浜名湖エビすき漁はじまる 山本さんのサイマキ(クルマエビ)

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

波静かでエサが豊富な浜名湖はさまざまな海の生き物が産卵し、孵化した幼魚が育つ海のゆりかごです。
海とを行き来し育つ生き物のひとつが、浜名湖特産のマキ・サイマキと呼ばれるクルマエビです。

今朝の雄踏港市場で今年エビすき漁初漁のクルマエビを揚げたのは弁天島の漁師の山本さんです。



エビすき漁とは浜名湖の許可漁のひとつ、夜間の引き潮時に船から海面を照らす灯りをともし、クルマエビやワタリガニが海に流れ出てゆくところを網ですくいます。

浜名湖のエビやワタリガニは潮の干満を利用して海と浜名湖を行き来して育っていきます。
エビすき漁がはじまれば浜名湖の初夏のはじまり、活クルマエビやワタリガニが浜名湖の市場を賑わします。

夜間に浜名湖の潮通しがよい海で灯りをともして働く漁師さんの姿を見る季節がやってきています。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 山本兼三さん
雄踏港市場のお魚さん
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弁天島潮干狩り 明日5月1日より 潮干狩り干潮時早見表

カテゴリー │南浜名湖.com編集部より



南浜名湖の海遊びのシーズンイン情報、明日5月1日より2年ぶりに弁天島の潮干狩りの瀬渡しがはじまります。

一昨年の中止、昨年は限定日の営業でしたが、今年はいよいよ明日より8月30までの営業が開始されます。

まずは気になる潮干狩りの干潮時早見表で毎日の干潮時のチェックをお願いします。



潮干狩、干潮時早見表はこちらです。

潮干狩りを楽しむにはまずは干潮時をチェックします。

例えば5月1日の干潮は表より10:47分、干潮は最も潮が引いた時間を表しています。
瀬渡しを行う弁天島遊船組合では、潮の引き具合を判断して干潮時の二時間前ほどから瀬渡しをはじめます。
※その日によって違いますのでお問い合わせください 

料金は1名に付貝袋1本付き、大人1,400円 子供700円(4才以下)です。

※弁天島遊船組合:053-592-0933 
静岡県浜松市西区舞阪町弁天島3775-2

つまり干潮時間よりかなり早めに到着して瀬渡し開始を待てば干潮時間まで・以後を含め長い時間楽しめます。



潮干狩り場のロケーションです。
JR弁天島駅から徒歩3分の弁天島海浜公園の中央にある桟橋が潮干狩りへの出発桟橋、桟橋前に瀬渡しの料金所があります。

※弁天島海浜公園有料駐車場は一日400円です。

渡る瀬は赤鳥居のあるいかり瀬、赤鳥居から西へと向う広い瀬が潮干狩りの瀬です。
今年は瀬に仮設トイレが整備されています。

アサリは一日一名2kg以下持ち変えることができます。
※帽子や着替え、足元は海を歩くことができる靴やサンダルをご用意ください。

潮干狩りの計画は毎日の干潮時間をチェックしてその前2時間前くらいまでに到着がポイントです。
※干潮時間が過ぎると潮が増えてきて長い時間楽しむことができません。

ルールを守り楽しい潮干狩りをお楽しみください。

※参考:弁天島潮干狩りの過去情報
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舞阪港ワタリガニ水揚げはじまる 丸小水産ばあばのオススメ

カテゴリー │☆丸小水産ばあばのオススメ



南浜名湖は海の産地、4月からはじまった舞阪港の刺し網漁は、遠州灘の沿岸に網をかけ潮の干満を利用してワタリガニやマゴチなどを獲っています。この刺し網に今年もワタリガニ(ガザミ)がかかりはじめました。

魚屋人生五十三年、舞阪港の誰もが「ばあば!」と呼び慕う丸小水産(まるこすいさん)のばあばにカニを見せていただきました。

「今年もはじまったよ!」とばあばが持つのはもう大型に育ったカニです。



ワタリガニと呼ばれて親しまれるカニとはガザミのこと、菱形の甲羅に横に白い縞があるのが特徴です。
蒸す・茹でるだけで真っ赤になり、ジューシーな身を楽しむことができます。

