南浜名湖で春見つけ 菜の花

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南浜名湖で春見つけ 菜の花

南浜名湖の二月、温かい海岸沿いで春を見つけたいと、日だまり
や畑道を選んで春見つけを楽しんでいます。

田んぼがあれば春は見つけやすいものですが、海岸沿いは砂地
が多く、なかなか春は見つけにくいものです。
それでも今日は菜の花咲くのを見つけました。

南浜名湖沿いに愛知県の渥美半島を伊良湖に向かえば花畑のよ
うに広がる菜の花に出会うことができますが、南浜名湖で見つけた
菜の花は少しでも春見つけの楽しみがあるのです。

菜の花はアブラナ、もちろん昔むかしは菜種油を採るために栽培さ
れたものですが、油を採る植物はさまざま、菜種油が盛んになる前
は荏胡麻(エゴマ)が盛んだったこともあります。

荏胡麻といえば武将の斉藤道三、学僧あがりの後の道三は、荏胡
麻売り、荏胡麻屋から武将に転じ美濃を治めるほどに上りつめた者、
司馬遼太郎の「国盗り物語」の前章のこの話が面白く、何度も読み
かえしたものでした。

戦国時代は油は灯明に使うもの、ジジジと芯を燃して灯る灯りが家
庭の灯りだったといいます。
その後、収量が多い菜種が荏胡麻にかわりますが、菜種は暮らしの
エネルギーの歴史の中にあるのです。

菜の花を撮ればその花のある空気までが春となる。
南浜名湖に咲いた菜の花は篠原の畑の中で見つけた一番の春なの
でした。



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