浜名湖アカエイはお産の季節 卵胎生のアカエイ

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる早朝の雄踏市場、月~土まで毎朝7:20分から競りが行われ、土曜は最も水揚げする漁師さんが集まり賑わいます。

そのひとり勝己さんに声をかけていただきました。「エイが子を産んだから見るかい」、市場ではこうして多くの漁師さんにさまざまな教えをいただいています。感謝しています。

アカエイが子を産んだ。そうエイは体からもう泳げるようになった子をたくさん産みます。胎内で卵が孵化しそのままこのサイズまで育ててから産む卵胎生の魚です。



浜名湖に多いアカエイは育てば1メートルを超える大きさになり、漁師さんにとってはとても迷惑な魚のひとつです。

1.大切に張っている定置網の幸が入る先端の袋網の中に侵入すれば網を破り、他の魚を傷つけて食べてもしまう

2.尾から別れた鋭く毒を持つハリの危険(刺されると我慢できないほどに痛み、漁師さんでも病院に行くほどの怪我となる

3.浜名湖の大切な資源であるアサリを食べてしまう などの害をします。



何年か前からさまざまな方法や工夫でアカエイを食べて駆除する活動は始まっていますが、まだ値がつくほどではないアカエイ。

船の上に上げられても害があるため今は海(浜名湖)へは戻せないアカエイです。

漁師さんに聞けば誰もアカエイに刺されて怪我をしたことがある。これからの活用が待たれる浜名湖の魚のひとつなのです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏市場の漁師勝己さん
浜名湖生き物みつけ隊!




 

おはよう!南浜名湖 6月30日 夏を呼び込む弁天神社祭典はじまる

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



夏の青空が海を青く染める南浜名湖弁天島の朝、夏を呼び込む弁天神社祭典の大太鼓がズシンズシンと海に響いています。

舞阪漁港は土曜の休漁日、海を体を休める週末の祭典からが弁天島の夏のはじまりです。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

夏の海は水平線を見せない温気の中、今年予約の限定300人ながら再開した弁天島の潮干狩りは週末開催されています。

今日の干潮は13:29分、潮干狩りは干潮の2時間前から後の1時間ほどが適時、今日は潮干狩りも賑わいそうです。この干潮は弁天島のもの、村櫛などでは1~2時間ほど遅れます。



JR弁天島駅の向かいの東、開春楼の東隣にあるのが今日明日祭典の弁天神社です。
かつて天女が舞い降り、その天女が美保の松原に飛び去ったという伝説を持っています。

玉垣に設置された看板を撮りましたので紹介いたしましょう。

弁天嶋の大太鼓(無形文化財)

毎年6月、弁天嶋自治会のリクレーション(祭典)の余興の一つとして町内を引き廻されます。(太鼓の大きさ・タルの長さは共に七尺六寸(役2.3M)あります)

この太鼓を打ち鳴らす、太鼓ブチの長さは最も長いもので三尺三寸(1.0M)もあり、太鼓ブチを握る打ち手の指の皮肉は太鼓の皮にふれ、破れ吹き出す鮮血で太鼓を赤く染める様は、まさに勇壮な男の祭りである。

弁天神社祭典初日の今日は一弁(弁天縞駅の北側の蓬莱園・千鳥園、二弁(二番鉄橋の西の観月園・乙女園)で行われ、明日日曜の8:40からの神事・四基の大太鼓揃っての打ち出しが見どころです。

弁天島の夏はじまる勇壮なまつりが開催されています。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。




 

きっとガレージと呼ばれる浜名湖のシャコ

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海のが行き来し育つ、海ともいえる湖です。

海とつながる浜名湖の漁は主に小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」で行われています。前日の午後に降ろした網に、夜の潮で移動する魚やカニ・エビが獲れます。その中に混ざって面白い生き物が揚がります。

シャコ(蝦蛄)です。

たまにこれがかかると必ず誰かが「ガレージだよ」という。シャコ=蝦蛄=ガレージというわけです。



ここでは指で持っていますが、活きたシャコは危険な生き物でもあります。
ご覧になれるでしょうか、シャコはまるでカマキリのような鎌(カマ)を持っています。ただしカマキリとは逆に下から繰り出すようなカマ。

油断して持つとこれでサッと切りつけられ指の皮くらいは切られてしまいます。ご用心ご用心。

サッと茹でて食べるとおいしいシャコ、それでも堅い殻に覆われていますからキッチンバザミで身を取り出します。

浜名湖には逆手に構えた鎌を持つ、こんなエビの仲間も棲んでいます。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 海老仙 雄踏市場の漁師さん
浜名湖生き物みつけ隊!




