南浜名湖あそび隊！

週間予報では雨とも予報された7月6日、予報より早く通り過ぎたう
れしい誤算で土曜日の弁天島は、曇りながらもまずまずの天候と
なりました。

花火は打ち上がるまではわからない、第50回にしてファイナルとな
った弁天島海開き花火大会は、最後の空のページェントとして打ち
上げがはじまりました。

会場一斉の「わぁっ」というどよめきは、空高く打ち上がる花火が
低い雲や海霧の中に消えていったから、霧雲の中で破裂する花火
は金に赤に青にと空を染め、海を染めてゆくのです。



花火の破裂する上空に雲や霧がある。それを知ってどよめく会場
からは残念という思いの次に、雲霧に色を拡散する珍しい花火大
会を経験する期待が高まってゆくのです。

弁天島の花火の宇宙です。

雲霧の中に煌めく宇宙を刹那の時間きらめかせて花火は破裂す
る。まるで遠い宇宙の銀河を見るような一瞬を経験させてくれて
います。



海開きからはじまる夏の煌めきが、ライトアップをとめた赤い鳥居
を浮かびあがらせます。

夏の夜空を見上げている私たちは、そこに宇宙までを見ていたの
です。
弁天島海開き花火大会の見せた宇宙の煌めきを、今日はご覧い
ただきます。

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