浜名湖雄踏市場 サイマキエビの季節はじまる

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖はカニやエビの海、これからの季節育ちながらさまざまなエビが水揚げされます。

写真上は浜名湖特産のサイマキ、サイマキとはクルマエビのこと「細巻」と書くのは小型であることから、浜名湖から海に泳ぎ出したサイマキは大きなクルマエビに育ちます。

上のクルマエビは夏までに水揚げが盛りとなり、お盆頃から下のエビ、ボソことヨシエビに水揚げを譲ります。



4月1日の浜名湖の漁期はじまりから育ちながら水揚げされるアユゴことアユの稚魚(浜名湖では湖アユ)が人気を集めています。

育てばやがて浜名湖に流れ入る川を遡上してゆくアユ、秋には落ちアユとして大きく育ったものが水揚げされます。

季節替わりで登場し育つ浜名湖の幸にご注目ください。

南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港しらす漁の勢い シラス船団シロコ船

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海に繋がる浜名湖の最南端の舞阪・新居漁港は全国に誇るシラスの水揚げ港です。

今年度の漁は3月21日に始まり水揚げがはじまっています。
時に大漁となるシラス漁、舞阪ではこれを「大獲れ(おおどれ)」と呼び景気を上げています。

早朝出漁、日の出操業したシラス船が満載のシラスを積んで遠州灘と浜名湖を結ぶ今切に凱旋します。



この写真を提供いただいたのが舞阪海幸彦さん、かつて遠州舞阪しらす船などの連載写真を担当されています。

※遠州舞阪しらす船
https://shlakers.hamazo.tv/c586882.html

満載のシラスを積んで凱旋するシラス船を舞阪ではシロコ船と呼んでいます。



浜名湖から遠州灘に長く突き出す今切堤防は釣り師が並ぶ釣り場、その前を舞阪、新居へと向かうシロコ船が通り抜けていきます。

大漁の海は二度三度の漁に向かう海、遠州灘から凱旋する船の船尾では次の漁に備えて網を洗う乗り子(乗り組む漁師さん)が働きます。

早くも一度目の水揚げを終えて再び海へと向かう船も網を洗い清めて海へと挑戦していきます。

大獲れの活気が舞阪の景気をあげ即日加工のしらす干しが全国へと運ばれていきます。舞阪のシラス船団の活躍を紹介してきます。

※南浜名湖あそび隊!



 

アカザエビはイセエビを凌ぐ舞阪底曳き漁の高級エビ 

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浜名湖・遠州灘のエビ

南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今やアカザエビといえばイセエビを凌ぐ人気、深海エビであるアカザエビの水揚げされる産地では海鮮のおススメとして紹介されています。



遠州灘への底曳き漁を持つ舞阪も同じ、最高級エビとして扱われています。

舞阪市場で扱われるアカザエビは市場名を「テナガエビ」、「テナガ」と呼ばれます。あの川エビのテナガエビと同じ呼び方ですが舞阪ではアカザエビのことです。

アカザエビの主な水揚げは例年9月1日から翌年5月15日までの底曳き漁での水揚げです。

真っ黒なサングラスをかけたようなギャング顔に独特の姿、人気急上昇の舞阪の高級エビです。

南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港 ギシギシッ 全身樹脂製を思わせるマツカサウオ

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

シラス漁、活マダイ漁、底曳き漁に沿岸刺し網漁と水揚げ豊かなな舞阪漁港は広く遠州灘の幸が水揚げされています。

その網には珍しい魚がかかることがあります。

金色の樹脂製を思わせる鱗に覆われたこの魚はその名もマツカサウオです。



黒のふちどりを持つ鱗模様は実際にも鱗、ところが分厚くまるで樹脂製を思わせ、活きているものはギシギシッと音を立てることがあります。
ヒレは鋭いトゲのようになった全身装甲魚です。

他の魚などの餌にならぬよう、特に深海の魚にはこうした特徴を持つものが多くあります。

体表を固め、ヒレを鋭いトゲにしたマツカサウオはこうして立てることができるのです。

顎のあたりの黒い部分は発光帯、深海では薄い緑色に光るそうですよ。日本ではマツカサですが海外ではパイナップルとも呼ばれるそうです。

面白い魚を見つけることができる舞阪漁港です。

南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港底曳き漁の美エビはボタンエビ

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遠州灘・浜名湖のエビ

南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。今日の紹介はボタンエビです。



舞阪漁港の底曳き漁の水揚げに混ざるボタンエビは美しい黄色の殻に赤い模様を持っています。

海の生き物は魚ではキンメダイやクロムツ、アカムツなど、カニやエビも深海に棲むものはうまい脂を持っています。

濃厚なエビの脂は塩焼きで味噌汁でと楽しめ、もちろん刺身にして絶品です。

少量水揚げの美しいボタンエビが底曳き漁の季節に舞阪漁港を賑わせます。

南浜名湖あそび隊!


