弁天島橋めぐり 乙女橋

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



南浜名湖 弁天島はその名のとおり、まわりを海に囲まれた島、
JR弁天島駅のある弁天島を中心に、かつて別荘地・保養地・
住宅地として埋め立てられ造成された島々を北に広げています。

水路で隔てられた島々を結ぶ橋を舞阪海幸彦さんの写真で訪
ねていきます。

乙女園の勝見橋を北へ、乙女園と観月園を結ぶ橋が昭和50年
に架けられました。「乙女橋」です。



新居方面から二番鉄橋、一番鉄橋北の海域を結ぶ広い水路を
跨ぐ橋沿いにはレジャー船・漁船が係留されています。



波静かで遠浅の浜名湖には漁船ばかりでなく、船釣りなどを楽
しむレジャー船(プレジャーボート)が多く登録され、係留場所に
繋がれています。
乙女橋沿岸は、浜名湖の東と西、南と北へ抜けられる絶好の
係留地域として人気があります。



弁天島はかつて企業の保養荘が多く並んでいましたが、今は
静かな住宅地となっています。
その中にはまだ広い敷地に松が植えられた海の保養荘を偲ぶ
建物を見ることができます。

水路沿いに歩けば格好の海のぞきを愉しめる散歩道ともなる
乙女園から観月園沿にこの橋が架かっています。

休日には乙女橋をくぐって釣りや海遊びに出かける小舟を多く
見ることができるのです。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり 乙女園 あまつばし

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



陸(おか)を走り抜ければ意識することもありませんが、南浜名
湖は多くの島を持ち、水路で結ばれています。
島は海上にあるのではなく、ほぼ過去に埋め立てられた土地、
その土地は水路で分けられて海に繋がっています。

舞阪・弁天島の橋を巡る旅、第3番目の橋は昭和48年3月に架
かった「あまつばし」です。



弁天島の西側にある二つの島、南側の乙女園、北側の観月園
の東側を結ぶこの橋は、南の新弁天(湖西市新居)から渚園を
結ぶ道に架かっています。



全回の乙女橋の東、二番鉄橋から北へ続く航路に面し、乙女園
と観月園を分ける東西の水路に架かっています。

二番鉄橋は浜松側から二つ目の橋となり、その橋上で浜松市と
湖西市に行政区画が分かれています。



あまつばしは陸(おか)の橋ではありますが、二番鉄橋をくぐって
この橋を過ぎ、観月園北にある航路へと結ぶ海道に面しています。
南へ行けば国道一号線へ、北へ行けば渚園から雄踏、村櫛、舘
山寺へと抜けてゆく街道に架かる橋でもあるのです。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり 観月園 観月橋

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



JR弁天島駅のあるところを弁天島といいますが、弁天島はJR
の鉄橋をくぐり北へ続く五つの島で構成されています。

昭和まで続いた保養荘や別荘地、海辺の住宅地として埋め立
てられ広げられた弁天島はそれぞれが美しい「島」としての名
を持っています。その島々を橋が結んでいます。

弁天島の橋を巡る旅、第4回は「観月橋」です。



観月園と千鳥園を結ぶ「半分」までに架かるのが観月橋、南の
二番鉄橋から続く航路の真ん中に島があり、いまは閉めている
「湖島」とマンションのみがある島へ架かるのが観月橋です。



二番鉄橋からこの橋をくぐれば、もう渚園を見ながら村櫛を対岸
に見る海域、南の弁天島とはまた別の風情を持つ海が広がって
いきます。



観月園から千鳥園を結ぶ観月橋、この先のもうひとつの橋を渡る
道は弁天島を代表する料理店などへ案内する道となります。

またJR弁天島駅から北へ、千鳥園から西へ曲がり弁天島の風情
豊かな観月園や乙女園へと渡る橋でもあります。
さて、もう一つの橋はまた後日のご案内といたします。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり 名月橋 観月園から渚園

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



弁天島周辺の橋を巡る舞阪・弁天島の橋巡り、五橋目となり
ます今日は観月園と渚園を結ぶ「名月橋」です。

かつて弁天島は海の保養地として埋め垂れられ、それぞれ
が水路で隔てられていたことからそれぞれの島は風流な名
がつけられています。
橋を巡る旅は夕陽の名所乙女園、北にアルプスまでを臨む
観月園と歩き、観月園と渚園を結ぶこの橋、名月橋に至り
ます。



