舞阪港の大蛇 恐ろしき猛魚ハモの歯の構造

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舞阪港の大蛇 恐ろしき猛魚ハモの歯の構造

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪から、水平線あたりの深海に網を曳くのが一艘曳き底曳き漁の共榮丸です。

冬は舞阪名物メヒカリや舞阪の甘エビことアカスエビ、アカムツやクロムツ、キンメダイなどを揚げる共榮丸に、この時期ハモが混獲されます。

京や関西で珍重されるハモは皿や腕に白い花を咲かせる美しい料理で楽しまれますが、じつは育てば大蛇とも呼ばれる恐ろしい姿をしています。

舞阪港の大蛇 恐ろしき猛魚ハモの歯の構造

目の前にあれば仲間でも噛みつくという猛魚ハモは、育てば2メートルにも達する細長くくねりながら泳ぐ体を持っています。

口は裂け、恐ろしげな歯をズラリと並べたところを撮ればワニなどは虫類とも似た口を持ち、体をくねらせて前にも後ろにも進むことができ、一度噛みつけば体を回転させて噛みちぎる習性を持っています。

舞阪港の大蛇 恐ろしき猛魚ハモの歯の構造

その恐ろしい歯を口を開けた写真で紹介します。

下アゴはぐるりに歯を持ちますが、なんと上アゴは中央に歯が縦に並んでいます。
このアゴで噛みつけば逃げることなどできないことがわかるでしょうか。

初夏の祇園まつりで需要が最も高まるといわれるハモ(舞阪の漁期は5月15日で終了)、舞阪からは関西へ、大消費地である関東へと送られてゆくハモ。

洋上で揚げた網に群れて入ると聞けば、出会いたくないものだと思う舞阪の猛魚なのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
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