舞阪岐佐神社祭典 御神輿迫る休所天野家

カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015



舞阪岐佐神社祭典の復路、岐佐神社を目指す神の列は御神輿休所天野家に迫ります。
年番仲町の木遣り自慢の喉から発声が始まれば、いよいよ御神輿の到着です。



天野家前に据えられた御神輿の座を祓う天狗さん、各町後見の提灯が待ち受ける中を御神輿がやってきます。
沿道は山の人だかり、往路に一カ所、復路に一カ所選ばれる御神輿休所は沿道の家の光栄です。



木遣り進めば大いに荒ぶるを喜ぶ神、仲町朝日青年が鳳凰・飾りを外して先導します。
直垂(ひたたれ)を着けた仲町の衆が担ぐ御神輿がやってきます。



木遣りに「ありゃりゃんりゃん」、「よーいとこよーいとこせー」の声合わせて唱和すれば御神輿着座の盛り上がり。
御輿が天野家に向けられれば納まりの木遣りを待ち、いよいよ荒ぶります。



「よいしょよいしょよいしょ」御神輿が座り、拍手があがります。
神が天野家に到着します。



休所天野家で神、宮司さん各町の代表が休憩をとります。
神の休所には赤手ぬぐいの年行事さんが世話をします。一般の私たちは神の間に入ることは許されません。

岐佐神社ホームページ
岐佐神社祭典2015(仲町年番)
岐佐神社祭典2014(新町年番)
岐佐神社祭典2013(砂町年番)
岐佐神社祭典2012(西町年番)
岐佐神社祭典2011(仲町年番)




 

舞阪岐佐神社祭典 御神輿休所天野家

カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015



舞阪岐佐神社祭典は神の渡御の列、早朝に岐佐神社を出立した御神輿は往路稲荷山を目指し、復路は灯火(ちょうちんに灯を入れて)の列が岐佐神社を目指します。

今年の往路の御神輿休所は大野家、復路は神社に近い天野家(丸小水産)が選ばれています。
19時の到着を待つ天野家のみなさんです。



御神輿を先導する年番仲町の青年が太鼓と神の列到着の挨拶にやってきます。

「おめでとうございます」



御神輿を先導する仲町の朝日少年太鼓・続く青年太鼓が天野家に向けて打ち鳴らされます。
神の列迫る天野家の周りに御神輿到着を待つ舞阪衆が集まっています。



据えられた御神輿の座を天狗さんが祓い清めています。
打ち付けるように振る大榊の葉が無くなれば、何度も大榊を取り替えながら祓い続けます。



神を天野家に迎える岐佐神社の宮司さんを迎えます。
いよいよ御神輿が天野家前に到着します。

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舞阪沖深海のノーチラス号 ヒゲキホウボウ

カテゴリー │舞阪港の深海魚



南浜名湖は海の産地、陸(おか)から見れば水平線辺りの深海300mに網を曳くのが舞阪港の一艘曳き底曳き漁の共榮丸。

共榮丸は舞阪名物メヒカリ、舞阪の甘エビことアカスエビ、アカムツなどを水揚げしています。
深海に曳いた網には面白い形の深海魚が混ざります。

ヒゲキホウボウです。

ヒゲキホウボウはまるで古代の硬骨魚のような姿をしています。



一緒に水揚げされた近似種のキホウボウと並べればヒゲキホウボウがまるで兜を被っているように見えます。

名づけてキホウボウは舞阪港のウルトラマン、ヒゲキホウボウはウルトラセブンです。



ヒゲキホウボウを横から見れば扁平なことがわかります。
鱗というより堅い鎧の様子の鱗が並ぶ面白い姿です。



海の冒険好きならば必ず読んだことでしょう、ジュール・ベルヌの海底二万マイル。

ネモ船長の潜水艦ノーチラス号を思い出してください。
舞阪港のウルトラセブンことヒゲキホウボウに似ているでしょう。

舞阪港のウルトラセブン改メ、舞阪港のノーチラス号、キホウボウは共榮丸の水揚げに混ざっています。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
舞阪港の深海魚
共榮丸一艘曳き底曳き漁
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舞阪岐佐神社祭典 稲荷山御仮屋おさまり

カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015



舞阪岐佐神社祭典は神社から稲荷山御仮屋まで渡御する神の供の列、早朝7時40分に岐佐神社を発った御神輿は13時に稲荷山御仮屋に達します。

国道1号新町交差点よりわずか西、白い鳥居を持つ稲荷山に先導の年番仲町の青年太鼓が向かいます。



稲荷山御仮屋です。

一年に一度ここに渡御する神は前に後ろに氏子である舞阪四町の衆を従えて神社から稲荷山の御仮屋まで約1.3キロの道のりを半日かけて到着します。



稲荷山を守り奉仕する人の列が御神輿を迎えます。



木遣りはじまり大いに荒ぶる御神輿がやってきます。
神は祭りを祝う木遣りを好み、その喉に合わせて唱和する氏子を愛します。



少しづつ御仮屋に近づけばいよいよ往路の終わり、往還通りに次々と後続が到着する中、午前の日程が終了します。



御神輿納まりは13:30、16:40分のお発ちまでしばしの休憩となります。

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舞阪岐佐神社祭典 御輿は新町から稲荷山へ

カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015



舞阪岐佐神社祭典は神が稲荷山への渡御の往路・復路に供する祭り、神社のある砂町から西町、往路の御神輿休所の仲町を経て、国道一号に近い新町に達しています。

仲町年番の今年は先頭が仲町、御神輿、西町・砂町・森町が少年太鼓・青年太鼓・手踊りの列を進めています。



今も旧暦9月15日に開催される祭りは大潮・満月・大安吉日にあたり、今年は宵祭りが10月26日(月)・本祭り10月27日に開催されています。
今も伝統を守る祭りに地元小中学校もこの日だけは休校となり、地元祭りの文化を経験し楽しんでいます。



神の列の前を清め祓いながら歩く天狗さんです。

大榊で払い、道を叩いて清めれば御神輿が続いてやってきます。



国道一号線から新町交差点から分岐して舞阪漁港に突き当たる道は旧東海道、ここに新町幟が立てられています。
この先から国道一号を渡った先に渡御先、稲荷山があります。



岐佐神社祭典の渡御の列は秒単位の正確さで運営されています。
各町の役員が時計を合わせ、あと3分、1分と指で示してピタリと進行しています。



手踊りの列はここまで、先導する仲町の太鼓に続き、神の列は国道を渡り稲荷山へと進んでいきます。

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おはよう!南浜名湖 10月30日 大漁祈願叶う しらす豊漁の海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



朝には冷えを感ずる海、舞阪岐佐神社祭典を終えて再開したしらす漁が大漁祈願叶いうれしい豊漁となっています。
今日はトラフグ漁・底曳き漁も豊漁の海へと出漁です。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚はたっぷりの潮に洗われています。
今日の満潮は7:47分、干潮は13:40分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
タイ網漁・トラフグ漁・底曳き漁が出漁しています。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
今日も豊漁の海へ出漁しています。