渚園とを結ぶこの橋は珍しいカーブのついた橋、観月園から
の連想で「名月橋」と名付けた理由は弧の形をしているから
でしょう。



昨日の観月橋から臨めば名月橋の向こうに村櫛や湖西へ
と続く浜名湖の広がりを見ることができます。
南の弁天島だけでなく、広い浜名湖はこの先奥浜名湖まで
の広がりを持っています。



東へ行けば渚園前を通り、浜名湖の支湖である庄内湖方面
へ、橋をくぐれば村櫛へと続く広い海への航路に架かる明月
橋は、多くの漁船、プレジャーボートの行き来するのを眺める
橋、南浜名湖の航路の交差点ともなっている橋なのです。

生活道路としては湖西方面から雄踏・村櫛・舘山寺方面へ
向かうに弁天島まで戻らずに観月園から迎えるパス道路とし
ても使う橋、両側に海を見て跨ぐ少しウキウキとした気分とな
れる心の架け橋でもあるのです。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり 千鳥園の名店へ あさひばし

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



国道一号線を浜松方面から西へ向かえば一つ目の橋(一番鉄
橋)を渡ってJR弁天島駅のある弁天島に至る、駅前を北へ向か
う島巡り、さらに西へ向かって二番鉄橋からは浜松のお隣湖西
市新居となります。

この二番鉄橋の北に架かる橋は間に「湖鳥(閉店)」がある小さな
島に観月園側に観月橋、島の千鳥園側に「あさひばし」が架かり
ます。写真のようにあさひばしの傍には浜名湖料理の名店「太助」
があります。



観月園と千鳥園を結ぶ道は、食事を楽しむ道、あさひ橋の畔の「太
助」とその斜め前にある「山本亭」は兄弟店、山本亭はお兄さんが
太助は弟さんが腕を奮い、先代の山本さんは会長として地域のた
めに観光協会長をつとめています。
舞阪港雄踏港鷲津港の魚を見立て、スッポンからウナギ、地魚
を出す浜名湖料理の名店として知られています。



太助のある千鳥園から眺めれば向こうに西側の観月園へと至る。
弁天島の混雑時などはこの橋を渡ってパスすることもできる生活
道路でもあります。



南を眺めれば遠く向こうに二番鉄橋、その向こうには赤鳥居のある
弁天島に至ります。
広い弁天島は大きく五つの島からなり、車ばかりではなく海を覗きな
がら散策によいところ、海の潮の影響を受けながらもうこのあたりは
波もなく静かな浜名湖を楽しむことができるのです。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり 渚園前 渚橋

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



南浜名湖の旅の入口はJR弁天島駅、列車の旅でも車でも起
点となるJR弁天島駅のすぐ東側から北へ向かう道路は渚園
に突き当たります。

舞阪・弁天島の橋を巡る旅は、弁天島から渚園に架かる橋
「渚橋」に到着します。橋の向こう側が渚園です。



渚園は大きな駐車場を持ち、キャンプ場、イベント広場、水産
試験場の付属施設の水族館「ウォット」などがある島、渚橋を
渡れば正面が渚園です。



渚橋の角には春から(今年は4月27日から)始まる弁天島遊船
組合
の潮干狩りの出発場(混雑時期のみ)となっています。
弁天島海浜公園が混雑する場合は、渚園駐車場にとめてここ
から出発することができます。



渚園から南へ、JR弁天島駅までは徒歩で10分ほど、途中には
しらす・海苔の名店が並んでいます。
弁天島は海覗きをしながら歩くのによいところ、JR弁天島駅か
ら歩き渚園のイベントや楽しみにやってくる人は渚橋を歩いて
渡ります。渚園前を右(東)へ向かえば雄踏、村櫛、舘山寺方面
へと進めます。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり 食事しらすあさりの名店並ぶ ちどりばし

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



南浜名湖を旅する人の玄関口はJR弁天島駅、駅のすぐ東側
の線路をくぐり北へ向かえば三つの橋を渡り渚園へと続いて
います。



JR弁天島駅から二つ目の橋「ちどりばし」周辺は食事・あさり・
しらす・海苔の名店が並んでいます。



橋の北西詰にあるのが食事の名店「浜菜坊」、舞阪港に漁あ
る時は生しらす丼が食べられ、冬は浜名湖牡蠣を使った料理
を楽しめる浜名湖料理の名店は、すっぽん料理を楽しめる店
でもあります。※浜菜坊取材はこちら



