2014年02月10日11:15

南浜名湖舞阪は海の産地の漁師町、正月などに近所が集まり
楽しむ「おひまちご膳」という伝統の食文化があります。
2月8日、舞阪文化センターで開催された浜名湖水産環境協議
会(はまなこ里海の会ら)の「伝統の舞阪おひまち御膳 舞阪の
伝統食文化にふれる」を取材させていただきました。
この日のご膳の料理実習を監修した舞阪「喜八」のご主人から
お品書きの説明をいただきます。

※一部の膳に使われていた椀はなんと安政六年のもの、おひ
まちご膳では食器も近所共有されていたといいます。
酢のもの(生海苔・しらす干し)・お平(野菜の煮付け)、炊き込
みご飯(かき)・汁腕(あさり)・おつぼ(寒天)にアマダイの焼き
物・しらすの天ぷら・お饅頭の膳が整えられました。

座敷に展示された箱をおひまちご膳の会の加藤さんが説明します。
これはかつて漁師さんが漁に持っていったという弁当箱、上段が
こまごまとしたもの、真ん中は二食分もの漁の飯、再下段におか
ずが入っていたといいます。
「沖チギ」と呼ばれています。
「舞阪の漁師はご飯を全て食べずに残し、今切を抜けてから平ら
げたと言われます。板子一枚下は地獄、もし流された場合など
に備え、全ては食べぬのが漁師の決まり」だったといいます。

こちらはカツオ漁に出かけた漁師さんの道具箱、ハリや道具を入
れていたものですが、写真の反対側にはヤスリが着けてありま
した。カツオにハリがしっかりかかるよう研いだものだといいます。

こちらは加藤さんの会が作った箸袋、船の形を模した箸袋にお日
待御膳とあります。
膳の漁師はこの季節の旬・盛りを盛った膳、舌鼓を打ながら舞阪
のハレの日の風情を知るおひまちご膳の会は、この後アトラクシ
ョンとしてハレの日に欠かせない喉が披露されるのです。
※取材協力:はまなこ里海の会
※舞阪の伝統食文化おひまちご膳
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。
舞阪の伝統食文化おひまちご膳の道具たち≫
カテゴリー │舞阪の伝統食文化おひまち御膳

南浜名湖舞阪は海の産地の漁師町、正月などに近所が集まり
楽しむ「おひまちご膳」という伝統の食文化があります。
2月8日、舞阪文化センターで開催された浜名湖水産環境協議
会(はまなこ里海の会ら)の「伝統の舞阪おひまち御膳 舞阪の
伝統食文化にふれる」を取材させていただきました。
この日のご膳の料理実習を監修した舞阪「喜八」のご主人から
お品書きの説明をいただきます。

※一部の膳に使われていた椀はなんと安政六年のもの、おひ
まちご膳では食器も近所共有されていたといいます。
酢のもの(生海苔・しらす干し)・お平(野菜の煮付け)、炊き込
みご飯(かき)・汁腕(あさり)・おつぼ(寒天)にアマダイの焼き
物・しらすの天ぷら・お饅頭の膳が整えられました。

座敷に展示された箱をおひまちご膳の会の加藤さんが説明します。
これはかつて漁師さんが漁に持っていったという弁当箱、上段が
こまごまとしたもの、真ん中は二食分もの漁の飯、再下段におか
ずが入っていたといいます。
「沖チギ」と呼ばれています。
「舞阪の漁師はご飯を全て食べずに残し、今切を抜けてから平ら
げたと言われます。板子一枚下は地獄、もし流された場合など
に備え、全ては食べぬのが漁師の決まり」だったといいます。

こちらはカツオ漁に出かけた漁師さんの道具箱、ハリや道具を入
れていたものですが、写真の反対側にはヤスリが着けてありま
した。カツオにハリがしっかりかかるよう研いだものだといいます。

こちらは加藤さんの会が作った箸袋、船の形を模した箸袋にお日
待御膳とあります。
膳の漁師はこの季節の旬・盛りを盛った膳、舌鼓を打ながら舞阪
のハレの日の風情を知るおひまちご膳の会は、この後アトラクシ
ョンとしてハレの日に欠かせない喉が披露されるのです。
※取材協力:はまなこ里海の会
※舞阪の伝統食文化おひまちご膳
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。