍らせず、冷やしながら運びます。

死語硬直する前のやわらかいままのかつを、それが舞阪もちかつをです。



こちらは舞阪漁港の計量場、もちかつをを水揚げした漁師さんは近い大きさのかつををひと組として計量、総重量を札を受け取ります。

扱いがよいことから傷なく美しいかつをの登場に、仲買さんをはじめ落札後に急いで持ち帰ろうと多くの料理人さんが回りを囲み目利きしています。



その美しさも目利きされる舞阪もちかつをは浜名漁協のスタッフが海水で洗い清めた床に並べられます。

計量時に近い大きさ別にしたとおり、大きい(重い)順に横に一列に並べて札が置かれる列となります。

競り(入札)はこの一列ごとにキロ単位の価格で競われます。

連休を前に浜松まつりを前にもちかつをが、タイ網漁が、シラス漁がと全ての漁が豊かな水揚げとなった舞阪に勢いが上がっています。

舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協 
舞阪漁港市場のお魚さん




 

浜名湖に棲む小さな竜 タツノオトシゴはウォットへ

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚や生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる早朝の雄踏市場に浜名湖に棲む小さな竜たちがやってきました。

浜名湖の漁師さんは網にかかった珍しい生き物を、浜名湖の生き物を見せてくれる小さな水族館ウォット(浜名湖体験学習施設ウォット)に寄贈しようと市場に備えた寄贈生け簀へと放ちます。(その後でウォットのみなさんが回収されます)



浜名湖には藻場(海草のアマモなどの林)が多くあり、タツノオトシゴなど海の小さな生き物たちが棲み育っています。

浜名湖の漁師さんたちは豊かな浜名湖を紹介したいと、寄贈に協力しています。
浜名湖の生き物は弁天島の渚園にありますウォットでご覧ください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏市場の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!
浜名湖体験学習施設ウォット