舞阪港モチガツオ カツオ漁出漁予定情報

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、GWを前にしたこの時期に待望のカツオがやってきた!

先週から水揚げがはじまった舞阪のブランドガツオ「モチガツオ」が舞阪の、浜松まつり直前の浜松の活気をあげています。

世間は既に大型連休が始まっていますが海の産地舞阪は別、今日まで荒れている海がおさまればカツオ船団が出漁を予定しています。

仲買さんに聞けば5月1日(日)・2日(月)・3日(火)に予定されているカツオ漁出漁に期待があがっています。



舞阪カツオ船団の出漁は日が変わって(午前0時過ぎから漁場の遠近で出漁時間が変わる)からの出漁、夜明けに遠く南の漁場に着き、船の両舷に腕を広げるように曳き縄竿を出し、疑似餌をつけた幾本もの曳き縄を曳いてカツオを釣りあげます。

船より高速で泳ぐカツオの群れの先に船を入れ、追いついてくるカツオがかかれば、一本づつ曳き縄をたぐって船上に取り込みます。

そこで即締めし、分厚いスポンジと氷水のカンコウ(生け簀・保冷庫)に丁寧に寝かせてくることから死後硬直せずにやわらかいまま舞阪に水揚げされています。

モチモチした食感は舞阪漁師さんの扱いの丁寧さを表し、舞阪モチガツオとして午後の競りにかけられます。



午前の漁でカツオを獲り、競り時間までに舞阪へ凱旋する舞阪を代表する舞阪モチガツオ、出漁すれば午後の舞阪に登場します。

浜松まつり前、GWの需要を満たすか、漁師さんの活躍に期待とエールを送ります。ご期待ください。

※取材協力:浜名漁協 哲昌丸
舞阪港のお魚さん
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浜名湖サイマキはじまったよ 丸小水産ばあばのオススメ

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん☆丸小水産ばあばのオススメ



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

昨日「浜名湖サイマキ 育てば遠州灘のクルマエビ」で紹介しました浜名湖のクルマエビが、今朝の雄踏港市場に登場!

早速、市場の誰もが「ばあば!」と呼び慕う丸小水産(まるこすいさん)のばあばにサイマキを見せていただきました。

舞阪に直売店を持つばあばは舞阪から荷台に生け簀を載せたトラックで市場にやってきます。
落札したサイマキをこのような籠に入れ、生け簀に浮かべて店まで活かしたまま運んでいます。

ばあばのお店では活エビとして購入できます。



浜名湖ではマキ・サイマキと呼ばれる天然クルマエビの水揚げは毎年この季節からハシリの水揚げがはじまり、真夏まで続きます。

浜名湖伝統の小型定置網「角立て網(かくだてあみ)」や、浜名湖から夜の潮で海に流れ出すエビをすくう「エビすき漁(許可漁)」で獲られるサイマキは初夏から夏の浜名湖を代表する幸のひとつです。



※ヨシエビ

浜名湖はエビの宝庫、サイマキと共に水揚げされるエビはボソと呼ばれるヨシエビ、真夏からのアカアシエビ、浜名湖最大に成長するクマエビ、小さいエビはシバエビやシロエビなど季節変わりで登場します。

ボソはサイマキと共に多く水揚げされるエビ、クルマエビのような模様はなく殻の中にムッチリと身を詰めたおいしいエビです。

浜名湖にサイマキが登場すれば初夏、今後水揚げが増えていきます。

丸小水産(火曜定休)はこんなお店マップはこちらです。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 丸小水産のばあば
丸小水産ばあばのオススメ
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浜名湖サイマキ 育てば遠州灘のクルマエビ

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖から干潮の潮に乗って海に流れ出し、満潮に乗ってやってくるエビがあります。

浜名湖ではマキ、サイマキと呼ばれるクルマエビです。
この季節がハシリのクルマエビは初夏から真夏に水揚げの盛りを迎える浜名湖の特産エビです。



浜名湖のクルマエビがサイマキ(細巻)と呼ばれるのは育っても15センチほどであることから、浜名湖料理では刺身で天ぷらで楽しめます。

近づいてみればまるでセルロイドやプラスチックのような殻を持ち、ぐるりと丸くすれば車のように見える模様を持つことからクルマエビという名をもっています。

浜名湖ではサイマキを獲る「エビすき漁(許可漁)」という伝統漁があります。
夜の引き潮に乗って海に流れ出してゆくサイマキを灯火で海面を照らした船の上からすくいあげる漁は、浜名湖の初夏から夏の風物詩ともなっています。



サイマキ(クルマエビ)と言えばエビの天ぷらのあのサイズを想像できますが、じつは海に流れ出していったクルマエビは育てばゆうに30センチほどにも成長します。

これは舞阪港の底曳き漁共榮丸の網に混獲されたクルマエビ、手のひらに乗せればこんな大きいものが海に棲んでいるのです。

大エビ天にできそうですが、やはりクルマエビといえばサイマキサイズのほうがおいしそうですね。

浜名湖のサイマキの季節はこれから、浜名湖料理店に寄ったら初夏からの幸としてお楽しみください。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 浜名漁協 雄踏港の漁師さん 舞阪港共榮丸
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浜名湖のイカ コウイカ・モンコウイカの季節はじまる

