貝を背中に負って隠れるカイカムリ 

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

商業的に販売されることのないカニは市場まで運ばれることは少ないものの、漁師さんのご厚意で見せていただいています。

漁師さんから浜名湖の砂底にはよくいるよ!といわれる珍しいカニを紹介いたします。

ピンクの爪先と全身を短い毛で包んだカイカムリです。



このカニの特徴はその名前カイカムリからわかるように貝を被ること、背に二枚貝の殻を背負って隠れているといいます。

よく見れば背中に向けて1対の短い脚があり、その足で起用に貝をヒョイと背に負っているのだそうです。

漁師さんのように自由に浜名湖を行ければ見かけることがあるのでしょう。一度貝を被っているのを見てみたいですね。

南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港の木の葉 ウシノシタのつぶらな眼

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪漁港も初夏のはじまり、この季節に水揚げされるのがウシノシタです。

前日の午後に遠州灘の沿岸に仕掛けた網を翌日朝に揚げる刺し網漁にはガニことガザミ(ワタリガニ)やマゴチなどと共に写真のウシノシタが揚がります。

ウシノシタという名前より一見木の葉のように見えます。よく見ると頭の部分を観るとつぶらな眼が二つ並んでいます。



ウシノシタは裏返すと真っ白、市場では扱いのよさを見せるために漁師さんは裏返して並べて競りにかけています。

白いウシノシタがならべばさながら木の葉のよう、舞阪漁港のごちそうが並ぶ季節です。

南浜名湖あそび隊!


 

「コシオリエビは割烹の味噌汁用の深海エビ」

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



遠州灘・浜名湖のエビ
 
南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今朝の紹介は舞阪漁港の底曳き漁で水揚げされる深海のエビ、コシオリエビです。

長く伸びたハサミ脚を持つコシオリエビはその名のとおり尾の先の部分を腹側に折り曲げていることからコシオリと呼ばれているのでしょう。



あまり多くは水揚げされないコシオリエビですが需要は高く、特にエビ出汁がしっかりと出る味噌汁用にと割烹店などに買われています。

深海の生き物を紹介する番組などでは超深海や熱水鉱床などの周りに群れている様子を見ることがあります。

底曳き漁で揚がる生き物の不思議、その一部は舞阪でも見ることができ、手に入れることができます。

南浜名湖あそび隊!




 

舞阪漁港に揚がる世界最大のカニ タカアシガニ

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



浜名湖・遠州灘のカニ

南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

今朝の紹介は遠州灘で操業する舞阪漁港の底曳き漁(9月1日~翌年5月15日漁期)で水揚げされる世界最大のカニ、タカアシガニです。
まずはどんなに大きいをオスのハサミ脚のハサミで紹介します。大きいでしょう。



タカアシガニといえば伊豆の戸田の深海トロール漁での水揚げが知られていますが、タカアシガニは相模湾、駿河湾、そして遠州灘にも棲み、じつは移動しているといいます。

遠州灘では3月頃から大量に獲れることがあり、移動中ではないかといわれています。深い海の底を相模湾・駿河湾から大群で進むタカアシガニたちがいるのかもしれません。

このタカアシガニですが、舞阪漁港では「ヘイケカニ」と呼ばれています。

写真は台車に乗せたオス、子の脚を伸ばせば2m以上に達します。



こちらはメス、メスはオスよりずっと小型が多く、ハサミ脚も小さいことからわかります。

もちろん他のカニと同様に腹側からみれば大きなふんどし(外子をつつむ)を持つのがメスのタカアシガニです。

隠れた舞阪漁港のカニの水揚げ、世界最大のカニ、タカアシガニが5月15日までの底曳き漁の漁期に水揚げされています。

南浜名湖あそび隊!


 

「アカザエビはイセエビを凌ぐ舞阪底曳き漁の高級エビ 浜名湖・遠州灘のエビ」

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今やアカザエビといえばイセエビを凌ぐ人気、深海エビであるアカザエビの水揚げされる産地では海鮮のおススメとして紹介されています。

遠州灘への底曳き漁を持つ舞阪も同じ、最高級エビとして扱われています。



舞阪市場で扱われるアカザエビは市場名を「テナガエビ」、「テナガ」と呼ばれます。あの川エビのテナガエビと同じ呼び方ですが舞阪ではアカザエビのことです。

アカザエビの主な水揚げは例年9月1日から翌年5月15日までの底曳き漁での水揚げです。

真っ黒なサングラスをかけたようなギャング顔に独特の姿、人気急上昇の舞阪の高級エビです。

南浜名湖あそび隊!


