浜名湖あさりを守り復活を目指す ウンナイ採り

カテゴリー │ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)



南浜名湖は海の産地、浜名湖の二大漁業(しらす・あさり)のひとつ
浜名湖あさり漁は今年は不漁となっていますが、浜名湖のあさりを
守るために食害する貝を駆除する通称「ウンナイ採り」が今朝(6/1)
浜名湖全域で行われました。

ウンナイ獲りは「ツメタガイの卵塊駆除」のこと、毎年この時期に卵を
生むツメタガイは、あさりを包み殻に穴をあけて食べてしまう巻き貝、
その卵を広いあつめて駆除するのがウンナイ獲りです。

早朝より集合場所に集まった船が担当する海域へと向かいます。



参加したのは浜名湖全域(新居・鷲津・入出・気賀・村櫛・舞阪・雄踏
白州などの採貝組合員のみなさん、それぞれに割り当てられた海域
に降りて湖底の卵塊を集めていきます。

採貝漁者はあさりを採るだけでなく、こうして天敵の駆除を毎年数回、
力を合わせて行っています。



この時期に見られる通称「砂茶碗」が、ツメタガイの卵塊です。
茶碗を伏せたような形のこの卵の塊から1万以上の稚貝が生まれると
いいますから、駆除に力が入ります。



浜名湖全域で行われた卵塊採りの集積所は村櫛漁港内のある通称
貝置き場、あさりの水揚げ場が今日は卵塊の集荷場となりました。

あさりの復活と保護に取り組む浜名漁協のみなさん、浜名漁協採貝
組合連合会のみなさんの活躍を、数回に渡りレポートいたします。

ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)

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浜名湖ウンナイ採り 全あさり漁師の力合わせて

カテゴリー │ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)



南浜名湖は海の産地、浜名湖のあさり漁(採貝漁)は海を守り、あ
さりの生育環境を整えながら行われています。

6月1日早朝より行われた浜名漁協採貝組合連合会(山本兼三会
長)のみなさんの通称ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)をレポート
しています。

村櫛港内貝置き場(あさり水揚げ場)に浜名湖全域から、ウンナイ
の卵塊を満載した船がやってきます。
ウンナイとはツメタガイのこと、あさりを包みこみ穴を開けて食べて
しまう食害をする貝、この時期にその卵塊を産みつけます。



今年は不漁の浜名湖あさりの復活を目指すのは、採貝組合のみな
さん、浜名漁協、浜松市の願い、ウンナイ採りをした船の一艘から
陣頭指揮に立つ吉村浜名漁協組合長、浜名湖活性事業に活躍され
ている浜松市農林水産政策課の齋藤さんらが降り立ちます。



集めてきた卵塊を入れた袋は1袋でも10キロほど、ひとつひとつは軽
いものでも、採貝漁のみなさんが浜名湖のあさりを守ろうとする力が
合わさればこれほどの重さにもなるのです。



浜名漁協の中でも最も漁種別では最大の人数が属する採貝漁のみ
なさんの願いはひとつ、浜名湖を守り再び豊漁の海に戻すことです。
いつもは事務所や市場で出会う浜名漁協のみなさんも勢揃いで参加
されていました。



一人ひとりの願いがこめられて集められたツメタガイの卵塊は集積所
に積まれていきます。
ひとつの卵塊から1万ものあさりを食害する稚貝が生まれる。
稼ぎを休み、仲間と力を合わせて浜名湖を守る事業がウンナイ採り、
その袋と心を受け取り積み上げてゆく組合長の姿を見ることができま
した。

明日もこの続きをレポートいたします。

ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)

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浜名湖あさりを守るウンナイ採り

カテゴリー │ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)



南浜名湖は海の産地、豊かな浜名湖を育て守る活動がさまざまに
行われています。

週末6月1日に浜名漁協採貝組合連合会(山本兼三会長)が浜名湖
全域の組合員の力を合わせて行ったのはあさりを食害する「ツメタガ
イ」の卵塊駆除、通称ウンナイ採りです。

ツメタガイは浜名湖の砂底に住む巻き貝、あさりを包み殻に穴を開け
て食べてしまう貝ですが、その産卵時期である今、「砂茶碗」と呼ば
れる卵塊を採り駆除します。
毎年数度行われる駆除が効果をあげています。



浜名湖では最大の人数の漁師さんが採貝漁を行っていますが、駆除
の日は新居・鷲津・入出・気賀・村櫛・舞阪・白洲・雄踏支所のそれぞ
れが分担区域を決めて一斉に卵塊を広い集め、村櫛港内の貝揚げ場
に集めます。



