舞阪漁港底曳き漁の希少エビ ミカワエビ・ボタンエビ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は静岡県西部では珍しい底曳き漁が出漁する港です。

底曳き漁とは陸(おか)から見れば水平線辺りの200mもの深海に網を曳き、主に舞阪名物のメヒカリやアカザエビ、アカスエビなどを水揚げし、その中には世界最大のカニ、タカアシガニなども揚ります。その網には少量水揚げの珍しいエビが混ざります。

ミカワエビです(だと思われます、お教えください。

漁港ではまとまって獲れた魚やエビはひとボウラ(競り籠)都度の競りが行われますが、数が揃わないものはひとまとめにされています。
他はキロ単位の競りですが、この場合は「山競り」といい籠の中のものをまとめて入札します。

その中の珍しい一尾だけのエビがミカワエビでした。



この日は数が揃わなかったボタンエビ(下)と並べてみました。
ボタンエビはご存知生食の高級エビとして主に寿司種にされていますが、ミカワエビは一尾のみ。

深海エビの種類は多く、珍しいエビにも出会えるのが底曳き漁です。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
舞阪漁港市場のお魚さん
遠州灘のお魚さん

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おはよう!南浜名湖 2月28日 まぶしい雨の弁天島 明日より春漁

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



2月の終わり、秋から冬を徹して漁したトラフグ漁が今日漁期を終え、明日から活マダイ(春の桜ダイ)が揚るタイ網漁が解禁となります。

春漁のはじまり、どの漁も県による許可漁のため、はじまりと終わりがあり、期待のシラス漁は3月21日に解禁です。
雨でも明るい海の町、曇り空は光を散らし海に反射する。まぶしいほどの海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切口(いまぎれぐち)です。

春のタイ網漁はシラス漁の船(10トン以下級)が二艘で一枚の網を曳いて行います。タイ網とは一年で最も網目の粗い(広い)網を使い、主に大きなマダイやクロダイ、スズキなどを水揚げします。

大きな目から抜けるため6月解禁のタチ・アジ漁で獲れる小さく細い魚はその季節まで育ちます。
春の活マダイの勢いが舞阪漁港に春を連れてきます。



海覗きをしながら散策できる弁天島海浜公園も今日は雨、昨年の台風で傷んだ日除けも整備されて春を待っています。
一日海を感じながら楽しむ海辺の公園の季節がやってきます。

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舞阪漁港トラフグ漁最終日 「おわったよ!」俊栄丸の俊さん船長

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん☆舞阪港漁師ブランドのお魚



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は、昨年10月1日から秋冬を徹して出漁したトラフグ漁の漁期が本日終了しました。(2月末まで、明日は雨の予報のため)

「終わったよ!」と大きなトラフグを見せてくれたのは俊栄丸(としえいまる)の俊さん船長です。

俊さん!確か解禁2日目も写させてもらいましたね!



全国に誇る舞阪漁港のトラフグは”遠州灘天然とらふぐ”ブランドを持ち、厳しい冬の寒さと厳しい海で漁したフグは浜名湖・浜松・湖西、広く日本中の食を盛り上げています。

最終日を終えて聞けば今年は水揚げに満たない若いフグが多く、来期(10月1日)までに育ちそうだと来期への期待を聞いています。



俊さんが駆る俊栄丸はチャカ船と呼ばれるさまざまな漁を行う船と仲間たち、トラフグの漁具を降ろせば次はかつを漁の準備がはじまります。

「かつをはいつ来るか!」、舞阪漁港では早くも次の漁への期待があがっています。

※取材協力:浜名漁協 俊栄丸俊さん船長
舞阪漁港市場のお魚さん
舞阪港漁師ブランドの魚

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おはよう!南浜名湖 2月27日 曇り空 トラフグ漁最終日か

