浜名湖のワタリガニ ガザミ・タイワンガザミ・イシガニ

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浜名湖のワタリガニ ガザミ・タイワンガザミ・イシガニ

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は潮の干満を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。

夏はじまった浜名湖はエビとカニの海、浜名湖の幸が水揚げされる雄踏(ゆうとう)港市場にはサイマキ(クルマエビ)などエビと共にワタリガニの水揚げが始まっています。

浜名湖で獲れる主なワタリガニを紹介いたしましょう。

左はガザミ、深緑色の甲羅に白い横縞が特徴で最も人気があるカニです。

ワタリガニ類共通の特徴として最も後ろの脚(遊泳脚)先がボートのオールのような形をして泳ぐことができます。
浜名湖に育つほか、海に泳ぎ出てさらに大きく成長し、遠州灘沿岸の刺し網漁などにもかかります。

右はタイワンガザミ、青紫色の甲羅が特徴でその色からアサガオ・アオガニなどとも呼ばれています。
ガザミよりハサミ脚が長く立派なことから喜ばれる場合もあります。

浜名湖のワタリガニ ガザミ・タイワンガザミ・イシガニ

こちらの左はイシガニ、小さい頃は甲羅が緑色などをしていますが脱皮しながら育てばツルリとした黒い甲羅に変わります。
立派なツメ(ハサミ脚)を持ち性質も獰猛、近づけば大きなハサミを振りかざして威嚇します。

甲羅が硬いことからカタガニとも呼ばれ、二つに割られてカニ汁などで楽しみます。

右はタイワンガザミのメス、ガザミに似ていますが横縞がなく黒い星を甲羅に散らしています。
ガザミのメスはオスと変わらず、ややハサミ脚が小さいことから判別できます。

他に浜名湖最大のカニ、浜名湖ドウマンや、ジャノメガザミ、シマイシガニなどを見ることができます。

浜名湖の夏はエビとカニの季節、茹でる・蒸すだけで甲羅は真っ赤に変わり、その味を楽しむことができます。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏港の漁師さん
雄踏港市場のお魚さん



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