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

遠州灘に網曳く舞阪港のタイ網漁は3月からが漁期、その網にコウイカが入ってから2ヶ月、潮に乗って浜名湖にコウイカ類のイカが入ってきています。

コウイカ類のイカは浜名湖に泳ぎ入り、浅い浜名湖の砂底に茂るアマモなど藻場や岸辺に産卵します。



浜名湖で産卵し網にかかるコウイカはコウイカとモンコウイカ、写真では右の横縞があるのがコウイカ、左ははっきり見えていませんが目玉のような、人によればキスマークのような紋を持つモンコウイカです。

脚は短く、長い胴を持ち、その中に大きな舟(甲)を持っています。
また、コウイカ類は多くスミを吐くことからスミイカとも呼ばれています。

身は厚く甘いことから刺身で楽しむ浜名湖の初夏からの幸のひとつです。

岸に寄るため、コウイカが浜名湖に入れば岸からのルアーでも狙えるコウイカ、漁師さんや釣り人さんに聞けばコウイカ類は必ず雌雄二ハイで泳ぐといいます。

1ハイを獲れば必ず近くにもう1パイいるというのです。

浜名湖のコウイカの季節はじまる。産卵した卵は夏に孵化し、新イカと呼ばれる小イカとして浜名湖を泳ぎ珍重されます。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 丸小水産
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浜名湖ワタリガニ ガザミ・タイワンガザミ

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の生き物が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖のワタリガニ類ややエビはこの時期はハシリ、浜名湖を代表するワタリガニを紹介いたしましょう。

ガザミです。

ガザミはワタリガニの代表的な種、甲羅はやや緑色をし全体に菱形をしています。
ワタリガニとは最も後ろの遊泳脚の先がボートのオールのような形をして泳ぐことができます。



タイワンガザミです。

タイワンガザミのオスはハサミ脚が長く青紫色をしているのが特徴、メスはガザミに似ていますが、ガザミの甲羅には横に縞がありますが、タイワンガザミのメスは黒い星を散らしています。

タイワンガザミはガザミよりややアッサリしていると言われます。



ワタリガニ類の料理は簡単、活きたまま(もしくは氷締め)したカニを蒸す・茹でるだけで真っ赤に変わります。

手前がタイワンガザミのオス、青紫の甲羅から向こうのガザミと同様に真っ赤になります。
ハサミ脚が長いことから立派に見えて好まれることもあります。

蒸し・茹であがったら甲羅をはずして身や味噌、内子(卵)を楽しみます。

ワタリガニ類は潮の干満を利用して浜名湖と海を行き来して育ちます。
浜名湖の市場に揚がるカニ、遠州灘の刺し網で獲られ、舞阪・浜名湖の市場を賑わせます。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 
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舞阪港の大蛇 恐ろしき猛魚ハモの歯の構造

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪から、水平線あたりの深海に網を曳くのが一艘曳き底曳き漁の共榮丸です。

冬は舞阪名物メヒカリや舞阪の甘エビことアカスエビ、アカムツやクロムツ、キンメダイなどを揚げる共榮丸に、この時期ハモが混獲されます。

京や関西で珍重されるハモは皿や腕に白い花を咲かせる美しい料理で楽しまれますが、じつは育てば大蛇とも呼ばれる恐ろしい姿をしています。



目の前にあれば仲間でも噛みつくという猛魚ハモは、育てば2メートルにも達する細長くくねりながら泳ぐ体を持っています。

口は裂け、恐ろしげな歯をズラリと並べたところを撮ればワニなどは虫類とも似た口を持ち、体をくねらせて前にも後ろにも進むことができ、一度噛みつけば体を回転させて噛みちぎる習性を持っています。



その恐ろしい歯を口を開けた写真で紹介します。

下アゴはぐるりに歯を持ちますが、なんと上アゴは中央に歯が縦に並んでいます。
このアゴで噛みつけば逃げることなどできないことがわかるでしょうか。

初夏の祇園まつりで需要が最も高まるといわれるハモ(舞阪の漁期は5月15日で終了)、舞阪からは関西へ、大消費地である関東へと送られてゆくハモ。

洋上で揚げた網に群れて入ると聞けば、出会いたくないものだと思う舞阪の猛魚なのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
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浜名湖雄踏たきや漁 健太さんのワタリガニはじまる

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南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が水揚げされる雄踏(ゆうとう)港市場に、浜名湖伝統のたきや漁の水揚げがはじまっています。

