舞阪港底曳き漁の深海イカ ハクテンコウイカ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、冬の舞阪の幸はトラフグ漁と底曳き漁の魚、底曳き漁とは陸(おか)から見れば水平線辺り、300mもの深海に網を曳き、舞阪名物メヒカリや舞阪の甘エビことアカスエビやアカムツなどを獲っています。

遠州灘の沖には駿河湾と同様の深みがあり、その網には珍しい深海の生き物が入ります。
ハクテンコウイカです。

舞阪の春、干潮を利用して沖から浜名湖に泳ぎ入るのがコウイカ類のイカたち、雌雄で泳ぎ浜名湖の藻場(アマモなどの群生地)や岸辺近くに産卵にやってきます。
コウイカは別名スミイカ、真っ黒なスミを多く持っています。

ハクテンコウイカはコウイカ類のうち深海に近いところを泳ぎ、底曳き漁に入ります。

舞阪港一艘曳き底曳き漁共榮丸



深海に曳いた網にはさまざまな深い海の幸が入り、ここから魚種・大きさ別に分け、舞阪港市場の競りにかけられます。
チョウカ(ユメカサゴ)やアカムツなどに混ざり、珍しい魚を見つけ撮らせていただくのもこの山から、遠州灘の深海にはさまざまな魚が棲んでいることがわかります。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
共榮丸一艘曳き底曳き漁
舞阪港のお魚さん
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2月7日 舞阪出身鈴木克章さん海旅一座講演トークショー開催

カテゴリー │舞阪からカヤックで日本一周鈴木克章



今を去る35ヶ月前、たった一人で手漕ぎカヤックで舞阪を発ち、西周りで日本を一周する海旅をするのが、舞阪出身の鈴木克章さん(36歳)です。漕ぐ度に日本各地に立ち寄る度に共感者・仲間を増やて行く旅は、現在宮城県石巻に達しています。

※旅の様子は「ひるまのながれぼし鈴木克章のシーカヤック日本一周の海旅

今年の初夏にはいよいよ一周を終えて舞阪へと凱旋する鈴木克章さんは、海が最も荒れるこの時期、海旅関連の仲間と講演・トークショーを開催しています。地元開催2月7日(土)を前に打ち合わせにやってきた克章さんと会うことができました。



※写真左:海旅一座座長 洲澤育範さん 右:鈴木克章さん

活章さんは当初「冒険家」として旅立ちましたが、35ヶ月の旅で心を育て仲間を得、海から学ぶ「自然ガイド」として漕いでいます。

三陸を旅することは「地震と津波の跡を漕いでいるようです」という。
途中、浜松へ戻った克章さんは、地元に起きた地震や津波の記録を調べ、今後に活かそうとしています。



さあ!自らの体験した自然を私たちに翻訳して話してくれる舞阪出身の鈴木克章、海旅仲間とトークショーの日程です。

「舞阪発手漕ぎシーカヤックで日本一周鈴木克章の海旅一座講演に集まろう!」

<演者>
海旅一座「海に学ぶ~舟は地球を知る道具~」
鈴木克章(自然ガイド 自然に行かされている意識との出逢い)
高沢進吾(エスキモー猟師見習い 海を喰らう)
洲澤育範(皮舟大工 時を行く舟)

日 時:2015年2月7日(土)13:30受付14:00~16:00
開 場:篠原協働センター講座室(参加定員50名 中高校生無料)
参加費:2,000円

主 催:海旅一座/篠原地区健全育成会/地元で応援する多くの仲間たち
協 力:東京海洋大学 minacha-yam 日本丸記念財団 Hamazo
参加申し込み:神田晃由 氏原一郎(コメントやメッセージでどうぞ)
篠原地域:鈴木昭典 高橋敏幸 近藤潤子 中野和幸 尾藤誠二

参加ご希望はこのブログのコメント もしくはメッセージでお待ちしています。

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おはよう!南浜名湖 1月31日 白兎跳ぶ風波の海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



冬の海は風の海、強い風は波を吹き遠州灘はまるで白い兎が跳び跳ねるように見える風波の海です。出漁はこの荒れがおさまってから、たっぷりと海を休ませて豊漁が期待されています。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の干潮は10:03分、満潮は15:15分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。土曜の休漁日です。

この時期の舞阪の幸は舞阪しらす干しの「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんが、JR弁天島駅から渚園へ向う道の左側の直売店で舞阪しらす干し・浜名湖新海苔・浜名湖生海苔・浜名湖牡蠣を揃えて販売しています。

1月中旬から摘みはじめた浜名湖生海苔を浜名湖からおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸・白柳水産のみなさんです。