これがツメタガイの卵塊、通称「砂茶碗」です。
砂を粘液で固め、まるで茶碗を伏せたような姿となった卵塊の中には
1万以上の卵が含まれています。
これを駆除することで、あさりの成長を守るのです。



村櫛港の集積所には、各地の漁師さんが力を合わせて集めた卵塊が
積まれていきます。
今年はあさりの不漁で採貝漁の漁師さんの収益は減っていますが、
今年も浜名湖の将来を守るこの活動が全員参加で行われました。



浜名湖の二大漁業はしらすとアサリ、不漁の年だからこそ力を合わせて
続けている採貝漁の漁師さんたちの取り組みを見せていただきました。

次回は最終回、積み上げられ駆除される卵塊の山の前で、山本会長に
ウンナイにも敵があることを教えていただきました。

ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)

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浜名湖ウンナイ採り あさりを守る1.175トンの成果

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南浜名湖は海の産地、浜名湖の二大漁業のひとつ、あさり漁は今年
不漁となっていますが、浜名湖のあさりを食害するウンナイ(ツメタガイ)
の産卵期に行うウンナイ採りが6月1日に行われました。

浜名漁協採貝組合連合会(山本兼三会長)が全浜名湖の組合員と共に
行うウンナイ採りはツメタガイの卵塊を駆除するもの、浜名湖に降りてひ
とつづつ拾う卵塊を集めて処理をしています。



陣頭指揮にあたった山本会長と浜名漁協吉村組合長と話します。
各支所に卵塊駆除場所を指定して行っています。
新居支所は新幹線、鷲津・入出・気賀支所は赤玉・B操業制限区域、
村櫛支所はA航路、本所は和田・浮見堂・渚園西・A航路、白洲支所は
北の瀬、雄踏支所は潮ヤなどを担当します。



ウンナイの卵塊は生まれると三週間ほどで孵化します。
ひとつの卵塊から1万匹ほども生まれるというウンナイにも天敵があり、
浜名湖に棲む小さな巻き貝が、孵化した稚貝に群がっていますと教えて
いただきました。



今回の駆除で集められた卵塊は1.175トンもの量となり、産廃として処分
されます。
浜名漁協・採貝組合連合貝の取り組みは、浜名湖を育て守る事業として
広く支持されています。
不漁の年にも例年どおり浜名湖を守るウンナイ採りは将来の豊漁を目指
す作業のひとつとして取材させていただきました。

ウンナイ採り(ツメタガイ卵塊駆除)

※取材協力:浜名漁協 浜名漁協採貝組合連合会

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浜名湖のアサリを護る うんない採りで947kgの卵塊駆除

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浜名湖は海の産地、しらす漁と共に二大漁業と呼ばれる浜名湖のアサリ漁は就業漁師さんの最も多い漁業です。

毎年アサリ漁師さんの組合「浜名漁協採貝組合連合会」は、浜名湖全域のアサリ漁師さんが参加して「うんない採り」を行っています。

今朝行われた「うんない採り」はアサリを食害するツメタガイの卵塊を拾い集め駆除する活動です。



うんないとはツメタガイのこと、アサリに穴を開けて食害するツメタガイはこの時期にまるで茶碗を伏せたような「砂茶碗」と呼ばれる卵塊を産みます。

これを採貝漁師さんが力を合わせて拾い集めて産廃として捨て、アサリを保護しています。



卵塊やツメタガイが集められたのは村櫛にある浜名漁協アサリ集荷場、浜名湖全域の分担地域で満載のうんない採りした船が集まります。

うんない採りをした漁師さんは担当海域外も見回り、卵塊の多い海域を報告し次回駆除作業の目標を伝えています。



浜名漁協の職員さんが駆除地域と集めたうんないの計量をし、状況を聞いています。

浜名湖のアサリを護り、将来をつくる漁師さんの活動はアサリ漁師さん全員が参加する活動に育っています。



集められた卵塊とツメタガイはなんと947kg、砂茶碗一個に数万ともいわれるツメタガイの卵が山詰みとなりました。

砂茶碗はこの時期、潮干狩りの瀬でもよく見つかります。

潮干狩りで見つけたら、潮がこない陸に捨て、浜名湖のアサリを護る活動にご協力ください。

うんない駆除に参加された浜名漁協の吉村理利組合長に面白い話を聞きました。これも後の記事で報告いたします。

※取材協力:浜名漁協 浜名漁協採貝組合連合会
うんない採り(ツメタガイ卵塊駆除)
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