 

遠州灘の朝日 真っ赤なアサヒガニ 浜名湖・遠州灘のカニ

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

遠州灘は太平洋、大海に揚がる朝日の美しさは漁師さんが誇る景色、まるでその色を映したようなカニが沿岸刺し網漁で揚がることがあります。
アサヒガニです。



進化的には古い世代だというアサヒガニのこの色の美しさ、細かいところまで凝ったデザインが美しいカニです。

舞阪には大きなものは揚がりませんが、大きく育ち食用にもなるアサヒガニ、カニではありますが横ばいでなく前進するそうです。

古代の姿を残す遠州灘の朝日、刺し網漁師さんに特別に見せていただけました。

※南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港 ギシギシッ 全身樹脂製を思わせるマツカサウオ

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

シラス漁、活マダイ漁、底曳き漁に沿岸刺し網漁と水揚げ豊かなな舞阪漁港は広く遠州灘の幸が水揚げされています。

その網には珍しい魚がかかることがあります。

金色の樹脂製を思わせる鱗に覆われたこの魚はその名もマツカサウオといいます。

黒のふちどりを持つ鱗模様は実際にも鱗、ところが分厚くまるで樹脂製を思わせ、活きているものはギシギシッと音を立てることがあります。
ヒレは鋭いトゲのようになった全身装甲魚です。



他の魚などの餌にならぬよう、特に深海の魚にはこうした特徴を持つものが多くあります。

体表を固め、ヒレを鋭いトゲにしたマツカサウオはこうして立てることができるのです。

顎のあたりの黒い部分は発光帯、深海では薄い緑色に光るそうですよ。日本ではマツカサですが海外ではパイナップルとも呼ばれるそうです。

面白い魚を見つけることができる舞阪漁港です。

南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港底曳き漁の美エビはボタンエビ 遠州灘・浜名湖のエビ」

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今日の紹介はボタンエビです。
舞阪漁港の底曳き漁の水揚げに混ざるボタンエビは美しい黄色の殻に赤い模様を持っています。



海の生き物は魚ではキンメダイやクロムツ、アカムツなど、カニやエビも深海に棲むものはうまい脂を持っています。

濃厚なエビの脂は塩焼きで味噌汁でと楽しめ、もちろん刺身にして絶品です。

少量水揚げの美しいボタンエビが底曳き漁の季節に舞阪漁港を賑わせます。

南浜名湖あそび隊!


 

脚に毛を持つモクズガニは伊豆のズガニ・中国の上海ガニ

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



浜名湖・遠州灘のカニ


南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。


ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

浜名湖には伊豆河津などで珍重されるズガニことモクズガニが棲み、冬に水揚げされています。

このカニは中国の高級ガニの上海ガニと近似種といわれています。



ハサミ脚などに毛を生やした様子が藻屑に見えるからモクズガニ、岸辺のヨシなどの中に棲み、ガザミなどのように泳ぐことはありませんが、群れていますので時に大量に獲れることがあります。

もちろんよく泥を吐かせてからすり潰して鍋の湯の中でたんぱく質を固める、ズガニ汁ほか、大きめのものはガザミなどと同様に蒸す・茹でるなどしても楽しめます。

浜名湖の雄踏、鷲津市場の冬に水揚げされるモクズガニ、モジャモジャのハサミ脚の先だけ真っ白、数が買えますからいろんな楽しみ方ができそうです。

南浜名湖あそび隊!


 

舞阪漁港でもめったに揚がらないセミエビ」

カテゴリー │☆浜名湖歳時記



南浜名湖はエビの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのエビ類が海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のエビが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のエビと海のエビのうち合計14種を紹介しています。

今朝の紹介は舞阪漁港にもめったに揚がらない珍しいエビ、セミエビを紹介いたします。


ゴツゴツした甲羅は保護色のようになり、さぞかし海の中では見つかりにくそうです。



ウチワエビなどと同様に見入りが悪そうに思えますが、意外なほど尾から胸までの身が多く、刺身から海老汁でおいしいと聞いています。

岸刺し網などで時々かかる珍しいエビ、遠州灘にはこんな不思議なエビも棲んでいます。

南浜名湖あそび隊!