舞阪大太鼓祭り 朝日青年太鼓締め

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



舞阪大太鼓祭りこと「岐佐神社祭典」は旧暦の9月14日・15日の
開催を守り、今年は西町を年番に、10月28日(日)29日(月)に
行われます。

本日、舞阪仲町の「朝日青年」による太鼓締めが静岡銀行舞阪
支店駐車場で行われました。

舞阪の大太鼓は太鼓の胴に皮を締める締太鼓、今日締めたの
は仲町の中太鼓、中学生たちが叩く「朝日少年」の太鼓です。
それでも皮の直径7尺5寸(約2.25m)もの大きさを持つ自慢の
太鼓です。



立てた太鼓を締める麻縄もなんと200mもの長さを持ち、太鼓皮
の48の穴に通して締めがはじまります。
青年の背より高い大太鼓の胴は昭和8年から大切に引き継がれ
てきたものです。



青年たちは太鼓と共に祭りに向う心を締めていきます。
多くの仲間と作業を進めながら今年の祭りに向かう心を一つにし
ていきます。

朝日青年の太鼓締めの作業を続いて紹介してまいります。

※取材協力:舞阪仲町朝日青年



 

舞阪大太鼓祭り 心締める太鼓締め

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



旧暦の9月14日・15日の開催を今も守る舞阪の大太鼓祭りこと「岐
佐神社祭典」は今年は10月28日(日)29日(月)に行われます。

それを前に舞阪の四町(西町・仲町・砂町・新町)の青年は各町自慢
の大太鼓を締めて準備をすすめています。

仲町の「朝日青年」の太鼓締めが進みます。

太鼓の皮には48の穴があり、通した太い麻縄を順に締めていきます。



要となる位置からぐるりの縄を全身で引き、話せば太鼓の胴がバチバチ
と鳴る。青年たちは一本いっぽんの縄を何度も引いては次第に締めて
いきます。

太鼓の皮を均等に締めること、その引きが鳴りを決めること、青年たちは
舞阪の祭りの心意気を表す音を作り上げてゆくのです。



何旬かの引きの後、要の位置まで締められた太鼓は、次に48本の縄を
束ねた締めにかかります。

作業を通じて青年たちの心は祭りに向けて引き締まってゆくのです。

※取材協力:朝日青年





 

舞阪大太鼓祭り 力絞る太鼓締め

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



舞阪大太鼓祭りの太鼓は胴を立てて上下の皮を締めていきます。

日曜日に太鼓締めを行った舞阪仲町「朝日青年」の中太鼓締めを
見学させていただきました。

上下の皮をつなぐ麻縄は48本、これを引き締めた後、4本、5本を
まとめて締めていきます。



既に張っている縄をまとめるのは重労働、ここに横縄をかけて太鼓
を締めていきます。
ぐるりを締めれば、残りの縄は絞めた太鼓の中心にまた堅く巻いて
いきます。

太鼓の皮は見事200メートルもの朝縄で締められました。



締められた太鼓は青年に担がれて太鼓台(移動できる太鼓用の台)
に乗せられます。
屈強な青年たちがズシリとした伝統を担ぐ時から祭りは始まってい
ます。

※取材協力:舞阪仲町朝日青年



 

舞阪大太鼓祭り 仲町中太鼓太鼓台に乗る

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



舞阪の伝統を継ぐ青年たちにより、舞阪大太鼓祭り「岐佐神社祭典」
の各町太鼓締めがはじまっています。

岐佐神社祭典は旧暦の9月14日15日の開催を未だ守り、今年は10
月28日(日)29日(月)に開催されます。

太鼓締めが終わった仲町の中太鼓は青年に担がれて太鼓台に乗せ
られます。



太鼓台は移動用の車輪がついたもの、中太鼓は中学生用のものです
が青年が叩く大太鼓は、岐佐神社の階段を上り、下るもの、この台に
乗った太鼓が乗れば相当の重さになります。



太鼓台に渡した太い縄の上に据えられる太鼓は、見上げるほどの大き
さ、仲町の中太鼓はかつて大太鼓として使われていたもので、大太鼓は
さらに大きなものです。



太鼓は乗せるだけでなく、上下さまざまに止められて安定させます。
太鼓が据えれば青年たちの試し打ちがはじまります。

※取材協力:舞阪仲町朝日青年



 

