南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

浜名湖の幸が集まる雄踏（ゆうとう）港市場にはこの季節浜名湖に棲み泳ぐ魚たちが水揚げされています。
その中から一部を集めて紹介しています。

海とつながることで浜名湖はまるで海であり海の魚が泳ぐことに驚きます。
まずは遠州灘の深みに棲むタチウオも浜名湖で獲れています。

浜名湖で最も多く水揚げされる魚はスズキ、スズキの幼魚は浜名湖ではセイゴ、マダカと成長しながら呼び方が変わりスズキまで成長します。

秋はカワハギが育つ季節、獲った釣った後に調理する時にまずは硬い皮をはぐからカワハギ、魚の名付けは面白いものです。

鯛（タイ）という名がつく魚は多くともタイ科の魚は少なくマダイ・チダイ・キダイ（レンコダイ）にクロダイ・ヘダイだけ。
浜名湖には遠州灘で育つマダイの幼魚やヘダイの子も育っています。

秋はカマスの季節、既に遠州灘に漁する舞阪には成長したカマスが水揚げされていますが浜名湖はまだ成長中、秋深まると共に丸々としたカマスが期待できます。

シマイサキや中央のハゼ、9月は魚たちの育つ季節でもあります。

浜名湖の幸が集まる市場に通えば今の浜名湖の魚がわかる。市場ファンはこんな魚たちが集まって籠に入れば「夢の浜名湖バラエティセット」と読んでいます。

競りおとした仲買さんにお願いしてさまざまな魚が入ったものを買えば、ちょっと面白い料理が楽しめるのです。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　雄踏漁師山下芳雄さん
※雄踏港市場のお魚さん