8/3 弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



南浜名湖弁天島前の海は、小魚や海の生き物たちのゆりかごとな
って多くの生き物を育てています。

弁天島の潮干狩りの経験がある方は、海に生える海草「アマモ」の
間の貝を採ったことがあるでしょう。

アマモ場はカニの仲間、タツノオトシゴ類、ハゼやヤドカリ、小さなエ
ビ類が育つの大切な場所、アマモは海をきれにしてくれるフィルター
役も担っているのです。

海の自然を守り、育てるNPO「はまなこ里海の会」のみなさんが8月
3日に「浜名湖アマモ場観察&ガザミ放流会」を開催し、参加者を募
集しています。

※募集要項はPDFでこちらからご覧いただけます。



時間は8月3日13:00よりアマモ場観察(開始30分前に受付)
15:00よりガザミ放流会を行います。

場所はおなじみJR弁天島駅から徒歩3分、あの赤鳥居のある弁天島
海浜公園の潮干狩り桟橋です。

アマモ場観察は定員30名ですから、事前予約要、お早目にお申し込
みください。
E-mail:satoumi@haanagyokyo.jp
申し込み直通ダイヤルは:080-3633-4946(窪田さん)



渡船で渡る潮干狩りの瀬「いかり瀬」がアマモ観察会の会場、潮干狩り
スタイルでビーチサンダル・水着など濡れてもよい服装で出かけましょう。



はまなこ里海の会の鈴木理事長は浜名湖や海をよく知る漁師さん、鈴
木さんが持っているのがガザミ(ササガニ=ワタリガニ)です。

浜名湖の自然を守り、豊かな生き物の棲む浜名湖を育て守る「はまなこ
里海の会」の活動にご参加ください。

詳しくはPDFで要綱をご覧ください。



 

我ら海を学び守る子!弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



「浜名湖のアマモ場は魚や小さな生き物たちのゆりかごである」

弁天島の向かいの瀬は潮干狩り場として楽しまれていますが、浅
い海の中で揺れるアマモの林はアサリだけでなく、多くの生き物を
育てています。

今日は「NPOはまなこ里海の会」の窪田事務局長に海の生き物を
教えていただく「弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会」に参加させ
ていただきました。

弁天島遊船組合のみなさんの船で、赤鳥居のある瀬に渡り、まず
は海の生き物を学ぼう!エイエイオー!と海の小さな冒険仲間で
記念写真を撮りました。



普段は弁天島側から眺める赤鳥居の瀬は広いひろいアマモの生育
地となっています。
潮が満ちれば海の底となる海のゆりかごは、魚や海の生きものたち
の産卵場となり、育つところとなっています。



窪田先生からまずはアマモの種類を学びます。
干潮になれば顔を出してしまう浅い瀬に広がるのはコアマモ、これは
干潮の瀬でも生きられるアマモです。

そして数十センチの長い葉を持つのがアマモ、これは干潮でも潮が引
かないところに生えています。

アマモの林の中は大きな魚も近寄れない小魚や貝やカニなど海の生
き物が棲んでいます。
窪田先生から借りたタモ網を持って子供たちが、今日は子供に戻った
大人たちがアマモ場をすくいはじめます。

「これなーに」とあちこちから声がかかり歓声が聞こえます。
アマモ場観察会の様子は何回かに分けてお伝えいたします。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会



 

弁天島アマモ場観察会 海の生き物たち

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



NPOはまなこ里海の会は、浜名湖の自然を守り、海の生き物が豊
かに育つ海を次世代につなげようと活動する団体です。

昨日開催された「弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会」に同行させ
ていただきました。

弁天島から弁天島遊船組合の船で赤鳥居のある瀬に渡った観察会
のメンバーは海や海の生き物が大好きな子供たちとそのご家族です。

広いひろいアマモの茂る瀬を歩けば、足元にたくさんの生き物を見つ
けることができます。



長い葉を持つアマモが揺れています。
観察会を指導いただいた窪田先生から、アマモの別名を教えていた
だきました。

アマモはとても長い別名を持っています。
「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ(龍宮の乙姫の元結の切
り外し)という」

アマモが潮に揺れているさまは、乙姫さまの長いまとめ髪をほどいた
ようだという例えの別名をつけられています。

アマモの写真を撮っていると窪田先生が発見をします。



「みんな来てごらん」

先生が指さすアマモにはなにやら大きな卵のようなものがついていま
す。これはなんとイカ(コウイカ類)が産み付けた卵なのだそうです。

初夏に岸近くて釣れるというあのコウイカはアマモにも卵を産んでいた
のです。



足元で動く大きな貝を拾えばこんなヤドカリが入っています。
弁天島のアマモ場で生き物を探しながら、ここに卵を産み、海がゆりか
ごとなって多くの生き物を育てていることを学ぶのです。

