4:30分 舞阪・新居しらす船団出漁の海

カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん

4:30分 舞阪・新居しらす船団出漁の海

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の南端の舞阪・新居港から出漁するしらす船団が、全国に誇るしらす加工の地を支えています。

早朝4:30、海につながる今切を越えてゆくしらす船団のエンジン音が南浜名湖に響き渡ります。
航行を表す回転灯をつけ、エンジンの音ゴーゴーと勇ましく海を目指す船団は100艘を越えるほどの規模を誇ります。

4:30分 舞阪・新居しらす船団出漁の海

昭和のはじめまで地引網で獲られていたしらすを、全国で最も早く船曳き漁としたこの地のしらす漁は二艘の船で網を曳く二艘曳き船曳き漁、各地の観光用しらす漁より大型船で量を獲る、全量しらす加工用として漁が行われています。

新鮮なしらすを即加工する加工業との両輪が全国に誇る産地の自慢です。

4:30分 舞阪・新居しらす船団出漁の海

浜名湖から遠州灘に長く突き出す今切の先には浜名湖への航路を表す赤い灯台があります。

この灯台を越えれば遠州灘、東は掛川沖あたり、西は愛知県境までが漁場、しらす船団は東へ西へと展開していきます。

4:30分 舞阪・新居しらす船団出漁の海

夜明け前に出漁した船団は展開し、それぞれがキロク(魚影)を見つけて網を降ろす時間を待ちます。

日の出操業が定められている船団は夜明けを知らせる世話人の無線を聞き、一斉に網を降ろします。

網を降ろした本船(網を降ろす船)は綱船(つなぶね)に網(あみ)を曳く片側の綱(つな)を渡し、網の口を開いて併走ししらすを獲ります。

午前遅くにはしらすを満載した船団が舞阪・新居へと凱旋します。
しらす加工場は煮釜から湯気を出して新鮮しらすを待ち、加工がはじまります。





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