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



冬漁盛んな舞阪漁港、明日で2月も終わり、漁期を追えるトラフグ漁が出漁しています。アカムツ・底曳き漁も出漁し午後の舞阪漁港が賑わいそうです。

全ての漁には漁期があり、3月からは活マダイ揚るタイ網漁が解禁、21日にはいよいよシラス漁が新年度の漁の解禁となります。トラフグ漁の漁師さんは近づくかつを漁の準備をはじめます。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切口(いまぎれぐち)です。
雨の前の遠州灘は静か、昨日は遠い沖にかつをがいるという漁師さんの話を聞いています。

かつを漁はトラフグ漁・アマダイ漁などを行う主にチャカ船と呼ばれる船を駆る漁師さんが挑む漁、遠く黒潮上や枝潮に向かい、船から広げた曳縄竿に幾本もの疑似餌(バケ)を曳く引き縄を出して曳き、かつをを釣り揚げます。

舞阪のかつをは釣り即締めて血抜きして凍らせずに運ぶ、もちかつをとして人気を集めます。



3月からは春漁、漁具を積み替え網を巻き替え、船を塗り替えたりして臨む春漁、まもなく始まります。
自然と共にある舞阪の春はかつを到来の声きかれれば一気に加速します。

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舞阪漁港底曳き漁のコシオリエビは超深海エビの仲間

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は県西部では唯一底曳き漁を持つ港です。

底曳き漁は陸(おか)から見れば水平線辺りの200mもの深海に網を曳き、舞阪名物のメヒカリや高級エビのアカザエビなどを水揚げしています。

その水揚げの中に少量のコシオリエビが混ざります。

コシオリエビはその名のとおり尾の先を腹側に畳んでいることからコシオリエビと名付けられています。



少量水揚げのために広く出回ることがないコシオリエビは手に入れた料理屋さんに聞けば、味噌汁用のうまい出汁が出て格別なのだといいます。

テレビで放映される深海を紹介する番組の中に超深海底から熱水を吹きだす「熱水鉱床」があります。
あまりに深く、生き物はいないだろうと思われていましたが、吹きだす鉱物などを栄養にする生き物がいた。

注目されるレアメタルなどの資源も豊富なそこに棲む生き物のひとつがコシオリエビの仲間として紹介されています。

もちろん超深海のコシオリエビとは違いますが近い種類のエビが舞阪にも揚ります。
200m以上は深海、そこに届く手を舞阪漁港の底曳き漁は持っています。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸・幸福丸
舞阪港の深海魚
舞阪漁港市場のお魚さん




 

おはよう!南浜名湖 2月26日 潮は春の海へ 舞阪漁港定休漁日

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



すっきりと晴れた春直前の海、弁天島前を東へ潮が行く今は干潮に向かう潮です。赤鳥居の立ついかり瀬の東を今切口に向かう潮は干いてゆく潮を表します。

今日火曜は舞阪漁港の定休漁日、明日以降に漁期最後のトラフグ漁の出漁が期待されています。3月からは桜ダイが揚るタイ網漁など春漁が順次はじまっていきます。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切口です。

三月になれば剥き終わった牡蠣漁師さんから次第に今年度の牡蠣は終わり、浜名湖海苔摘みは最盛期となり四月に終わります。
舞阪・新居が全国に誇るシラス漁としらす干し生産は3月21日からはじまります。

トラフグ漁を終えた漁師さんからかつを漁に出るぞと情報が入るのも春です。全てが始まってゆく漁の春はもうすぐです。



弁天島の浅瀬に広がる海苔棚は海苔が萌えています。この時間から海苔漁師さんは摘んだり、網を調整したりして育てる漁業を行っています。

もう冬とはいえない弁天島、海覗きしながら散策する人、釣りを楽しむ人が増えてきています。

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舞阪漁港底曳き漁 深海の蓑(みの)を被るミノエビ

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は県西部で唯一の底曳き漁が出漁しています。

底曳き漁は陸(おか)から見れば水平線辺りの200mもの深海に網を曳き、舞阪名物のメヒカリや深海の魚、美しい深海のエビなどを水揚げしています。その中に蓑(みの)を被ったようなエビが混ざります。ミノエビです。



