舞阪港しらす船凱旋 前縄を持つ男たち

カテゴリー │☆舞阪しらす漁2015年度

舞阪港しらす船凱旋 前縄を持つ男たち

南浜名湖は海の産地、春漁豊かな舞阪港に活気を運ぶのが活マダイ・クロダイを水揚げするタイ網漁なら、舞阪に景気を運ぶのがしらす漁です。

全国に誇るしらす水揚げ・加工基地である舞阪は47統(2艘で統=94艘)のしらす船が出漁、早暁に出漁、午前遅くから凱旋がはじまります。

しらす船の船首には鮮度を争うしらすを一早く降ろそうと前縄持ちの漁師さんが立っています。

舞阪港しらす船凱旋 前縄を持つ男たち

今年しらす漁の大世話人をつとめられる天福丸(てんふくまる)がやってきます。
凱旋がはじまれば次々着く僚船のために着岸と離岸を急ぐのがしらす漁師さんの心意気、船首デッキにしらすボウラを並べ、タッチ&ゴーを目指します。

舞阪港しらす船凱旋 前縄を持つ男たち

港と船を結ぶのは船首の前縄と船尾の艫(トモ)縄、二本の綱をかけて船を接岸します。
この縄を受けるのはしらす船の親方の奥さんや仲間たちです。

舞阪港しらす船凱旋 前縄を持つ男たち

しらす船は二艘でしらす網を曳きますが、それはタイ網漁やタチアジ網など魚曳き漁も同じ、写真の漁新丸など魚網漁を行う船は、二艘のうち本戦にしらす網を巻き、綱船(つなぶね)に魚網を巻いています。

しらす漁と魚網漁で船を乗り換えて本船と綱船が交代して操業します。

舞阪港しらす船凱旋 前縄を持つ男たち

しらす漁師さんは冬の休漁期間に育てた浜名湖海苔摘みなどを行います。
冬は海苔、3月からタイ網漁、そしてしらす漁へと漁を変えて舞阪に景気を運んでいます。

舞阪港しらす船凱旋 前縄を持つ男たち

舵をとる船長が近づけた船を前縄と艫縄で接岸させる乗り子さん(乗り組む漁師さん)は力持ち、縄を引いて船を寄せ、しらすを降ろせば竿で船の舳先を押し出しています。

接岸できる船は三艘づつ、港とタッチ&ゴーの連携で舞阪に景気を運びあげるのが漁師さんの心意気を見ることができるです。
しらす競り場、加工場の様子は「舞阪しらす親分一家」をご覧ください。

※取材協力:浜名漁協
舞阪しらす漁2015
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。
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