アマモ場観察会の仲間は、小さな弁天島の海の探検隊。タモ網でアマ
モの中をかきまぜれば面白い生き物がとれてきます。
それはまた次回のお楽しみです。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会



 

弁天島アマモ場観察会 アマモの林の宝物

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



「さあアマモの林をすくってごらん!」

NPOはまなこ里海の会の「弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会
に参加した子供たちが元気にタモ網ですくいはじめます。

そっと歩いただけでも足元の浅瀬に広がるアマモの林からピンピ
ンと小魚たちが泳ぎ出しています。
案内の窪田先生に習って、アマモの林を走ってすくいます。

その網の中に小さな宝石たちが跳ねています。



観察は親子一組でおこないます。
タモ網の中で跳ねる宝石たちはこうして透明なボウルの中で観察
するのです。

最初はヤドカリや小さなカニから、次第に小さな魚たちも網に入る
ようになります。



「珍しいものが入りました!」
子供たちが呼べば窪田先生が海の生き物を解説してくれます。

「これはヨウジウオだよ、タツノオトシゴの仲間なんだ」

弁天島のアマモ場に大きな歓声があがります。



アマモ場にはたくさんの海草が生えています。
大きなアオサを採ってくれば、アマモと同じ海の生き物のゆりか
ごなのです。

さて何が見つかるでしょうね。子供たちは夢中になっています。
そしてかつての子供だった私たちも夢中になるのです。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会



 

弁天島アマモ場観察会 アオサに棲む魚たち

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



8月3日にNPOはまなこ里海の会のみなさんが開催した「「弁天島
アマモ場観察&ガザミ放流会
」の同行記は続きます。

弁天島の向かいの瀬「いかり瀬」前に広がるアマモ場は浜名湖の
海の生き物のゆりかご、そこで小さな生き物たちを見つけます。

子供たちが海からすくいあげた大きな緑の海草は「アオサ」です。
アオサをたんねんに調べればさまざまな小さな生き物が見つかり
ます。



小さなフグが見つかりました。
早速、海の生き物の達人窪田先生に解説していただきましたが、
あそび隊はその名を聞き漏らしてしまいました。
とても珍しいフグが、アマモ場で成長しているのです。



先生の解説は続きます。
浜名湖は海とつながり、さまざまな生き物が育ち、棲んでいますが、
もともと浜名湖にはいなかった種も見つかることがあります。

先生の持つサルボウ貝もそのひとつ、九州など南方の貝が浜名湖
でも見つかるようになっているそうです。

生物の広がりは人によって持ち込まれたものも多く、浜名湖固有の
種をおびやかすこともあるそうです。
美しい環境を残すには、浜名湖固有の種のみを特定することも必要
なのだと教えていただきました。



瀬には先生が運んできてくれた大きな水槽が置かれています。
生き物を観察したら海に帰してあげようと、ブクブクがついているこの
水槽の中にみんなが見つけた浜名湖の宝物が泳いでいます。

まだまだ見つかるアマモ場の生き物たち、次回をお楽しみに。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会



 

弁天島アマモ場観察会 海に咲く花は貝の卵

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



浜名湖の自然を守り育てよう。
NPOはまなこ里海の会は、漁業の場であり釣りを楽しむ場である
恵み豊かな私たちの浜名湖を紹介する活動を行っています。

8月3日に開催された「「弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会」の同
行記は続きます。

「珍しいものが見つかったよ」 案内の窪田先生の声にみんなが集
まります。



里海の会が用意したタモ網で足元のアマモ場をすくって発見した珍
しいものは先生が用意したブクブク(酸素供給器)入りの水槽に集
められます。

小さな魚がいれば、貝がいます、中には何かわからないものもある
のです。



先生が見せてくれたのは、まるで房を持つ花のようなひとかたまりの
ものでした。

「これは貝の卵なんだよ、海のユリとも呼ばれているんだよ」

足元の海からこんな海の不思議が見つかったのです。

「アマモ場は干潮のこの時間からやがて海の底になるんだよ。そこへ
さまざまな貝や大きな魚もやってきて卵を産むんだ、それがアマモに
守られて育ち、浜名湖ややがて広い海に出てゆくんだよ」

弁天島のアマモ場は海の生き物の卵が育つ場だとわかりました。
そして私たちは小さな魚もたくさん見つけたのです。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会



 

弁天島アマモ場観察会 小さな魚の親が来るところ

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



浜名湖弁天島の瀬に広がるアマモ場は、海の生き物のゆりかご
だ!