ハシリのこの季節に数を揃えるのもばあばならでは、ばあばは浜名湖の市場の仲買でもカニを買い付けています。



もうひとつのばあばのオススメはコウイカです。
この季節遠州灘の漁で、浜名湖の漁で水揚げされるコウイカ・モンコウイカは身厚の刺身で楽しめます。

舞阪港の休みは5月2日3日4日です。揃いはじめた舞阪の幸をばあばの直売店でお求めください。

丸小水産(火曜定休)はこんなお店マップはこちらです。

※取材協力:浜名漁協 丸小水産のばあば
丸小水産ばあばのオススメ
舞阪港のお魚さん
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おはよう!南浜名湖 4月30日 五月の風吹く海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



高く澄んだ空が海を青く染める朝、もう南浜名湖は五月の風が吹いています。いよいよ明日から弁天島の潮干狩りのシーズンイン、遠州灘には豊漁続くしらす船が網を曳いていきます。

弁天島潮干狩り潮見表2015はこちらです。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は広い瀬の上に立っています。
今日の干潮は10:15分、満潮は16:09分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。

ハモや舞阪名物名物メヒカリやアカスエビを獲る底曳き漁、沿岸でカニやマゴチを獲る刺し網漁、活マダイ・黒鯛を獲るタイ網漁が出漁しています。釣りアカムツ漁は休漁です。

豊漁続く舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」のみなさんです。
今日も豊漁が期待されています。

舞阪しらす漁を洋上からおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



明日より潮干狩りがはじまる弁天島海浜公園、ファミリー釣りが楽しめる公園も混雑が予想されます。
お互いに危険がないよう、マナーよくお楽しみください。

舞阪港の幸・浜名湖の幸のお買い物・お食事に釣りに海辺の散策にお出掛けください。

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浜名湖 この顔は肝がうまい顔 ギマ

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

海につながる浜名湖は魚だけでも700種以上が棲んでいます。浜名湖の幸が集まる雄踏港市場には初夏と共に水揚げされる魚が増えてきます。

ギマです。

同じフグ目の仲間カワハギやウマズラハギなどと似た顔をしたギマも肝をさぐられる魚、この顔を持つ魚は肝も楽しめる魚です。

ギマはヌル(魚の体表を守るヌルヌルの粘液)が多く、ヌルリとしたたるほど、これを除けば扱いはカワハギと同じ、頭の方から皮をズルリと向いて料理します。



カワハギも頭の上に一本のトゲ(背ビレの変化したもの)を持ちますが、ギマは腹側にも対のトゲを持っています。
こうして手の平の上に立てることができます。

美しい黄色いヒレを持ち、カワハギよりスマートな肝のうまい魚が初夏の浜名湖の市場に登場しはじめています。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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浜名湖かくれんぼ 木の葉のようなこれは誰?

カテゴリー │舞阪・雄踏港かくれんぼ



南浜名湖は海の産地、浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

日に日に水揚げされる魚種が増えてゆく浜名湖の幸を水揚げする雄踏(ゆうとう)港市場の朝、桶の隙間にまるで木の葉のようなものが飛び出しているのを見つけました。



この桶は浜名湖の漁師さんが多目的に使う魚入れ「イールライフ(ライフルとも呼ばれます)」です。

底の方に隙間や穴があけてあり、このまま生簀に入れておけば魚は活きたまま保てます。
その底の方の隙間からこれは飛び出しています。



さて、蓋をとってみれば中に入っていたのはこれ、浜名湖の天然ウナギでした。

イールライフ(ウナギ活きる)カゴはウナギの運搬や養殖などに使う桶、この桶を何段にも積んで上から井戸水などを掛け流し、ウナギを活かして出荷しています。

漁業ではウナギ意外の魚やカニやエビなども容れられる便利なカゴとして使われます。

浜名湖の天然ウナギの色は背が深い緑と腹が金色です。(養殖ウナギは背が黒、腹は白い)

ウナギたちはシッポの先を隙間から出していたのです。

浜名湖の漁師さんは秋に育った親ウナギをとり、海に放流するウナギ回帰作戦に参加、資源を守る活動を続けています。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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舞阪港のキンメダイ 美しき釣りキンメ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、初夏ともいえる遠州灘から燃える太陽の色を持つ美しい魚が舞阪港に水揚げされています。

