舞阪港の春漁明日から タイ網漁のマダイ・チダイ・レンコダイ

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、冬の舞阪を賑わせ全国が期待したトラフグ漁も今日で漁期を終え、明日3月からは春漁のタイ網漁がはじまります。

タイ網(たい二艘船曳網)は許可漁のひとつ、春漁は3月1日から5月末まで、秋ル王は10月16日から年末まで行われる許可漁です。

出漁するシラス船は船尾の巻車(まきしゃ)にマダイ用のもっとも粗い網を巻き、本船と綱船(つなぶね)で一枚の網を曳き、主に活マダイを活かしたまま水揚げします。

午前遅くから水揚げに戻るタイ網船は「活かし」と呼ばれる活マダイを優先して競りにかけています。
目の上と体にコバルト(青い)の星を持つ活マダイが舞阪に春の勢いを運んできます。



マダイは洋上で網を揚げ、そのまま船首デッキ下のカンコウ(カンコ=生け簀)を泳がせて運ばれますが、その他のタイは氷締めして運ばれてきます。

マダイに似たやや小型のチダイはエラに赤い血のような色を持つことからチダイと呼ばれています。



チダイよりさらに小型の美しいタイが水揚げされます。
体を美しい赤に金色、白銀に輝かせる小型のタイはレンコダイ、焼いてもその美しい色を失わないことから祝いの席につける浜焼きとして使われています。

舞阪に春の勢いを呼ぶタイ網漁、赤いタイのほか活かしのクロダイなども混ざり、港は一気に春の賑わいがやってきます。

※取材協力:浜名漁協
舞阪港のお魚さん
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おはよう!南浜名湖 2月29日 トラフグ漁最終日の海へ

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



雨が予想される海は雨の前の静か、2月末までの漁期いっぱいに出漁する舞阪港のトラフグ漁は今期も全国が期待する漁となりました。
底曳き漁も昨日に続き出漁しています。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の満潮は8:56分、干潮は15:57分の小潮の海です。

浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
トラフグ漁・底曳き漁が出漁しています。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
今期の漁を終え、JR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で舞阪しらす・浜名湖の幸を販売しています。

浜名湖から浜名湖海苔摘みをおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



2月までは冬漁、いよいよ明日3月から活マダイ漁や21日からはシラス漁がはじまる舞阪港、漁師さんは船お装備を替えて準備をはじめています。

勢いを運ぶ活マダイ、浜名湖ではアサリが太り、今年はカツオはどうだろうと春がはじまっていきます。

舞阪しらす干し・浜名湖新海苔・生海苔・浜名湖牡蠣のお買い物・お食事に釣りに海辺の散策にお出かけください。

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舞阪港の三月 タイ網漁で活コウイカがやってくる

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん



南浜名湖は海の産地、舞阪港の漁は2月末で漁期が終わるトラフグ漁までが冬の漁、3月からはタイ網漁(たい二艘曳網)がはじまり、遠州灘から春一番の活マダイの水揚げで春がはじまります。

同じ網に入る舞阪港の春の幸を紹介しましょう。コウイカ類のイカです。

春と共に遠州灘沿岸に寄ってくるコウイカはスルメイカなどとは違い、胴が大きく脚が短いイカ。
身が厚く甘い刺身をたっぷりと楽しめる舞阪のイカです。



3月にはまだ海にいるコウイカ類は、やがて潮の干満を利用して浜名湖に泳ぎ入ります。

春から初夏はコウイカの産卵期、岸辺や浜名湖の藻場(アマモの林など)に産卵にやってきます。

3月には舞阪に、4月からは広く浜名湖を泳ぎ雄踏港の市場にも揚がるようになります。



コウイカ類は長い胴に対し横縞があるコウイカ、胴に目玉のような(キスマークとも)見える紋を持つのがモンコウイカ、産卵受精のためでしょうか、必ずオスメスが一緒に泳ぐといわれています。

舞阪の春漁はもうすぐ、美しい潮を泳ぐそのままに港にやってくるコウイカ類を見ることができます。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港漁新丸
舞阪港のお魚さん
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おはよう!南浜名湖 2月28日 週末の海は釣りの海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