今年から弁天島海浜公園のお楽しみ「弁天島浜小屋」が楽しめるのが週末の土日と祝日、今日も10時から営業がはじまります。
写真の浜セットは1,200円、蒸し牡蠣・うなぎねぎま・舞阪しらすコロッケやしらすごはんにお吸い物をセットで楽しめます。
ご来場は舞阪町観光協会TEL:053-592-0757へご予約の上、お楽しみください。

浜名湖の幸のお買い物にお食事に釣りにお出掛けください。

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舞阪港底曳き漁 選別台はチョウカの花盛り

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、産地舞阪港に底曳き漁の共榮丸が凱旋すれば、備えてある選別台の上に魚が山と開けられ選別がはじまります。

陸(おか)から見れば水平線辺り、300mもの深海に網曳けば、舞阪名物メヒカリやアカスエビ、美しい真っ赤の深海の美魚が選別台の上に見ることができます、
チョウカです。



メヒカリやエビ類とは別に分け、洋上でしっかり氷で締められた魚たちが選別台に開けられます。
遠州灘の沖の深海にはさまざまな魚が群れ、選別台の海に放たれたように見えます。

漁師さんはここから競り用の小さな籠に分け、競り場に並べます。
この山に最も多く見られるカサゴの仲間がチョウカことユメカサゴです。



チョウカは同じく深海に棲むキンメダイやアカムツ同様脂がうまい魚、サイズは小さいものの皿にぴったりなことから、舞阪の魚を得意とする料理屋さん居酒屋さんの煮魚として供され人気を集めています。

チョウカはユメカサゴ、冬の舞阪の選別台に花咲かせる美しい深海の魚です。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
共榮丸一艘曳き底曳き漁
舞阪港のお魚さん
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舞阪港底曳き漁の小さな深海魚 フエカワムキ

カテゴリー │遠州灘のお魚さん



南浜名湖は海の産地、冬の海は風波の海、今日は冬の冷たい雨が降っています。
休漁の日は海を休めながら出漁を待つ舞阪港の底曳き漁に混ざる小さな深海の魚を紹介しています。

フエカワムキです。

陸(おか)から見れば水平線辺りの300mもの深海に網を曳く一艘曳き底曳き漁の共榮丸は舞阪名物メヒカリやアカザエビ、アカムツなどを水揚げしていますが、その中に小さい宝石のような深海の魚が混ざります。

フエカワムキはヒレをまるでトゲのように進化させ、吻(ふん)を前に突き出したかわいらしい魚です。
手の平に乗せればトゲのヒレで立つことができます。
小さな魚ですからこのトゲで大きな魚に食べられないように進化したのかもしれませんね。

面白いのはその口、長く伸びた吻の先に小さなちいさなおちょぼ口を持っています。



同じ深海の珍しい魚たち
手前はソコダラやトウジンの仲間、フエカワムキをはさんでキホウボウです。

尾が次第に細くなり消えてゆくような深海魚らしい魚、まるで古代の硬骨魚のような魚、珍しい魚を底曳き漁の水揚げで見ることができるのです。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
共榮丸一艘曳き底曳き漁
舞阪港のお魚さん
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おはよう!南浜名湖 1月30日 雨の中行く浜名湖牡蠣船

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



冬の天気は一日替わり、冷たい雨降る南浜名湖にもうこの時間元気なエンジン音をあげて浜名湖牡蠣漁師さんの船がやってきます。
まだ暗い時間に奥浜名湖の牡蠣棚から揚げた牡蠣を満載にした船が舞阪を目指していきます。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の干潮は8:47分、満潮は14:11分の若潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すここが今切です。臨む遠州灘は雨にけむっています。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
雨のために休漁、明日は土曜の休漁日となりますので日曜の出漁が期待されています。

この時期の浜名湖の幸を揃えるのが舞阪しらす干しの「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
JR弁天島駅から渚園へと向う道の左側の直売店には、舞阪しらす干し・浜名湖新海苔・浜名湖生海苔・浜名湖牡蠣を揃えて販売しています。

浜名湖生海苔摘みを浜名湖からおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸・白柳水産のみなさんです。



弁天島から舞阪港に近い北雁木(きたがんげ)を臨みます。
浜名湖牡蠣漁師さんの水揚げ場となっている雁木で牡蠣を洗い、剥き場へと運びます。

静かな雨の海、浜名湖の幸のお買い物お食事にお出掛けください。

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舞阪港 グジとも呼ばれるアマダイ 丸小水産ばあばのオススメ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん☆丸小水産ばあばのオススメ



南浜名湖は海の産地、寒中の舞阪港の漁はトラフグ漁と底曳き漁が出漁していますが、今週から豊國丸の高倉船長が取り組むはえ縄釣り漁が加わり、舞阪港に美しい釣りアマダイが水揚げしています。

