舞阪港4:30

カテゴリー │シロコ船は行く

舞阪港4:30

「この間の朝、港にいたなあ」

うれしいことに漁師さんが写真を撮る姿を見かけたと声をかけて
くれた。そしてさらにうれしいことにたくさんの写真を撮ってい
ただいた。

昼間の時間の「南浜名湖を海から見る小さな旅」に誘っていただ
いた井手丸の井手船長は漁の間に年間を通じて写真を撮る。
海からのアングルで四季の浜名湖を見つめている。
その井手さんがシロコ船(シラス漁船)の写真を撮って渡してい
ただいた。

弁天島から朝の深い青の中、黒い影の船団が海に向かうを見る。
早起きした醍醐味は航海等を点滅して行くシロコ船を見ることで
ある。
4時起きではもう遅い、その前からその点滅は海を行くのである。

舞阪港4:30

新居弁天海浜公園の東端、防波堤の上から井手さんは撮る。
まだ朝とは呼べない海に次々と出てくる力強いエンジン音の船団
が迫ってくる。

浜松でいても気づかなかった舞阪港の朝の心臓が鼓動している。

舞阪港4:30

国道一号浜名バイパスの浜名湖大橋の下、わずか北に舞阪と新居
航路を分ける灯台がある。
その点滅とシロコ船の航海灯、大きなエンジンの音がシンクロす
る。船は海を大きくかき混ぜてゆく。

「これが撮りたかったんです」と井手さんに感謝し、しばし出漁
の勇気の姿をまた書くことができる。
南浜名湖の衆の姿を南浜名湖の衆になりたい男が伝えたいと思い
ます。



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