 

浜名湖鷲津市場は海の小魚の水族館

カテゴリー │鷲津港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

遠州灘の潮が広い浜名湖を潤す潮の道は三本、浜松方面から西へ一番・二番・三番と呼ばれる鉄橋の下を流れ入り、海へと流れ出しています。

その最も強く出入りするのは三番、新弁天から新居につながる西浜名湖橋の下の三番筋です。

深さがあり潮の出入りが強いこの海域は海の魚の通り道、鷲津市場には多くの活魚が水揚げされています。

市場の外に設備された海水掛け流しの仮生け簀は競りまでの時間、魚を活かすもの、覗けばこの季節に三番筋を泳ぐ魚たちを見ることができます。

この写真にはキビレ、カンパチ、アブ(ブリの幼魚)にマンタイ(ヘダイ)、先日紹介したホウボウなどを見ることができます。



浜名湖の魚は主に伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」に入り、混獲されています。

二番目の籠の中を泳ぐのはご存知緑色の背に縞模様を持つサバです。遠州灘に網曳く船が水揚げするサバ、その幼魚は浜名湖に泳ぎ入り、ここではその泳ぐ姿を見ることができるのです。



三番目の籠の中は浜名湖に産卵にやってくたモンコウイカ、既に春遅くから産卵がはじまり今はその終盤となっています。
魚はもちろん、イカの泳ぐ姿も見ることができます。

浜名湖は海の産地、その幼魚たちはエサが豊富で静かな浜名湖をゆりかごに育ち、その活きて泳ぐ姿を鷲津市場で見せてくれています。

※取材協力:浜名漁協鷲津支所 鷲津市場の漁師さん
鷲津市場のお魚さん




 

舞阪漁港もちかつお漁の外道シイラはトリの味

カテゴリー │遠州灘のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪は6月末も舞阪もちかつをが揚がっています。

遠い黒潮や枝潮にバケと呼ばれる疑似餌を付けた曳き縄を何本も曳き、かつおを釣り揚げるもちかつを漁、その曳き縄にはシイラが食うことがあります。

美しい海の表層につくシイラは育てば2メートルほどにも育つ巨魚がシイラ、豪快なジャンプを見せることもあります。



金・緑・青に彩られた巨魚シイラのオス・メスはその頭の形を見ればわかります。

手前の大きく四角い頭を持つのがオス、丸く後ろに下がった額を持つのがメスです。



ハワイではマヒマヒと呼ばれ愛されるのはシイラの身がまるでトリ肉のようだから。

切り身にして唐揚げにして盛りつければきっとトリの唐揚げとして食べられる。そんな使い方もあるシイラ、試してみてください。

※取材協力:浜名漁協 
舞阪漁港市場のお魚さん




 

おはよう!南浜名湖 6月28日 沖の風沖の海霧(なご)

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



夜明けの海霧が残り白霞む南浜名湖は日が高くなると共にさらに白眩しく光が散っています。南東の風強く昨日よりさらに荒れた海、舞阪漁港の夏漁は全て休漁となっています。

それほどの風波の影響を受けにくい浜名湖は静か、浜名湖の幸が揚がる市場は今朝も豊かな取引がありました。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

霞の中に見える今切を塞ぐほどの大波が寄せています。海が荒れれば出漁はできませんが、海をかきまぜた後は新しい群れがやってくるもの、回復後の出漁に期待して海と体を休めます。



今年のタコはどう?と聞かれることが多くなるのは浜名湖のマダコが味が濃くおいしいから。
今年はタコの成長が遅く、市場にはまだピンポンとも呼ばれるほどの小さいものが揚がっています。

浜名湖の豊富なカニ・エビを食べて育つから味が濃い浜名湖のマダコ、季節はまだ少し先のようです。

浜名湖・舞阪漁港の水揚げの状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。




 

