南浜名湖あそび隊！

冬の舞阪港を賑わす底曳き漁、共栄丸の水揚げに三種のエビが
あります。

オレンジ色の大きなエビは手長エビことアカザエビ、甘エビのよう
に生でも楽しめるアカスエビのほかに、量はありませんが面白い
エビがあります。

「コシオリエビ」です。
アカザエビのようにハサミ脚がとても長いエビです。



コシオリエビの特徴はご覧のようにほとんど尾がないこと、大きな頭
に長いハサミ脚を持っています。
じつはその名の通り、腰を折っている。つまり曲げているのです。



コシオリの名のとおり、腹部へ尾の部分を曲げている。
その曲げた尾はオレンジ色の殻とは違い白色をしているのが特徴です。



7～8センチはある成体に比べ、とても小さなコシオリエビを手にのせて
見ました。

このように見ればほとんど折った白い尾は見えない、そこでコシオリエビ。
味噌汁などに用いられおいしい出汁がとれ、その身を楽しむ舞阪のごち
そうの一つです。

ほとんど一般市場には出ませんが、見かけたならお試しください。

※取材協力：浜名漁協　共栄丸