舞阪漁港の触れば痛いゾ!マツカサウオ・ウチワエビ

カテゴリー │遠州灘のお魚さん

舞阪漁港の触れば痛いゾ!マツカサウオ・ウチワエビ

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は遠州灘に漁する漁師さんの水揚げ産地市場です。

昨日の舞阪漁港、活マアジや活マダイが揚がるタチ・アジ漁の鮮魚(活魚以外は水揚げ後氷締めして水揚げされる)の中の珍しい魚を見せていただきました。
マツカサウオです。

大きな魚に捕食されないよう体にさまざまな工夫を持つマツカサウオは、まるでトゲのように進化させたヒレでこうして立てることができます。
また、トゲのような背ビレは真っ直ぐに立てず、あっちこっちに向けて立っています。

舞阪漁港の触れば痛いゾ!マツカサウオ・ウチワエビ

市場は魚を教えていただく師匠の宝庫、ここで浜松市西区雄踏の「お魚大好きな、おかだや日記」の勇司さんが登場、マツカサウオ談義となりました。

マツカサウオはまるで樹脂でできたような硬い鱗を持ち、その動きを確かめていた勇司さん、「マツカサウオは意外なことにおいしいんですよ」という。

さすが地域一お刺身がおいしい店(漁師さんも通うことでもその腕がわかります)の店主さん、まずは食べて見て魚を知るのです。

「口の下の黒ずんでるところが発光器」、魚好き同士、さまざまな魚談義ができるのも漁港の楽しみです。

舞阪漁港の触れば痛いゾ!マツカサウオ・ウチワエビ

こちらも水揚げに混ざっていたウチワエビです。

平たく広がったウチワエビは活きていたら素手で掴むのは危険、まるでノコギリのような甲羅は尖り、手を傷つけます。

かつて活きたものを手渡していただいた時に傷みで取り落とし足に突き刺さったことがあります(痛いいたい)。

舞阪漁港の触れば痛いゾ!マツカサウオ・ウチワエビ

ウチワエビは薄く見えますが裏返せば胸のあたりまで続く尾の身を持ち、意外なほど大きな身がとれます。

味はエビというよりロブスターのような味、茹でてサラダなどに混ぜるとおいしくいただけます。

舞阪漁港では触ればいたい魚にも師匠にも出会えます。

※取材協力:浜名漁協 おかだや勇司さん
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