ちどりばしの手前には浜名湖あさり・浜名湖牡蠣を卸販売する
「かね勇」、ブログ「舞阪しらす親分一家!」でお馴染みの丸昌
河合商店の直売店が共に青い看板を並べています。

春からのシーズンにはこの両店でしらすをあさりを買う楽しみが
ある「ちどりばし」への道です。



渚園までの道は買い物と食事の道、JR弁天島駅から徒歩で
楽しめる橋を巡る旅は続いていきます。
春シーズン近づく弁天島の行楽の道をお進みください。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり 日の出橋

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



南浜名湖 弁天島の玄関、JR弁天島駅がある島は文字通り弁
天島、四周を海と水路に囲まれた島となっています。
弁天島はこの島だけでなく、乙女園、観月園、千鳥園などそれ
ぞれ美しい名がついています。



JR弁天島駅から渚園へ続く道より一本西に南北に弁天島と
千鳥園を結ぶ水路があります。その水路に架かる橋が「日の出
橋」です。

昭和48年に架かったこの橋も、観月橋やあさひばしなどと同様に
美しい名がつけられています。



弁天島の島々はかつて保養荘や別荘、住宅地が作られた埋め
立て地、川のように見えますが今切を通じて潮の干満の影響を
強く受ける海の延長、川のようなこの水路にも潮の干満があり、
海の魚が入り込みます。



南に行けば弁天島駅北の水路まで、北に向かえば千鳥園とを
結ぶ水路まで、住宅地の間を通る水路に海が続いているのです。

弁天島の島々は海のつながりの中で暮らす町、川とは違う魚が
泳いでいるのです。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり ボラの子泳ぐ かもめばし

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



舞阪海幸彦さんの企画取材による弁天島の橋めぐり、JR弁天
島駅のある島ばかりが弁天島ではなく、地域として(自治会と
して)JR弁天島駅の北や西に伸びる地域の島々を弁天島と読
んでいます。

その橋にはかつてよりの行楽地・保養地に架かる橋として風流
な名がつけられています。

「かもめばし」(昭和42年架かる)です。



JR弁天島から北側へ渚園へ続く道の一本西側に通る水路は
川のように見えますが、もちろん海に続いている。この冬の間
には海(川)覗きが楽しめます。



今は静かな住宅地となっています弁天島のこの水路を覗けば
真っ黒になぶらを作って泳ぐ魚を見かける時があります。
冬に海から水路までやってきて群れるボラの子「イナッコ」です。



子供たちも、まだまだ子供の心を失わない私たちも、覗いた水
面に魚や生き物を期待するもの。
それがここでは真っ黒にかたまり泳ぐ浜名湖の幸、豊かさを見る
ことができるのです。

弁天島の島々を結ぶ大きな、小さな水路はみな海の延長である。
潮の干満の影響を強く受けるこの細い海はさらに弁天島に向かっ
て南へと続いているのです。

※写真:舞阪海幸彦さん



 

弁天島橋めぐり JR弁天島駅を臨む 梢橋

カテゴリー │舞阪・弁天島の橋



南浜名湖の入口JR弁天島駅のある島は弁天島、弁天島はこ
の駅の島ばかりでなく、北に多くの島を持ち、それぞれが橋で
結ばれています。
島々を分ける水路は全てが海と繋がっています。



JR弁天島の北側を流れる水路の対岸にあるのが「梢橋(こず
えばし)」(昭和52年架かる)、橋からはJR弁天島駅や、弁天
島海浜公園沿いに建ち並ぶホテル・マンション群が見えてい
ます。

駅の南側の海浜公園側を散策するのは楽しいものですが、こ
の北側には静かな住宅地となり海辺の町を散策するによいと
ころです。



橋からは海の魚たちも覗くことができるこの橋辺りが、かつて
保養荘や別荘が建ち並んだ弁天島の思い出の道、松に囲ま
れた夏の家を訪れた方は駅からこの橋を渡って夏を楽しんだ
ことでしょう。

今は保養荘も少なくなってきましたが、まだまだこの橋沿いの
道はかつてを偲ぶ建物や土地が残っています。

橋めぐりはいよいよJR弁天島駅に渡る橋につながっていき
ます。

※写真・企画:舞阪海幸彦さん