2月は逃げてゆく、冬2月最後の日曜日は静か、今切を越えてゆく釣り船、浜名湖に浮かぶ船、その中を力強いエンジン音を響かせて牡蠣船が舞阪を目指していきます。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の満潮は8:31分、干潮は15:16分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
漁期が月末までとなりましたトラフグ漁、深海の幸を水揚げする底曳き漁が出漁しています。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
今期の漁を終え、JR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で舞阪しらす・浜名湖の幸を販売しています。

浜名湖から浜名湖海苔摘みをおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



舞阪(浜名湖の)牡蠣は全て手剥きの牡蠣、毎日剝ける分だけの限定数量、早朝から剥き子さんが牡蠣を剥いています。

旬の牡蠣はこの時期に最大の大きさと美味しさとなります。

舞阪しらす干し・浜名湖新海苔・生海苔・浜名湖牡蠣のお買い物・お食事に釣りに海辺の散策にお出かけください。

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舞阪沖深海の寄生獣 サナダミズヒキガニ

カテゴリー │舞阪港の深海魚



海の産地舞阪は2月末までがトラフグの漁期、いよいよ3月から活マダイ漁、3月21日からシラス漁がはじまります。
この時期を活かしてかつて見つけた深海の生き物を紹介しています。

舞阪港の沖には深海の産地相模湾・駿河湾と同様の深い淵があります。

陸(おか)から視れば水平線辺りの300mもの深海に網曳く共榮丸は舞阪名物メヒカリやアカスエビなどに混ざり深海の珍しい生き物が港にやってきます。

小さな甲羅に長い脚、舞阪に揚がるタカアシガニの子のようにも見えるサナダミズヒキガニです。
魚の間に交ざってやってきますので脚が揃った完全体のものは珍しいものです。

甲羅から長く伸びた目がまるで漫画やアニメで見る寄生獣を想像させる生き物です。



サナダミズヒキガニはこれほどの大きさです。
同じ漁で水揚げされるタカアシガニは育てば2メートル以上の大きさになりますが、同じように長い脚を持つこのカニはこの大きさ。

それでも何が棲むのかわからない深海のこと、網が届かないさらなる深海にはタカアシガニより大きなこのカニが棲んでいるかもしれませんね。

そしてそれは寄生獣の仲間かもしれないのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
舞阪港の深海魚
舞阪港のお魚さん
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おはよう!南浜名湖 2月27日 春漁はすぐそこ

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



2月は逃げてゆくと言われます。今月末までが冬漁のトラフグ漁、3月からは活マダイのタイ網漁が解禁、3月21日からのシラス漁と共に春漁がはじまる舞阪です。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の満潮は8:08分、干潮は14:42分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
土曜の休漁日です。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
今期の漁を終え、JR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で舞阪しらす・浜名湖の幸を販売しています。

浜名湖から浜名湖海苔摘みをおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



弁天島から見る舞阪港はまだ朝の光の中にあります。

港に並ぶ大きな船は3月21日からの出漁を待つシラス船、3月からは活マダイを獲るタイ網漁もはじまります。
いよいよ春漁のはじまりです。

舞阪しらす干し・浜名湖新海苔・生海苔・浜名湖牡蠣のお買い物・お食事に釣りに海辺の散策にお出かけください。

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舞阪沖深海の触手の恐怖 テヅルモヅル

カテゴリー │舞阪港の深海魚



南浜名湖は海の産地、遠州灘に漁する舞阪港の深海に網曳く底曳き漁やアマダイ漁などにかかる珍しい生き物があります。

まるで生き物とは思えないこの生き物が網に絡んで揚がってきます。

その名もテヅルモヅル類のヒトデです。

クモヒトデの仲間のテヅルモヅルは五本の触手から複雑に分岐した枝のように触手を広げます。
漁師さんは洋上で海に戻していますが、時に船に残って港にやってきます。



この複雑な触手は港にやってきても動いています。細かな先から基部まで複雑にうごめきます。

一見、海の藻のように見えますから足下に落ちていても平気ですが、気づけばギョッとする。触手の塊がうごめく不思議な生き物です。

網で揚がればはがすことができないほどにからみついてしまい漁師さんを悩ませます。

舞阪港の沖、300mもの深海は真っ暗な世界、そこに複雑に触手をうごめかせエサを獲るテヅルモヅルが棲んでいるのです。

舞阪港の深海魚
共榮丸一艘曳き底曳き漁
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おはよう!南浜名湖 2月26日 海苔の潮 海苔摘みの海