雄踏の青年たきや漁師健太さんのワタリガニです。



※写真はタイワンガザミのメス

たきや漁は静かな夜に浜名湖に小舟で出て、舳先に灯りをともして砂底にいる魚やカニ・エビを獲る伝統漁です。

5月からは観光漁として「浜名湖雄踏たきや漁」がはじまり、伝統漁の体験ができます。

漁としてのたきや漁は広く浜名湖のポイントをまわり、突き・すくいして行われ朝まで続く漁、漁師さんは徹夜ともなり、そのまま朝の市場に水揚げにやってきます。



健太さんと共にたきや漁の水揚げにやってきたベテラン漁師吉田さんです。

「そろそろガニが見えてきたよ」と、多くなったワタリガニの水揚げを市場に揚げています。

浜名湖の夏の名物ワタリガニはガザミ・タイワンガザミなど、いよいよワタリガニの季節がはじまります。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏漁師健太さん・吉田さん
雄踏漁師ブランドの魚たち
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おはよう!南浜名湖 4月27日 静かの海網曳くしらす船

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



風のない静かな海にしらす船が網曳く朝、連日舞阪の勢いをあげるカツオ船団が今日も出漁しています。
舞阪のモチガツオがもたらす4月末の景気で人があふれる午後が続いています。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚はたっぷりの潮に洗われています。
今日の満潮は7:44分、干潮は14:57分の中潮の海です。



舞阪から出漁したしらす船は沿岸広く、底曳き漁は水平線あたりの深海に網を曳き、カツオ船団は数時間もの沖で操業しています。

浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
底曳き漁・アカムツ漁・カツオ漁が揃って出漁しています。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
出来たてのしらす干しはJR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で販売しています。

洋上からしらす漁を、浜名湖から浜名湖海苔摘みをおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



赤鳥居を臨む弁天島海浜公園です。
今年は資源保護のために五月からの潮干狩りは中止となりましたが、続く季節ビーチで賑わいます。

カツオ今日も揚がるか、話題の舞阪港はしらす漁と共に水揚げで賑わいます。

舞阪モチガツオ・舞阪しらす干し・鮮魚のお買い物・お食事に釣りに海辺の散策にお出かけください。

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舞阪モチガツオは丁寧な扱いで価値をあげる

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、昨年一昨年と黒潮が遠く舞阪モチガツオの水揚げがなかった舞阪、今年は一昨日から水揚げが始まりました。

本日は三日目の漁、カツオ船還る港は期待する人の群れ、舞阪港漁徳丸の英治船長の水揚げを見せていただきました。



午後の舞阪に凱旋したカツオ船は16艘、舞阪港の奥半分を占める活魚・鮮魚市場に横付けして水揚げをはじめます。
手前の赤い曳き縄竿を持つのが漁徳丸です。



舞阪港に着いた英治船長は船尾デッキ下にあるカンコウ(カンコ=生簀・保冷庫)の蓋をあけ、カツオを取り出す準備にかかります。

遠い黒潮から丁寧に運ばれてくる舞阪港のカツオ船団の仕事を見せていただきます。



カンコウの蓋があけば見えるのはぶ厚いスポンジ、これはカツオを寝かせたスポンジベッドの掛け布団、氷水でしっかり冷やしたこの下にカツオが寝かされています。



船長がたっぷりと氷水を含んだスポンジを取りだしています。
洋上で水揚げしたカツオは即締められ、スポンジと氷水のベッドに寝かされ、その上からスポンジをかけられて舞阪を目指します。

擦れることなくしっかりと冷やされて着いたモチガツオは硬直することなくモチモチしたやわらかさを保っています。



大きさ別に一列に並べられるカツオは計量札をつけ、列単位でkg単位の競り(入札)が行われます。

すれ傷のない美しさ、モチガツオの身の柔らかさを保った舞阪モチガツオあは、漁師さんが洋上から品質を保つことでブランドガツオとなるのです。

※取材協力:浜名漁協・舞阪港漁徳丸
舞阪港のお魚さん
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舞阪港の猛魚 ハモvsハモバサミ

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南浜名湖は海の産地、遠州灘に網を曳く舞阪港の共榮丸はこの時期、遠州灘の猛魚ハモを混獲しています。

ハモは京都を中心に関西で人気のある魚、7月の祇園祭りには欠かせない魚として珍重される魚、舞阪からは5月15日までの底曳き漁の漁期の間に網に入ります。

最近ではハモ料理を供する店が増えた関東方面への出荷も増えています。

仲間にさえ食いつく猛魚ハモを扱うのはとても危険な作業です。



口まで裂けた口に鋭い歯、ハモを扱う漁師さんはハモにも負けないほど大きな口を開け歯が並ぶ道具を使います。

ハモバサミです。

ハモは噛みつくだけでなくワニなどと同様に噛みついたまま体を回転させて噛み切るというものすごさ、その上前にも後ろにも進めます。
長い体を活かして体を持ち上げることもできるという危険な魚です。



そんな猛魚ハモも熟練した漁師さんの扱うハモバザミにはかないません。

ハモの頭の後ろをこう掴まれればハモは動けなくなる。こうして一匹づつ掴んでは大きさ別に分けて水揚げされています。

写真は標準的なサイズのハモですが、時に大蛇と呼ばれる大型が揚がればハモばさみをこえてしまう。

まさに漁師さんVSハモとなることもあるのです。

美しい華を咲かせるハモ料理、産地でのこんな作業からご馳走づくりが始まっているのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
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