舞阪大太鼓祭り 今年の音響く

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



舞阪大太鼓祭りは、締太鼓、皮と胴を太い麻縄で締める太鼓締
めが舞阪四町の青年の手ではじまっています。

日曜日に締められたのは舞阪仲町の中太鼓、中学生が叩く太鼓
ですが、それでも皮の直径7尺5寸(約2.25m)もの大きさを持つ自
慢の太鼓です。

締めた太鼓台に太鼓を据えれば試し打ちがはじまります。



舞阪の大太鼓は海の町舞阪の衆が海上安全、大漁祈願、家内安
全、商売繁盛などを祈る祭り、その太鼓の音は海へと届けと叩く
太鼓です。

笛が鳴らされ太鼓が「バーンバーン」と空気を振るわせれば心まで
奮わせるのです。



背の高さをはるかに上回るほどの太鼓にぶつかるように打ち込む
その撥は「太鼓ぶち」と呼ばれるまるでバットのような長さを持ってい
ます。

こぶしをぶつけるほどに叩きこめば太鼓の皮に血しぶきが飛ぶ。
ぐるりまわしてありますが、皮の上に見える黒い染みはかつての地の
跡、舞阪の青年たちはそれほどに太鼓を叩き続けるのです。

舞阪仲町の大太鼓は今週末が太鼓締め、今年の岐佐神社の年番は
西町となります。
近づく祭りに舞阪には大太鼓が響きはじめます。

※取材協力:舞阪仲町朝日青年




 

祭りは太鼓音と共に近づく 舞阪四町

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



秋は太鼓の音、その音炸裂音ともいえる舞阪の大太鼓の音が
夜の町、夜の海に響き渡ってゆく。

今も旧暦9月14日15日開催に拘る舞阪大太鼓祭りこと「岐佐神
社祭典」は今年10月28日(日)29日(月)となる。
舞阪港の船はフライキ(大漁旗)をはためかせ、海上安全・豊漁
祈願・家内安全を祈る大祭りである。

先週より舞阪四町の大太鼓練習・手踊り練習が始まっている。
今年の年番(当番町)の西町(舞阪港入口から北側の地域)は
舞阪文化会館横で太鼓を打ち鳴らし祭りを呼んでいる。
弁天島や今切に近い西町の太鼓が、晴れた日の夜に海まで響
いて聞こえてくるのである。



祭りの主役は青年たち、西町の青年は「敬愛青年」と呼ばれます。
大太鼓、笛を吹き馴らし、無限の力で祭りを叩きあげてゆく青年
たちが祭り太鼓を海まで届けと叩いているのです。



舞阪港入口の南側は砂町、練習場は浜名漁協購買所の前あたり
シロコ船がズラリと繋がれた舞阪港に響き渡る太鼓を打ち鳴らしま
す。砂町の青年は「愛国青年」と呼ばれています。
少年たちはいつかは青年の太鼓を叩こうと成長してゆく。
舞阪の少年たちは大太鼓めがけて育ってゆくのです。



舞阪は東海道30番目の宿、現在も舞阪駅南から続く松並木が国
道を渡り舞阪港へ突き当たる道が江戸時代からの東海道です。
現在の国道一号線を渡ったあたりから続くのが新町、青年は「新
青年」と呼ばれています。



仲町は昨年の年番町、「朝日青年」と呼ばれています。
今年は舞阪四町の年番は西町、太鼓は西町→砂町→新町→仲町
の順で神輿渡御の舞阪の勢いを示します。
先日太鼓締めを見学させていただいた中太鼓、子供たちの太鼓の
練習が行われています。

打つ度に祭り近づく。大太鼓の響きは舞阪と浜名湖を振るわせて、
奮わせてゆくのです。



 

岐佐神社祭礼 往還通りを行く神輿

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



舞阪大太鼓祭りこと「岐佐神社祭礼」本祭りは旧暦9月15日、満月の
日に開催される。今も古き伝統を守るため、今年は月曜となり、前日
日曜は宵祭りが舞阪四町で開催されます。

本祭りの朝、6時台だからはじまる祭礼は神輿の渡御に賑やかに供
する祭り、見所は大太鼓を乗せた太鼓台が石段を降りてくるところか
らはじまります。
見上げるほど大きな太鼓は打ち鳴らされながら一段づつ段を降り、
年番町(今年は西町)の太鼓が先導して神輿が続きます。



神輿の前を行くのは「天狗さん」、神輿が行く結界を清めて歩く天狗
さんは大榊で祓って歩きます。
天狗さんに続くお神輿は年番町のみなさんが白い直垂(ひたたれ)を
着て担いでいきます。

※祭礼ではお神輿を写真に撮ることは禁じられています。ご注意を



当日の神輿渡御の列はマップのように左下の岐佐神社から舞阪港入口
へ向い旧東海道、現在の往還通りを上ります。
途中休憩をはさみながら、神輿は四町の青年の大太鼓、女たちの賑や
かな手踊りと共に往還通り東端から国道一号線を渡った「稲荷山」を目
指していきます。



