舞阪しらす船団 本船と綱船 裕丸

カテゴリー │舞阪しらす漁2014年度

舞阪しらす船団 本船と綱船 裕丸

南浜名湖は海の産地、秋しらす漁の豊漁・大漁で沸く舞阪港・新居港にしらすと共に景気を運ぶのがしらす船団です。

昭和のはじまり、全国に先駈けてしらす船曳き漁に取組んだのが舞阪、(それまでは地曳網など)、鮮度の落ちやすいしらすを加工業の興りと共に力を合わせて産業化した祖ともいえるのが舞阪です。

舞阪・新居のしらす漁は二艘曳き、一枚の網を二艘の船で広く口を開けて曳き、新鮮なしらすを獲っています。
47統(94艘)の舞阪しらす船団から裕丸(ゆたかまる)で紹介します。

船団唯一キャビンの黄色が目立つのが天野親方の裕丸、操船する親方以下乗り子(乗り組む漁師さん)が働くのが本船と呼ばれる網船(あみぶね)、本船はしらす網を繰り出し、巻いてしらすを水揚げします。

この季節はまだ日射しが強いことからしらすを保管する船首に日除テントを張っています。

舞阪しらす船団 本船と綱船 裕丸

遠州灘から今切を越えてもう一艘の裕丸が凱旋します。

こちらの船が綱船(つなぶね)、しらす網を入れる時に二艘は洋上で横付けになり、本船から網を曳く片側の綱(つな)を受け取ります。
両船は網を曳く綱を開いて網を曳きしらすを獲ります。

本船が網を巻き水揚げしている間は、綱船(つなぶね)は次に網を入れる海域を魚探でさぐります。

本船にはしらす網を巻く裕丸は、また秋冬のタイ網漁にも取り組みます。網目の粗い網を綱船(つなぶね)のキャビン後の巻車(まきしゃ)に巻いて、いざタイ網漁となれば乗り子さんは綱船を本船として操業するのです。

※取材協力:浜名漁協 裕丸のみなさん
舞阪しらす漁2014年度
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。



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