二艘で曳く シロコ船

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二艘で曳く シロコ船

遠州灘広く漁をする舞阪・新居のシロコ船(シラス漁船)は
二艘曳きと呼ばれる二艘の船(網(あみ)船、綱(つな)船が
力を合わせて行う漁です。
二艘で一統(とう)と呼ばれています。

シロコのいる所で網を曳きますが、海岸から驚くほど近くを
曳く場合もあり、また海岸から遠く離れたところが漁場になる
こともあります。

操業場所は早いもの勝ちの日の出と共に漁がはじまる日の出
操業が決まりです。
近い漁場、遠い漁場、戻るスピード、船団が獲る量などさまざ
まな要素を持つ漁だと聞いています。

二艘で曳く シロコ船

漁を終えれば網(あみ)船はシロコを容れたタルやボウラ(シ
ロコを容れる容器)で満載にして港に急ぎ戻ります。
戻る時は鮮度を保ち、いち早く水揚げしセリにかける競争と
なります。

水揚げを終えればまた海に向かう、今切口は交差する船たち
がかき混ぜ続けたシロコ船の荒波が起こるのです。

※写真:井手秀行さん



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