南浜名湖あそび隊！

かつては天竜市の、今は浜松市天竜区の春野町は天狗さんの
里、スミレの里として知られています。
春野のお山のてっぺんに「ログペンションシンフォニー」という星
と同じ高さのお宿がありました。

27年間営業を続けたログペンションシンフォニーとの出会いは14
年前、ちょうど私イチローがインターネット業に就いた頃のことで
した。

シンフォニーを運営するのは、お客さんが私たちが「おとうすけ」
「おかあすけ」と呼ぶ優しいご夫婦、まだ小さい子供を三人連れて
湘南から春野にやってきて今まで宿を守ってきたのでした。

子供たちは三人とも〇〇介と名付けられ、二人が呼ぶ時に「三
介！」と呼ぶから子供たちはお父さんとお母さんをおとうすけ、お
かあすけと呼び、それで私たちも呼ぶようになりました。



シンフォニーは春野町石切の杉という集落のさらに上、お山のて
っぺんに作られていましたから、芝の庭に寝転べば満天の星を
眺められます。
そこでキャッチフレーズを「小鳥の声で目覚め、星と共に眠る」
として、ホームページをつくりました。
じつに14年前（1999年）の私の処女作がシンフォニーなのでした。

おとうすけとおかあすけはその14年間に三介を育て上げ、孫まで
できた今、シンフォニーの灯火をそっと消すことを決めました。



シンフォニーのホームページは14年間リニューアルすることもなか
ったけれど、おとうすけ・おかあすけと共にイチローが運営してきた
ひとつの自慢があるのです。

※ログペンションシンフォニー：http://symphony.hippy.jp/

それは、「シンフォニーのお客さま」という来宿されたお客さまのうち
許可をいただいたお客さまを紹介し綴ったページです。
ひと組目からはじまったのが14年前、それが1811組まで続けること
ができました。

それはおとうすけ・おかあすけと私が誇れるシンフォニーの想い出綴
りなのでした。

インターネットのはじまりの頃からはじめて14年間、愚直なまでに続
けてきたおとうすけ・おかあすけの想い出綴りをお手伝いして1811組、
その間、インターネットにはさまざまな仕組みが生まれましたが、最初
に二人と話したことは「宿と共に続けてゆくこと」でした。

14年の想い出が1811組のお客さまの写真にあること、それはおとう
すけとおかあすけの誇りであるのです。

インターネットは難しいことを考えるより、愚直なまでに継続することと
おとうすけ・おかあすけと共に思うのです。

おとうすけ・おかあすけ、お疲れさま。そして友達として続いていきま
しょう。