その釣りアマダイを競り落としたのが、舞阪港の誰もが「ばあば!」と呼び慕う仲買の丸小水産のばあばです。

「釣りアマダイはきれいだよ」とすすめていただきました。



高倉船長のアマダイはトラフグ同様にはえ縄に付けた多くの枝バリにエサをつけ、釣りあげるもの、釣りあがっても手でつかまず、ハリを外して港まで運びます。
魚は網や手に触れることがないため、釣りあがったままのヌルまでついた美しさをしています。



遠州灘の沖に行き、深海釣りでもしなければ手にはいらない美しい釣りアマダイ、アマダイは関西方面では「グジ」とも呼ばれています。
美しい釣りアマダイが人気を集めています。

丸小水産(火曜定休)はこんなお店マップはこちらです。

※取材協力:浜名漁協 丸小水産のばあば
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舞阪港底曳き漁 大きな目小さな体のソコマトウダイ

カテゴリー │遠州灘のお魚さん



南浜名湖は海の産地、舞阪港を出漁し陸(おか)から見れば水平線辺り、300mもの深海に網を曳くのが一艘曳き底曳き漁の共榮丸の漁師さんです。

舞阪港の魅力のひとつが底曳き漁が行われていること、舞阪名物メヒカリ、舞阪の甘エビことアカスエビ、深海の美魚アカムツ・クロムツなどが水揚げされるほか、その漁果に混じり深海の珍しい魚を見ることができます。
共榮丸の漁師さんに見せていただきました。

手の平の上にチョコンと乗ってしまうほど小さな魚は「ソコマトウ」です。
小さな体にまるでトゲのようなヒレ、その目は深海に棲むからでしょうか、体の何分の一かというほどの大きさがあります。



舞阪港に着いた共榮丸の漁師さんは港にある選別台の上に魚をあけ、魚種・大きさ別に選別します。
市場で売れない大きな深海魚は洋上の選別で海に帰していますが、小さなものはこうして混ざっています。

深海魚らしい姿のソコダラの仲間と、小さくても大きな目のソコマトウダイを手の平に舞阪沖の深海を想像するのです。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
共榮丸一艘曳き底曳き漁
舞阪港のお魚さん
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おはよう!南浜名湖 1月29日 風に海を休めて

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



冬の海は風の海、今朝も風吹きやまぬ南浜名湖から臨む遠州灘に風波が見えています。海上安全を守り、沖に向う漁師さんは休漁とし海を休めています。この時間奥浜名湖から牡蠣を運んできた牡蠣漁師さんの船が舞阪を目指します。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の干潮は6:21分、満潮は12:51分の長潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すここが今切です。
全国で10番目、周囲長で3番目の大きさ長さを誇る浜名湖は最南端の今切で海とつながっています。

潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
風波のため、底曳き漁・トラフグ漁とも海を休める休漁です。

この時期の浜名湖の幸を揃えて販売するのが、舞阪しらす干しの「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
JR弁天島から渚園へと向う道の左側の直売店で、しらす干し・浜名湖新海苔・浜名湖生海苔・浜名湖牡蠣を揃えて販売しています。



弁天島の浅瀬に杭を立て海苔網を広げて育てた浜名湖生海苔摘みがはじまっています。
浜名湖から生海苔摘みをおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸 白柳水産のみなさんです。

干潮の朝、海苔摘む様子が見えています。

浜名湖の幸のお買い物にお食事に釣りにお出掛けください。

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舞阪港のゲイシャガール シマフグ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、冬のこの時期舞阪に活気を呼ぶのが「遠州灘天然とらふぐ」ブランドを持つ、トラフグ漁です。

遠州灘に延長5,000もの底はえ縄に600本もの枝バリにエサをつけ沈め、巻き上げて釣り揚げる漁にはトラフグ以外の魚も食いつきます。舞阪港の活魚市場の競り生簀に黄色いヒレを持つ珍しいフグを見つけました。



フグを入る生簀には水揚げした船名と種名が書かれています。ここに「芸」と書かれているのがこの魚の市場名、海尋丸の曽利田船長が水揚げした「ゲイシャ」と呼ばれるシマフグです。



シマフグはその名のとおり縞の粋な衣装に黄色にヒレが挿し色、そして正面からみれば真っ赤な口が紅のように見える魚です。
まるで芸者さんのようなそのあでやかな姿から「ゲイシャ」と呼ばれているようです。

舞阪の漁師さんが生け捕ったゲイシャさん、「強い男には美しい芸者」ということもあるのです。

※取材協力:浜名漁業 海尋丸曽利田船長
舞阪港のお魚さん
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