二月六日は海苔の日 浜名湖海苔

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二月六日は海苔の日 浜名湖海苔

南浜名湖の寒の海で摘まれる浜名湖海苔は、乾海苔に加工さ
れて舞阪港外の浜名漁協海苔集積所に運び込まれます。

海苔の香りがたちこめれば私たちはみな海苔は「腹が減る香
り」だと思います。炊きたてご飯と醤油を想像するのです。

集積所の柱にお札を見つけました。

「森田屋海苔祖神」寶珠院のお札です。

浜名湖の海苔養殖は浅草海苔などが廃れた今、古来から続け
られている海苔養殖で日本で最も古い伝統を持っています。

二月六日は海苔の日 浜名湖海苔

浜名湖のり」のページで「森田屋海苔祖神」について調べ
てみました。

「森田屋彦之丞は信州出身の海苔商人で、海苔職人の大森三
次郎(おおもりのさんじろう)とともに、舞阪へ江戸の海苔
養殖法を伝え、「浜名湖のり」の基盤を創った人物です。

舞阪の海苔業者は森田屋彦之丞の遺徳を偲び、明治20年(1887年)
頃彦之丞が葬られた諏訪の善光寺から分骨を行い、指月院に
供養碑を建立しました。

指月院の廃寺に伴い、宝珠院に移し替え、大正14 年(1925 年)
に現在の慰霊碑が建てられました。

昭和10年(1935年)には彦之丞の木像を祀り「森田屋海苔祖神」
の御札を配布し、供養祭を行なうようになりました。
現在では全国海苔貝類漁業協同組合連合会が定めた海苔の日
(2月6日)に毎年、海苔供養祭が行なわれています。」

※舞阪郷土史研究会による

二月六日は海苔の日 浜名湖海苔

浜名漁協のみなさんにお聞きして寶珠院を訪ねました。
あの舞阪大太鼓祭りの「岐佐神社」の東隣にあるのが寶珠院で
す。

今年も2月6日に海苔供養祭が行われる寶珠院、旧き時代に森田
屋彦之丞さんが江戸と上方を商売での往来の途中、海苔養殖の
好適地として舞阪に海苔養殖を伝えた。

二月六日は海苔の日 浜名湖海苔

その伝統を今も守り舞阪の浜名湖海苔が育てられている。
香り高い寒の海苔は旅の商人の教えから始まったものでした。

2月6日に行われる海苔供養もまた舞阪の海苔漁師さんの心が伝
える伝統のひとつなのでしょう。

※取材協力:浜名漁協



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