往還通りは宵祭り(28日日曜日)から笹が立ち、注連縄で結ばれた神輿
の通り道「結界」が結ばれています。
この中を行く神輿渡御のお供をする舞阪衆たち、太鼓は海に届く炸裂音
を響かせてゆく、木遣りに伊勢音頭、青年たちの活躍、見守り環境をつくる
中老ほか大人たち、子供たちはより大きな太鼓を叩こうと、青年の大太鼓
を目指して成長してゆくのです。



 

舞阪岐佐神社祭礼 篠と注連縄の結界

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



今日の0時過ぎ、舞阪の四町の幟(のぼり)立てが行われ、明日よ
りの舞阪大太鼓祭りこと岐佐神社祭礼の準備が進んでいます。

舞阪往還通りは旧き東海道、この道を進む旅人が突き当たる海か
ら海上一里の船渡しとなった舞阪宿は東海道三十番目の宿として
賑わいました。



往還通りに面する三町(東より新町、仲町、西町)の幟が立てられて
います。(砂町幟は魚あら前あたり)
仲町の幟がある場所が往還通りが最も狭くなるところ、神輿、大太
鼓、手踊り屋台の巡行のため、少しでも広くと幟は少しずらされて立
てられています。

車で通行はできますが、ここは結界、車の通行は迂回いただきたい
ところです。



往還通りに面する家々の前に立てられた篠に注連縄がかけられてい
きます。
岐佐神社祭礼は祭神が神輿で渡りをする祭り、舞阪港方面から新町
へ、稲荷山までが神輿の順路、神が行く道を篠と注連縄で結界が作
られてゆくのです。

旧き伝統を守り、今も旧暦9月14日15日を祭礼とする祭り、今年は明日
28日が宵祭り、29日月曜が本祭りとなります。

神が行く道ができあがってゆく舞阪の朝なのです。



 

岐佐神社祭典 年番町 御注連縄づくり

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



旧き伝統を守る舞阪、明日明後日の舞阪大太鼓祭りこと岐佐神社
祭典は旧暦9月14日15日の開催を守っています。

舞阪四町の年番は西町、年番町は岐佐神社に新しい注連縄を奉
納するため、本日朝から作業がはじまっています。



祭礼の主役は大太鼓を叩く青年たちですが、中老は世話をし、ベテ
ランは環境づくりをする。
御注連縄作りは藁を鍬き、叩くことからはじまる作業です。
西町のみなさんが岐佐神社社殿、御神木、太鼓などの注連縄を力
を合わせてつくっていきます。



御注連縄づくりは舞阪港に近い「北雁木(きたがんげ)」で行われて
います。
ここは舞阪宿の舟渡し場、ここから海上一里先の新居宿へと舟が出
ておりました。
舞阪衆は今も石畳が敷き詰められた昔の史跡を大切に守っています。

いよいよ明日の宵祭りの準備が進んでいきます。

※取材協力:西町のみなさん



 

岐佐神社祭典 神事 宵祭りはじまる

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012



旧暦9月14日15日、舞阪大太鼓祭りこと岐佐神社祭礼は今も旧き
伝統を守り開催されています。
今年は本日が宵祭り、明日9月29日(月)が本祭りとなります。

岐佐神社は海上安全と豊漁の神、祭典は「神輿の渡御に伴い、
大太鼓及び手踊りを行うもの」、明日は神社を降りた神輿が旧東
海道(往還通り=舞阪港から国道一号を結ぶ街道)を行き、国道
一号を渡った稲荷山へ向い戻る道で開催されます。

岐佐神社の三重の鳥居をくぐり神輿と大太鼓がここから出発、戻
る勇壮な祭りを前に神事が行われています。



岐佐神社社殿を仰ぐ境内でお祓いがはじまります。
舞阪四町(年番西町・砂町・新町・仲町の代表・来賓が集まります。



岐佐神社は平坦な舞阪に盛り上がる山の上、この石段を今晩各
町の太鼓が上がります。明日早朝に神輿の渡御がはじまり、太鼓
もこの石段を降りてきます。



岐佐神社の社殿で神事がはじまります。
既に祭神が乗る神輿が社殿の中にあります。
岐佐神社の神輿は渡御の間、写真を撮ることが禁じられています。
明日は年番西町の衆が白い直垂(ひたたれ)を着て担ぎだされる神
輿を守りながら太鼓、手踊りの行列がはじまるのです。