舞阪港4:58分

カテゴリー │シロコ船は行く

舞阪港4:58分

舞阪港に夜明けの太陽が昇ろうとしています。
眩しい光の中、舞阪港の堤防前をシロコ船(シラス漁船)の
盛昭丸が行きます。

舞阪港を出ればすぐに海と浜名湖を繋ぐ狭い今切口にかかり
ます。僚船たちと先を争う狭い海峡に挑む前にもう船上では
作業が始まっています。

長いながい網を巻いたドラムから最初の網を曳き出して準備
し、漁に準備をしているのです。

舞阪港4:58分

新港前を通過すればもう目の前は今切口、船尾の甲板は網の
ために船首の甲板はシロコを入れるボウラを山と積んでいき
ます。
漁も猟も自然に立ち向かい収穫を得る戦いです。
ボウラいっぱいに積み帰る決心がエンジンの音を高めていき
ます。

舞阪港4:58分

漁場に向かう男たちは既に戦いをはじめています。
見上げるような浜名大橋の橋脚の向こうにはさらに大きな海
が待っている。
遠州灘の位置を巡って急ぐ船たちの唸りが響いています。



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この記事へのコメント
弁天小僧まる皿之介さん・・・こんにちは。

シラスの加工の話ですね・・・すこしづつカキコします。

以前のシロコ問屋は記念橋の南角西側(天龍丸が停泊している橋よりにありました。
沖の船上で砕氷を木樽に入れ鮮度を保ち問屋で竹ボウラに入れ替え女のてんだいどさんが荷揚げして並べて行くと競りが始まりシラス加工業者が次々と競り落としていく、これは今も変わらない情景です。(樽、ボウラが石油製品に変わりましたが)鮮度を保った状態で素早く釜揚げシラスにする迄の工程・・・漁場近くに港、加工場良い条件が揃っておいしいシラスが生産されています。

加工工場につくと今では製品まで自動化されていますが
以前は炊出しの鉄製の可也大きな鍋に湯を沸かし(燃料は薪ー重油ープロパン)てあり、塩を溶かし(この割合が各自店の味であります)竹で作られた平籠に鮮度の良いシロコを載せ湯通ししますタイミングをみはかりあげ細長い荷台でシラス干し場に運んで行きセイロの上に開け天日乾燥をします(出来上がるまでは何回か手を入れます)・・・ではデハ。
Posted by 通りすがり at 2011年05月13日 13:49
通りすがりさん、いつもお教えありがとうございます。
ボウラを覚えてから、もう一つの船にあるくびれた容器の名
がわかりませんでした。これでまた一つ覚えました。
教えていただき加工場を一度見せていただきたい願ってい
ます。天日乾燥をするところが少ないとは聞いていますが、
その一つの場所をお聞きしたばかりです。
シロコ船を見れば商品になるまでを知りたくなる。
ますますシロコに興味を持っております。今後ともお教えください。
Posted by 弁天小僧まる皿之介弁天小僧まる皿之介 at 2011年05月14日 00:53
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