ミノをかぶったミノエビは確かに蓑のようにも見えますが、熟れたクチナシの実のようにも見えます。

ミノエビは少量水揚げの珍しいエビ、刺身(生で)楽しめます。
舞阪漁港には深海エビのアカザエビ・アカスエビ、コシオリエビなどが水揚げされ楽しめます。

※取材協力:浜名漁協 幸福丸
舞阪漁港市場のお魚さん

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おはよう!南浜名湖 2月25日 雨のち春近づく海

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雨のあとは風という冬の遠州灘にも春は近づき静かな朝を迎えています。それでも陸(おか)とは違う沖、今切に波が寄せているように荒れがあり、舞阪漁港は全ての漁を休漁としています。

冬漁を代表するトラフグ漁は2月末までの漁期、明日火曜は定休漁日のため、明後日以降27日・28日に出漁かと予想されています。
3月からトラフグ漁に替わり活マダイのタイ網漁が春の勢いを水揚げします。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切口(いまぎれぐち)です。

街とは違い広い海や浜名湖を臨む南浜名湖には曇りならば晴れよりまぶしい光が満ちています。もう雨も春の雨、今朝は咲き誇り美しい葉も見せてくれる河津桜に雨のしずくが光っていました。



弁天島海浜公園から舞阪・舞阪漁港を臨みます。
舞阪の春は春漁の解禁から感ずることができます。サヨリ漁は既に解禁されタイ網では美しい桜ダイが揚り、沖からモンコウイカがやってくる。
やがてシラス漁がはじまり、早ければ初がつをが揚りだす。

楽しみな春は網にかかってやってきます。

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舞阪漁港のアカムツ買ってよう!丸小水産ばあばのオススメ

カテゴリー │☆丸小水産ばあばのオススメ



南浜名湖は海の産地、浜名湖の最南端の舞阪漁港から遠州灘に出漁するアカムツ漁の漁師さんが舞阪が全国に誇るアカムツ(ノドグロ)を水揚げしています。

今日は舞阪漁港からトラフグ漁・アカムツ漁・底曳き漁が揃って出漁、舞阪漁港の誰もがばあば!と呼び慕う丸小水産のばあばにオススメを聞きました。

「舞阪のアカムツ買ってよう!」、ばあばが見せてくれたのは今日の水揚げ中最大級のキロものアカムツです。



全国に誇る舞阪漁港のアカムツはその名より「ノドグロ」と呼ぶ方が通りがいい高級魚、深海の魚が持つ熱にとろける脂を持っています。
煮魚にすればとろけだすような身を楽しめます。

久々に登場いただいた丸小水産のばあばの元気な笑顔、じつはこの丸小水産のばあばのオススメは今回で398回!記念の400回を目指しています。

今年も多くの魚をばあばに紹介いただきたいと思います。ばあば!よろしくね!

※取材協力:浜名漁協 丸小水産ばあば
丸小水産ばあばのオススメ
舞阪漁港市場のお魚さん



 

おはよう!南浜名湖 2月24日 日曜は釣りの海 春直前、冬漁フル出漁の舞阪漁港

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



昨日夕方、強い風と風波の遠州灘を見ていれば嘘のように静かな日曜の朝、週末の海・浜名湖は釣りの海、春シーズンはじまりの海に挑戦する釣りボートが海に向かっています。

舞阪漁港の出漁はトラフグ漁、アカムツ漁、底曳き漁がフル出漁。三月からはいよいよ春漁の活マダイ漁もはじまります。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅わずか200mの海道、ここが今切口(いまぎれぐち)です。

今切にも釣り船、見回せば突堤にも海に繋がる今切堤防にも、白灯台が分ける導流堤にも釣り人が竿を出しています。
浜名湖の春が始まっています。



赤鳥居を臨む弁天島海浜公園も釣りの海、この時間は東から西への潮、満潮に向かっていきます。

秋から冬を徹して漁されたトラフグ漁は今月末で漁期が終わります。健康で太り大きく育った遠州灘天然とらふぐが揚っています。
さて今日はサヨリが見られますか、まだ舞阪の春告げ魚は見られていません。

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