浜名湖牡蠣は奥浜名湖から運ぶもの

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浜名湖牡蠣は奥浜名湖から運ぶもの

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満の影響を強く受ける南部がほぼ海水、北部が汽水の生態系を保つ湖です。

舞阪の8軒の牡蠣漁師さんが1年3ヶ月をかけて育てる浜名湖牡蠣は夏までは潮通しがよい南浜名湖で、夏からは山や川のミネラル豊富な奥浜名湖で育てられています。

まだ夜があけぬ舞阪を発った牡蠣漁師さんカネ幸堀内商店のみなさんが奥浜名湖の牡蠣棚なら水揚げしています。
凍える空気の中、海ともいえる広さを保つ浜名湖を渡り奥浜名湖に着くだけでも大変な仕事です。

浜名湖牡蠣は奥浜名湖から運ぶもの

奥浜名湖から舞阪へ戻る海の上、牡蠣漁師さんは水揚げした牡蠣を動力船の後ろのサッパ船に山と積んでいます。
その船の上では舞阪へ着くまでに牡蠣をほぐそうと漁師さんが働きます。

毎日剥き小屋で手剥きする限界量までを運ぶ漁師さんの働きです。

浜名湖牡蠣は奥浜名湖から運ぶもの

カネ幸堀内商店のみなさんの水揚げ場は舞阪港に近い北雁木(きたがんげ)、かつて海に突き当たる江戸時代の東海道は舞阪から新居までは渡し船で海上一里、北雁木はかつての大名渡しの跡を今に残したところです。

ほぐされた重い牡蠣は平スコップですくって水揚げします。

浜名湖牡蠣は奥浜名湖から運ぶもの

この時間でまだ8時前、北雁木からそれぞれの剥き場に運ぶ牡蠣はさらにほぐされて剥き子さんと呼ぶ舞阪の働き者の女衆に託されます。

毎朝8時頃から午後3時頃まで手剥きする舞阪の浜名湖牡蠣はこれからが盛りとなります。

※取材協力:浜名漁協 カネ幸堀内商店のみなさん
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