8月3日にNPOはまなこ里海の会が開催しました「弁天島アマモ
場観察&ガザミ放流会
」の同行記は続きます。

足元の浅い海には長いアマモが繁っています。
その中をタモ網ですくって歩けばさまざまな小魚たちを発見する
ことができます。

「ハオコゼ」です。カサゴのような赤い色を持つこのオコゼ類の魚
は背ビレに毒をもつ魚、観察会ではこんな学びもあるのです。



干潮になれば浅い瀬も満潮となれば海の下、ここに遠州灘から
浜名湖から大きな魚や、親の貝が集まり卵を産み付けます。
そして大きな魚に食べられにくいアマモの間で海の小さな生き物
たちは育っているのです。



小さなカワハギ類の子が見つかりました。
小さな魚を見つければ、その魚の親たちが育つ環境を知ることが
できます。
意外なほど多くの魚や貝やカニが育つ豊かの海「浜名湖」を守ろう
という意識も育つのです。



さあ!弁天島海浜公園に戻ります。
観察会に続き「ガザミの放流会」が開催されます。

浜名湖で、遠州灘で獲れる名産のおいしいカニ「ガザミ」をこの海
で育てましょう。そしてまた観察会で再会しましょう。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会



 

はまなこ里海の会 ガザミ放流会

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



浜名湖は守り育てる海、「NPOはまなこ里海の会」は8月3日に開催
しました「弁天島アマモ場観察&ガザミ放流会」はアマモ場観察会を
終え、弁天島海浜公園のガザミ放流会に移ります。

NPOはまなこ里海の会と浜名漁協は、浜名湖の名産のカニ「ガザミ」
を育て豊かな海を次世代に残す活動をしています。

浜名湖で獲れた親ガニの卵を孵化させ育て、また浜名湖に放ち育て
る事業の今日は放流の日、地元の子供たちも参加しています。



放流する稚ガニはまだ1センチ~2センチほどの小さなもの、カニは成
長が早い生き物で、やがて浜名湖で育ち、大きくなると今切をこえて
遠州灘に出ていきます。そしてさらに大きく育つのです。



こちらはかつて舞阪港で「カニのつかみ方講座」で教えていただいた
はまなこ里海の会理事長の鈴木邦夫さん。
小さなカニはこんなに大きく育つのです。

里海の会は、海を守り育てる主旨に賛同して多くの漁師さんが参加し
ています。理事長さんの鈴木さんももちろん漁師さんです。

浜名湖で育て小さなガザミたち!
この後小さなバケツで配られたガザミを海に放ちます。

※取材協力:NPOはまなこ里海の会



 

はまなこ里海の会 ガザミの里海へ

カテゴリー │アマモ場観察・ガザミ放流会



NPOはまなこ里海の会は、私たちの暮らしの場である浜名湖を
守り育てる活動をしています。

8月3日に開催された「弁天島アマモ観察&ガザミ放流会」の同
行記はいよいよガザミ放流がはじまります。

小さなガザミたちを入れたバケツを持って弁天島の海に放流す
るのは子供たちです。アマモ観察会に参加した子供、弁天島海
浜公園に遊びに来ていた子供たちも一緒に参加します。



弁天島海浜公園には、ビーチのほかこのように親水階段があり、
海に降りることができます。

「すべらないように気をつけて」と里海の会のみなさんに守られな
がら子供たちがガザミのバケツを運びます。
小さなちいさな子供たちも、ガザミを放ち、育つお手伝いのひとり
です。



浜名湖で獲れたガザミ(ササガニ=ワタリガニ)の卵からかえった
稚ガニはまだこんなに小さいカニです。
浜名湖で生まれ育ち、またこの豊かな海で育つカニたちは私たち
の心も育ててくれます。

そして里海としてまた私たちはこのカニをいただく循環を続けてい
きたいと思います。



浜名湖は暮らしの海だから里海、私たちが育てた資源が私たちが
愛する浜名湖を豊かにすることでしょう。

浜名湖のアマモ場で育つ多くの生き物たち、またこの海に放たれ
きっとアマモ場で育つカニたち。
NPOはまなこ里海の会の活動を通じて、次に受け継いでゆく自然
を私たちこそが育てるのだと知ることができました。

NPOはまなこ里海の会、次の活動は8月24日(金)13:00より
地引網&マダイ5千匹放流会!!
詳しくはこちらをご覧ください

※取材協力:NPOはまなこ里海の会