舞阪もちかつを目利きするおかだやユウジさん

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港を賑わすのが舞阪もちかつお。

強い南西の風の中出漁した3艘が今日も30本超えの水揚げとなりました。
競りを前に舞阪漁港に並ぶもちかつおの列の中にいるのが「お魚大好きな、おかだや日記」のユウジさんです。

目利きするベテランの仲買さんも一目置くのは、漁師町の舞阪人も買いにゆく刺し身を造るから。もちかつおが揚がれば店舗前に幟があがるのも知られています。



港に集まる市場ファンは仲買さんの目利きと共にユウジさんが選ぶかつおを見る。

今日もかつおを抱えたユウジさん、店に幟があがったら、ユウジさんのもちかつおが限定で販売されています。



※取材協力:浜名漁協 おかだやユウジさん
舞阪漁港市場のお魚さん




 

海のホウボウは赤いホウボウ、浜名湖のホウボウは黒茶のホウボウ

カテゴリー │浜名湖生き物みつけ隊!



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

海を舞う蝶の羽を持つ魚はホウボウ、真っ赤な体にまるで蛍光するような色の胸ビレを広げて泳ぎます。

鷲津市場の生け簀の籠に浜名湖のホウボウを見つけました。



遠州灘の潮が最も強く出入りする三番筋(浜名湖を跨ぐ最も西の橋の下を流れる)にあたる鷲津市場は活魚の港。

市場に船を横付けする漁師さんは市場前に設置された大きな仮生け簀に籠に入れた魚を入れて競りまで活かしています。



波静かでエサが豊富な浜名湖は海の魚のゆりかご、浜名湖に育つホウボウは黒茶色をしていますが、遠州灘に出れば真っ赤なホウボウに育ちます。

浜名湖の鷲津市場に出かければまだ小さなホウボウが泳ぐ姿、その前をスイッと横切るサバの子を見ることができるのです。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協鷲津支所 鷲津市場の漁師さん
鷲津市場のお魚さん




 

おはよう!南浜名湖 6月27日 南西の風に海荒れる 反転ありの舞阪漁港

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



南西の風吹く南浜名湖、沖はさらに強く今切には潮に逆らう風のため大きな波や荒れが見えています。

舞阪漁港からワタリガニやマゴチを獲る沿岸の刺し網漁、もちかつお漁が出漁していますが、反転して戻った船もあるようです。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切(いまぎれ)です。

舞阪・新居漁港の船はこの今切を抜けて出漁、帰港します。白波が大きくなれば塞がる今切、出漁船の安全操業を祈ります。



週末には弁天神社祭典の大太鼓がで夏を呼び込む弁天島、ビーチでは砂を足す養浜工事が行われています。

大きな日除けが設備された中にリヤカーがあるのがわかるでしょうか。
弁天島海浜公園はしっかりと管理され、シルバーのお母さんたちがリヤカーを曳いてゴミを片付けています。

弁天島海浜公園がゴミなくきれいなのはお母さんたちの働きがあるからです。

南の風に吹かれて過ごす夏直前の南浜名湖にお出かけください。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。




 

浜名湖ドウマン・ワタリガニはじまったヨ!よらっせYUTO大将のオススメ

カテゴリー │☆海鮮野菜お土産「よらっせYUTO」



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚や生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる早朝の雄踏市場の夏、最も水揚げされているのは浜名湖伝統の小型定置網で獲るサイマキ(細巻)と呼ばれる浜名湖特産の天然クルマエビ。

水揚げの中にはエビに少し遅れて今年も浜名湖ドウマンやワタリガニが混ざるようになってきています。

「今年もドウマンとワタリ(ワタリガニ:ガザミ・タイワンガザミなど)がはじまったヨ!」

市場で目利きして仕入れたよらっせYUTOの井口大将に見せていただきました。



浜名湖のワタリガニはさまざま、人気のガザミ(ササガニ)に最も数が獲れるタイワンガザミ、カニ汁に使うイシガニなどがこの季節から水揚げが増えてきます。

初夏からはじまるエビやカニは何度も脱皮しながら育ち水揚げされます。
浜名湖はワタリガニの季節がはじまっています。

浜名湖の市場・舞阪漁港の水揚げ状況は「海老仙 浜名湖遠州灘の魚介類・うなぎの販売」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 海老仙 よらっせYUTO井口大将
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