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



朝一番の光が弁天島を染めるこの時間、赤鳥居の向こうの瀬に、もう腰まで浸かって海苔を摘む漁師さんが見えます。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立っています。
今日の満潮は7:45分、干潮は14:11分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
休漁です。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
今期の漁を終え、JR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で舞阪しらす・浜名湖の幸を販売しています。

浜名湖から浜名湖海苔摘みをおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



弁天島から臨む浅瀬は海苔が育てられる海苔棚が広がっています。
初夏からは潮干狩りの瀬として活用される瀬は9月から3月末まで海苔の海として豊かな浜名湖の幸を育てています。

もうこの時間に冷たい海に腰まで浸かる漁師さんの働きで浜名湖の乾海苔、香り豊かな生海苔が生産されています。

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舞阪港の深海魚 深海で光る魚たち 

カテゴリー │舞阪港の深海魚



南浜名湖は海の産地、陸(おか)から見れば水平線辺りの300mもの深海に網を曳く、舞阪港の一艘曳き底曳き漁の共榮丸は、舞阪名物メヒカリやアカスエビ、ノドグロやキンメダイなど深海の幸を水揚げしています。

狙いの漁果の中に混ざって深海の珍しい魚が港に運ばれてくることがあります。ご協力いただき紹介しています。

今回の紹介は深海で光る魚たちです。

舞阪にやってくる頃に水揚げ魚と一緒にしっかりと氷締め、活きてはいませんがよく見れば発光器を持つ魚があります。
これはソトオリイワシなどの仲間、腹から尾にかけてブツブツと発光器が並んでいます。



光る魚の中には小さな小さな宝石たちがあります。
深海魚好きにはたまらないと言われるホウネンエソ類の魚です。

この魚も腹にズラリの発光器、実際に見ることはできませんが舞阪の水平線の沖のまっ暗な深海は光に溢れているのかもしれませんね。



中深海に棲み、さまざまな漁で混獲される魚にマツカサウオがあります。

鎧のような鱗をギシギシとさせてさぞや泳ぎにくかろうと思われるマツカサウオは人気者、じつはマツカサウオも光る魚のひとつです。

アゴの下あたりに発光バクテリアを棲ませ、緑色に光るのだそうです。

舞阪港で見る小さな深海魚たちは深海で光り、舞阪名物メヒカリやアカスエビたちと暮らしています。
その一部が混ざって港にやってきます。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
舞阪港の深海魚
舞阪港のお魚さん
共榮丸一艘曳き底曳き漁
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おはよう!南浜名湖 2月25日 海苔の潮に腰まで浸かって

カテゴリー │☆おはよう!南浜名湖



朝一番の強い光が弁天島の赤鳥居をべんがらに燃やしています。弁天島から臨む遠州灘はうさぎ跳ぶ海、風と潮がぶつかり白い波頭が群れる海はうさぎが跳ぶようだといわれます。

弁天島のシンボル赤鳥居の脚は瀬の角に立とうとしています。
今日の満潮は7:23分、干潮は13:40分の中潮の海です。



浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤す幅200mの海道、ここが今切です。
全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

舞阪港の出漁情報は「舞阪港のお魚屋さん」こと中一水産がおしえてくれます。
風波のため休漁となりました。

舞阪しらす漁を出漁情報・競り場・しらす加工場からおしえてくれるのが「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんです。
今期の漁を終え、JR弁天島駅から渚園へ向かう道の左側の直売店で舞阪しらす・浜名湖の幸を販売しています。

浜名湖から浜名湖海苔摘みをおしえてくれるのが「海その幸」こと氷川丸のみなさんです。



大潮から続く中潮の海は海苔の潮、最も海苔が育つこの潮に海苔漁師さんが海苔を摘みます。
もうこの時間冷たい海に腰まで浸かって行う作業がはじまっています。

舞阪しらす干し・浜名湖新海苔・生海苔・浜名湖牡蠣のお買い物・お食事に釣りに海辺の散策にお出かけください。

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