洋上から舞阪しらす漁をおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



弁天島から新居方面を臨みます。

舞阪と共に豊かなしらすの水揚げの新居港、全国にシェアを誇るしらす加工基地であるこの地はしらす豊漁が景気をあげています。

舞阪新居しらす干し・舞阪の幸・浜名湖の幸のお買い物・お食事に釣りに海辺の散策にお出かけください。

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舞阪岐佐神社祭典 御神輿休所大野家

カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015



舞阪岐佐神社祭典は神の乗物御神輿の渡御を岐佐神社から稲荷山の往復を供する祭り、先頭の年番仲町の大太鼓が往路の休所大野家に到着します。

神の行く道は国道一号から分岐する旧東海道、現在では往還通りと呼ばれる舞阪漁港へと続く道、この道は江戸時代からの道、浜名湖に達して渡しとなる旧き道です。



大野家は神の休所として座敷を清め到着を待っています。
この座敷は首に赤い手ぬぐいを巻く年行事が全てを担当し、決して他は入ることを許されません。



大野家前には篠と注連縄に囲まれた半畳の御輿座が据えらます。

神はここで乗物御輿を下りて大野家に立ち寄り休みをとります。沿道の家のみに与えられる光栄です。



集まる人を祓い、大榊で沿道を座を祓い続ける天狗さんの足下は榊が振りまかれていきます。

御輿近づく、そこで御神輿担ぐ衆を奮わす木遣りがはじまります。



岐佐神社祭典で自慢の木遣りの喉を披露できるのは年番仲町の男たち、石段をあがる太鼓にも大きな幟立てにも気持ちを合わせるのは木遣りの音頭で唱和する男たちの力です。



御神輿の神は休所前にやってきても、さらに荒ぶるを喜びます。

接待する年番町は何度も何度も木遣りに合わせて「そーれはありゃりゃんりゃん、よーいとこよーいとこせー」と唱和して御神輿を進め戻し、ようやく据えられます。



御神輿休所に神・宮司さん各町の代表が入り、休憩となります。
神の座する座敷の世話も年行事さんの仕事、伝統の膳にはアカムツ・こんにゃく・柿などが並びます。

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舞阪岐佐神社祭典 御神輿休所 我が家前で踊る

カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015



舞阪岐佐神社祭典は男のまつり、大漁祈願・海上安全・町内の氏神である神は女神、太鼓男たち荒ぶるを喜びます。
女性は太鼓と供に手踊り賑やかに渡御の供をしていきます。

往路稲荷山までの渡御に一カ所、復路岐佐神社までに一カ所神の列は御神輿休所で休息します。

復路の御神輿休所は砂町宮下通りに面す太田家(丸小水産)、地元砂町愛国青年女子の手踊りがやってきます。

わが家の前で踊りを披露するのは太田成美さん、昨年から青年女子に参加してわが家の前で練習の成果を披露します。



花笠の踊りを披露するのは成美さんの姉さん朱音さん、御神輿渡御を迎える御神輿休所となるのは沿道に沿う家の光栄、この年に踊りを披露する喜びに輝きます。

荒ぶるは大太鼓、華と賑わいは手踊り、子供たちの手本となり憧れとなる青年女子のみなさんです。



今年の御神輿休所の向かいは私の家、まだ子供の法被ながら憧れの青年女子を目指し育つ後進が踊ります。

祭り年番は四年毎、次の年番には何歳となる。男たちは育ちながら大きな太鼓を打つようになる、女子は青年女子を目指して育ってゆくのです。



祭り前随分前から習う町内の手踊りの出し物が砂町屋台に掲げられています。

伝統の踊りは青年女子が、賑わう最新の曲を織り交ぜて小さな子供たちも供に列となって踊ります。



「なかなかよかったぞ」と声をかける太田さん、大人となった娘も照れながら談笑する。

町内の子供たちは太鼓の響きと手踊りで育ってゆくのです。

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舞阪岐佐神社祭典 御神輿休所前に礼して進む

カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015



舞阪岐佐神社本祭りは神の乗物御神輿の渡御に供する祭り、岐佐神社を出立した列は宮下通りを西へ進み、復路の御神輿休所(おみこしきゅうしょ)に達します。

先導は年番仲町の太鼓、休所の太田家(丸小水産)前で礼する大太鼓を家に向けて打ち鳴らしていきます。

太田家は各町の少年太鼓・青年太鼓・手踊りの礼を受け、復路の到着を待ちます。



年番仲町からはじまる賑やかな手踊り、太田家前では各町青年女子による手踊りが披露されます。

祭り前からそれぞれの町の師匠につき、習う踊りの披露です。



年番少年・青年太鼓・手踊りに続き、神の列が通りすぎていきます。
夜には神と仕える宮司さん、各町の氏子の代表が太田家を訪れ、伝統の料理でもてなします。

それまで御神輿休所の座敷は神の間とされ、世話をする年行事のみなさんのみが立ち入れる場所となります。

畳を替え、きれいに清掃して迎える御神輿休所は渡御沿道のみの家が任される光栄です。



御神輿に続くのが来年の年番の西町の手踊りです。
祭りの年番は今年の年番仲町に続き、西町・砂町・新町の順で担当します。

手踊りの列の後ろに飾りたてた各町屋台が続き音響を担当しています。



祭りの少年太鼓を叩く子供たち(中学生)は思い思いの仮装をしています。
かつては青年も仮装して賑やかせた伝統を中学生たちが工夫をこらしています。



西町に続き、御神輿休所太田家の地元砂町の愛国青年女子・少年の手踊りがやってきます。
各町で違う踊り出し物を披露しながら列は進みます。

大太鼓の荒ぶる炸裂音に、伝統の曲、新しい曲織り交ぜて渡御の列を賑わせてゆくのです。

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おはよう!南浜名湖 10月29日 しらす網曳く風の海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



舞阪岐佐神社祭典を終え、舞阪は新しい年を迎えています。祭り中から豊漁が伝えられた海へ舞阪しらす船団が出漁しています。
大漁祈願・海上安全の祭りが秋の豊かな幸をもたらしています。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚はたっぷりの潮に洗われています。
今日の満潮は7:02分と18:31分、干潮は13:01分の大潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
しらす漁出漁、タイ網漁はしらす漁に転換している模様です。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
出漁しています。

洋上から舞阪しらす漁をおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



朝夕に冷たい風が吹き始めた海は次第に透き通っていきます。
海の色は変わり、次第に透き通る青を見ることができます。

舞阪しらす・浜名湖の幸のお買い物・お食事に、釣りに海辺の散策にお出かけください。

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