2015年11月06日15:15
舞阪岐佐神社祭典は舞阪大太鼓まつりとも呼ばれるまつり、神の渡御を先導し供して男たちは大太鼓を、女は手踊り賑やかに進みます。
往路稲荷山に向かった御神輿の列は復路16:40分に出立、今も旧暦9月15日開催を守る祭りの復路は提灯を点す灯火の列となります。
大太鼓を吊す太鼓台の正面は提灯で明るくとも、叩く太鼓は上に小さな灯りだけ、この日は大潮の満月、舞阪往還通りを叩き行く太鼓はまるで満月、見上げるように満ちた月に男たちは挑みます。
大太鼓を叩く撥は「太鼓ぶち」、まるでバットのような長さを持ち、見上げるような大太鼓の芯を叩きます。
叩くというより体ごとぶつかっていかなければ大太鼓は鳴りません。
たいこぶちの先端で叩くのではなく、握った拳をぶつけるように叩きつければ空気を震わせて大太鼓が炸裂します。
腰を入れ、前に屈まず振りかぶった太鼓ぶちごと拳を太鼓にぶつければ先端は太鼓の芯を突く、若いばかりが太鼓を大きく鳴らすわけではありません。入れ替わりながら叩き続けられる太鼓、その中に炸裂する音を聞けば太鼓名人を見つけることができるのです。
大太鼓の音を経験するならばその音の違いに気づくべし、同じ太鼓ぶちで叩いても明らかな違いがあります。
ただし太鼓の真横に立たないこと、桶に皮を締めた大太鼓は音圧を持って耳に炸裂します。
不用意に近づけば耳はしばらく聞こえなくなるほどの衝撃を受けてしまいます。
太鼓男たちは代々祭りを叩き継いでいます。
大太鼓の進行は青年たちが、その途中でベテランが見事な腕を披露します。
青年たちは無限の力で交代し叩き続けていきます。
舞阪大太鼓まつりは荒ぶる男たちを神が喜ぶまつり、太鼓炸裂させれば神は大漁と海上安全、舞阪衆の幸せを約束する。
岐佐神社祭典の大太鼓は浜名湖を渡る衝撃音で海をも震わせているのです。
※岐佐神社ホームページ
※岐佐神社祭典2015(仲町年番)
※岐佐神社祭典2014(新町年番)
※岐佐神社祭典2013(砂町年番)
※岐佐神社祭典2012(西町年番)
※岐佐神社祭典2011(仲町年番)
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カテゴリー │舞阪大太鼓まつり2015
舞阪岐佐神社祭典は舞阪大太鼓まつりとも呼ばれるまつり、神の渡御を先導し供して男たちは大太鼓を、女は手踊り賑やかに進みます。
往路稲荷山に向かった御神輿の列は復路16:40分に出立、今も旧暦9月15日開催を守る祭りの復路は提灯を点す灯火の列となります。
大太鼓を吊す太鼓台の正面は提灯で明るくとも、叩く太鼓は上に小さな灯りだけ、この日は大潮の満月、舞阪往還通りを叩き行く太鼓はまるで満月、見上げるように満ちた月に男たちは挑みます。
大太鼓を叩く撥は「太鼓ぶち」、まるでバットのような長さを持ち、見上げるような大太鼓の芯を叩きます。
叩くというより体ごとぶつかっていかなければ大太鼓は鳴りません。
たいこぶちの先端で叩くのではなく、握った拳をぶつけるように叩きつければ空気を震わせて大太鼓が炸裂します。
腰を入れ、前に屈まず振りかぶった太鼓ぶちごと拳を太鼓にぶつければ先端は太鼓の芯を突く、若いばかりが太鼓を大きく鳴らすわけではありません。入れ替わりながら叩き続けられる太鼓、その中に炸裂する音を聞けば太鼓名人を見つけることができるのです。
大太鼓の音を経験するならばその音の違いに気づくべし、同じ太鼓ぶちで叩いても明らかな違いがあります。
ただし太鼓の真横に立たないこと、桶に皮を締めた大太鼓は音圧を持って耳に炸裂します。
不用意に近づけば耳はしばらく聞こえなくなるほどの衝撃を受けてしまいます。
太鼓男たちは代々祭りを叩き継いでいます。
大太鼓の進行は青年たちが、その途中でベテランが見事な腕を披露します。
青年たちは無限の力で交代し叩き続けていきます。
舞阪大太鼓まつりは荒ぶる男たちを神が喜ぶまつり、太鼓炸裂させれば神は大漁と海上安全、舞阪衆の幸せを約束する。
岐佐神社祭典の大太鼓は浜名湖を渡る衝撃音で海をも震わせているのです。
※岐佐神社ホームページ
※岐佐神社祭典2015(仲町年番)
※岐佐神社祭典2014(新町年番)
※岐佐神社祭典2013(砂町年番)
※岐佐神社祭典2012(西町年番)
※岐佐神社祭典2011(仲町年番)