舞阪港 新星丸 アンコウ

カテゴリー │☆舞阪港の鮮魚店



大きな頭にたくさんの鋭い歯が並んだ口をクワッとあける魚、舞阪
港の冬に揚がるアンコウです。

吊るし切りで身や大切なキモを切り取り、余すところがないと言わ
れるアンコウは舞阪港の新星丸が昨年の最終日28日に市場に水
揚げしたものです。



活魚の鯛を獲る鯛網漁で獲れたアンコウは、カンコウ(船の生け簀)
に入れられて着き、大ダモですくいあげられます。
活き鯛が港に着けば船の横で競りがはじまります。
鮮度を大切に活魚として出荷されてゆくからです。



一枚目にもあったように、アンコウはその目の上に触覚を持ち、その
先に白い吹き流しのようなものを持っています。
深い海の底に潜むアンコウは、この「チョウチン」を振っては小魚のよ
うに見せかけ、エサだと思って近づく魚をひと呑みにするのです。

活きているアンコウはその大口がとても危険なもの、クワッと口を開け
て威嚇するのです。

※取材協力:浜名漁協 新星丸