キンメダイです。

キンメダイは相模湾や駿河湾の深みから水揚げされるものが有名ですが、同じような深みを持つ遠州灘にも棲んでいます。

この季節、舞阪港の釣りアカムツ漁こと縦はえ縄漁の妙将丸が釣りあげています。



共に水揚げされるアカムツはノドグロとも呼ばれる最近人気をあげる魚、キンメダイも同じ漁で獲れています。

内なる赤が燃えるような美しさは深海の魚ならでは、うまい脂を持つ魚としてアカムツと共に人気があります。

洗い清めた市場の床に置けばまるで真っ暗な宇宙に燃える太陽そのものです。



キンメダイはその名のとおりまるでガラス玉のように見える目をしています。(角度によっては黒くもみえます)

深海の魚に多いこの特徴をその名にした、遠州灘沖の深海に棲む美魚がキンメダイです。

釣り漁とは長いはえ縄に多くのエサをつけた枝バリで魚を釣る漁、網漁に比べ魚が擦れないことから魚が持つヌルがついたまま水揚げされます。そのヌルがさらに美しい赤を際立たせています。

舞阪物を扱う魚屋さんで、また舞阪物を楽しませてくれる料理屋さん・居酒屋さんでお楽しみください。

※取材協力:浜名漁協 妙将丸
舞阪港のお魚さん
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おはよう!南浜名湖 4月29日 しらす漁豊かな海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



大型連休前の昭和の日、静かな海に竿を出す、小船から釣りをする浜名湖は釣りの海、臨む遠州灘には好漁が続くしらす船が網を曳いています。
海につながる浜名湖はファミリー釣りからクロダイ師の釣り、遠州灘に挑戦する釣りの基地となっています。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は広い瀬の上に立っています。
今日の干潮は9:41分、満潮は15:22分の若潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
沿岸のカニやマゴチを獲る刺し網漁、美しいノドグロことアカムツを釣る漁、ハモや舞阪名物メヒカリを穫る底曳き漁が出漁しています。
しらす漁と兼ねるタイ網漁の出漁の可能性があります。

連日豊かな水揚げが続いている舞阪しらす漁を、出漁情報・競り場からしらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。

舞阪しらす漁を洋上からおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



弁天島海浜公園はファミリー釣りが楽しめるところ、陸から船から太公望が海に挑戦しています。
薄曇りの静かな一日、海覗きの散策と共にお楽しみください。

舞阪港の幸・浜名湖の幸のお買い物・お食事にお出掛けください。

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浜名湖サイマキ クルマエビのハシリはじまる

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖と海を行き来しながら育つ生き物はさまざま、そのひとつ浜名湖の市場にハシリが登場し始めたのがサイマキです。

浜名湖ではマキ、サイマキと呼ばれるのはご存知クルマエビ、初夏から夏に多く水揚げされる浜名湖のクルマエビは、稚エビを育て放流する事業も行われ、浜名湖料理でお楽しみいただきたい特産のエビです。



マキやサイマキは丸い籠に並べられて競りにかけられます。
数がないうちは並べるほどありませんが、数揃えばこのように並べられます。

夏の浜名湖の風物詩として夜間の引き潮に乗ってマキやワタリガニが海へ向かうところをすくい獲るエビすき漁の灯りを見ることができます。



今年初めて籠に並んだマキ・サイマキが並んだ雄踏港市場、今後日を追って水揚げが増えていきます。

浜名湖のエビはさまざま、クルマエビ以外の水揚げも増えていきます。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん
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舞阪港のハモ 食むを名にする猛魚

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、初夏近づくと共に舞阪港に猛魚といえる大蛇のような魚の水揚げが増えてきます。
舞阪港のハモ(鱧)です。

ハモは主に京都(祇園祭りのご馳走として)や関西の初夏の味として珍重される魚、料理では真っ白な花を咲かせますが、活きているハモは仲間同士でも噛み合う猛魚といえます。



活きたままのハモを船首デッキ下のカンコウ(カンコ=生簀)に泳がせて港につけた漁師さんは、大ダモでハモの群れをすくいあげ、大ダライにあけて選別をはじめます。



再び水を得たハモたちは大ダライの中で大暴れ、漁師さんは食いつかれないよう、ハモの首の後ろをハモバサミという道具で掴み、大きさ別に分けて水揚げします。



ハモを調べれば、噛みつく噛み合うことから食む(はむ)からハモと呼ばれるようになったといわれます。

食いつくことを名にされるほどの猛魚の水揚げが、初夏の陽気の舞阪港で続いています。

※取材協力:浜名漁協 共榮丸
舞阪港の深海魚
共榮丸一艘曳き底曳き漁
遠州灘のお魚さん
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