 

遠州灘の朝日 真っ赤なアサヒガニ 浜名湖・遠州灘のカニ

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南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

遠州灘は太平洋、大海に揚がる朝日の美しさは漁師さんが誇る景色、まるでその色を映したようなカニが沿岸刺し網漁で揚がることがあります。

アサヒガニです。



進化的には古い世代だというアサヒガニのこの色の美しさ、細かいところまで凝ったデザインが美しいカニです。

舞阪には大きなものは揚がりませんが、大きく育ち食用にもなるアサヒガニ、カニではありますが横ばいでなく前進するそうです。

古代の姿を残す遠州灘の朝日、刺し網漁師さんに特別に見せていただけました。

※南浜名湖あそび隊!



 

脚に毛を持つモクズガニは伊豆のズガニ・中国の上海ガニ 浜名湖・遠州灘のカニ

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南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

浜名湖には伊豆河津などで珍重されるズガニことモクズガニが棲み、冬に水揚げされています。

このカニは中国の高級ガニの上海ガニと近似種といわれています。



ハサミ脚などに毛を生やした様子が藻屑に見えるからモクズガニ、岸辺のヨシなどの中に棲み、ガザミなどのように泳ぐことはありませんが、群れていますので時に大量に獲れることがあります。

もちろんよく泥を吐かせてからすり潰して鍋の湯の中でたんぱく質を固める、ズガニ汁ほか、大きめのものはガザミなどと同様に蒸す・茹でるなどしても楽しめます。

浜名湖の雄踏、鷲津市場の冬に水揚げされるモクズガニ、モジャモジャのハサミ脚の先だけ真っ白、数が買えますからいろんな楽しみ方ができそうです。

南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港でもめったに揚がらないセミエビ 遠州灘・浜名湖のエビ

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南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今朝の紹介は舞阪漁港にもめったに揚がらない珍しいエビ、セミエビを紹介いたします。



ゴツゴツした甲羅は保護色のようになり、さぞかし海の中では見つかりにくそうです。

ウチワエビなどと同様に見入りが悪そうに思えますが、意外なほど尾から胸までの身が多く、刺身から海老汁でおいしいと聞いています。

岸刺し網などで時々かかる珍しいエビ、遠州灘にはこんな不思議なエビも棲んでいます。

南浜名湖あそび隊!


 

長い目で見て!メナガガザミは目の柄が長いカニ 浜名湖・遠州灘のカニ

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南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

少量しか水揚げされないカニの中に特別珍しい目の長~いカニがあります。その名もメナガガザミです。

昭和のコメディアン小松の親分に言わせれば「長い目で見て~」となりそうな目を持っています。

浜名湖の砂泥に深く潜って目玉だけ出しているのでしょうか知りたいところですね。



メナガですがガザミですからやはり最後端に先がボートのオールのような遊泳脚を持ち泳ぐことができます。

また他のカニに見られない美しい紫色が特徴であります。

これまで何度も紹介させていただいていますが、雄踏市場に水揚げされるショージさんから、珍しいカニや生き物は浜名湖の生き物を紹介する体験学習施設ウォットへ寄贈する生け簀へと放たれます。

南浜名湖あそび隊!


 

まるでコアラの顔 浜名湖のジャノメガザミ

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

春過ぎて陽気がますますよくなれば浜名湖にはカニの季節がやってきます。

ガニとも呼ばれるガザミ、数多く獲れるタイワンガザミ、もちろん特産の浜名湖ドウマンなどに混ざり少量水揚げされるカニも登場します。
ジャノメガザミです。

甲羅をよく見れば何かに似ていないでしょうか、そうです。コアラに似ていませんか。

そこで私は「コアラガザミ」とも呼んでいます。かわいいでしょう。



カニの中でも多い「ガザミ」と名がつくカニはワタリガニ類のこと、最も後ろ脚の先がボートのオールのようになっており泳ぐことが出来ます。
泳ぎ渡ることから「ワタリガニ」とも呼びますね。

まもなくやってくる浜名湖のカニの季節、豊かな味をお楽しみください。

南浜名湖あそび隊!