於義丸 (結城秀康)もなか 雄踏 大和屋

カテゴリー │地産の銘菓 大和屋製菓舗



南浜名湖雄踏(ゆうとう)は古き伝統を守る町、浜松城は徳川家康の出
世城として知られています。

浜松から浜名湖へ至る雄踏街道は旧き商業道として栄えています。
雄踏にはは国指定重要文化財、浜松市重要文化財に指定されている
中村家住宅」があります。

中村家は源範頼の末裔であり、1574年18代中村正吉の代に徳川家康
の側室 於万の方が次男 於義丸 (後の結城秀康)を出産したのが中村
家であります。

その名、於義丸をいただいたのが、大和屋の於義丸最中です。



雄踏の町の中央を通る「雄踏街道」は現在一方通行となっています。

「かつて浜名湖競艇が出来た頃、浜名湖橋から帰り車を雄踏をスムーズ
に通そうと、一方通行になったんですよ」と、三代目店主の山本雅之さん
は話します。

一方通行の利便は街道沿いの店に車を横付けしやすいことですよ。
雄踏の町へはJR舞阪駅からバスで行き、散策する小さな旅をおすすめ
していますが、車で目的の店に横付けするのもよさそうです。



雄踏の町は軒が低き旧き街道の名残を感じ、寺を訪ね中村家で歴史を
想う町、散策と買い物を楽しむ町だと山本さんに教えていただきました。


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雄踏 大和屋:静岡県浜松市雄踏町宇布見5265-1 TEL:053-592-1079



 

花より団子 ひなまつり

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お店に入った時から焼きたてパンのような幸せな香りに包まれる。

甘い香りの中で話しを聞き始めても、鼻はひくひくとその香りを追
っている。ひなまつりの夜、その香りをまた思い出しています。

南浜名湖舞阪・弁天島からお隣の雄踏(ゆうとう)を訪ねる小さな
旅が続いています。
今日は楽しいひなまつり、弁天小僧はやはり「花より団子」のよう
ですぞ。

写真のお菓子は雄踏「大和屋」さんのお菓子です。
それもお話を聴くうちに、お店のお母さんが「焼きたてだから食べ
てごらんよ」と手渡してくれたものなのです。

お母さんありがとうと、二つに割れば、餡ではなく甘いクリームが
詰っているサプライズなうれしさです。



お話を聴きながら、お店をぐるり、おいしそうなお菓子にカメラは
向います。

花より団子にカメラを向ければ団子に「鼻」がひくついてしまいます

ひなまつりの夜、みなさんはご馳走をお囲みでしょうか。
今日は楽しいひなまつり、男たちは団子で楽しむとしましょう。

大和屋のお母さん、ごちそうさまでした。



 

雄踏 大和屋 地産品でつくる和菓子

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南浜名湖雄踏(ゆうとう)は舞阪・弁天島の北に隣接する旧き商業の
町、浜松から浜名湖に至る雄踏街道は雄踏で分岐し、北に舘山寺、
南に舞阪に至る賑わいの伝統を持つ町です。

「雄踏は寺町でもありますが、和菓子は人は誕生から亡くなった時ま
でご利用いただくものなんですよ」と話していただいたのは大和屋の
三代目、山本雅之さんです。

売れ筋は最中、味噌まんじゅう、イチゴ大福と聞きましたが、
お店で見つけたのはカタパン、かつては葬儀の時にいただくお菓子
です。
地域では「お平」と呼ばれ、ゼリーをつけて「平つぼ」として葬儀に使
われるもの、遠州人には懐かしい味を今も残しています。

お誕生では内祝いや帯祝いの菓子と、寺町の和菓子屋さんは雄踏
の暮らしの中にあるのです。



自慢のお菓子の左は「浜名湖からのおくりもの」

こちらは浜名湖の青海苔を使ったフリアン、香りよい浜名湖の香りを
楽しみます。
右はその名も「マン(鰻)ドレーヌ」といううなぎ菓子です。

雄踏の名産を使って活性化しよう、同じ雄踏の海老仙は浜名湖の
うなぎ、魚を使った素材を開発しています。
マンドレーヌは、海老仙の鰻エキスをえさに育った鶏が産んだ卵、
「鰻パワーエッグ」を使って作られたお菓子なのです。



雄踏は西に浜名湖の幸を水揚げする雄踏港を持っています。
天然の鰻も多く水揚げされる雄踏は海の幸を地産としています。

じつは弁天島にも売店を持っていますよと教えてくれた山本さん、
先日訪問した弁天島の食事処、魚河岸太助と並ぶ山本亭の斜め
前に、ご親戚が売店を開いているそうです。

旧き賑わいを今も残す商い街道の昔の話をお聞きしていきます。

雄踏 大和屋:地図



 

雄踏歌舞伎 万人講 大和屋

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南浜名湖は舞阪・弁天島だけではありません、北に隣接する雄踏
(ゆうとう)町は旧き文化と商業の町、浜松と浜名湖を結ぶ商路「雄
踏街道」に面しています。

「昭和5年に創業した祖父の頃から父の時代、私が子供の頃の賑
わいをよく覚えています」

そうお話いただいたのは大和屋三代目の山本雅之さん、店の周り
だけでもお寺さんが三寺あり、和菓子屋はお寺さんや地域の文化
と縁の深い仕事なんですと話します。

 

雄踏は商業の町、旧くは近隣からこの通りに遊びに来ればなんでも
揃うと云われた賑わいの町、ここには旧き伝統を守り今も続く「歌舞
伎」があります。

雄踏歌舞伎「万人講」です。

役者さんによるブログを発見し、読み進めば歌舞伎役者さんを招い
ての講座や定期公演を続けるすばらしき伝統を今に伝えています。

和洋菓子の大和屋さんは雄踏歌舞伎を名にした銘菓「万人講(黒糖
を使用したサブレ胡桃と白胡麻味)を販売しています。



「和菓子は季節と暮らしを素材にしています」という山本さん。

上生菓子は今年の遅い春を先取りした三点、お寺の多い雄踏では
お茶会も開かれることが多く、季節を題として上生菓子を調整されて
います。

和菓子は人の一生についてまわるんですよ、という山本さんの話は
続きます。


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大和屋:静岡県浜松市雄踏町宇布見5265-1 TEL:053-592-1079