2012年06月14日14:16

まだ深夜という時間に舞阪港を出漁し、南へ南へと黒潮を目指し、
まだ足元も暗い黒潮の上で曳き縄竿を出し、綱を曳く。
舞阪港のカツオ船団は、競りがはじまる時間までに港に戻ります。
哲昌丸の和久田船長にお願いして黒潮上での舞阪のカツオ船団
の活躍をお伝えしたこのお話も帰港と共に終了となります。
舞阪港は海から戻る手前側が、シロコ(しらす)の水揚げ場となっ
ています。遠州灘の幸を水揚げするのを港で手伝う、元気な舞阪
のお母さんたちの姿が見えます。

「く」の字に曲がる舞阪港は奥側に「問屋」と呼ばれる鮮魚の水揚
げ場があります。
先行して戻った僚船たちがいちどきに戻れば船は「もやい」状態で
着けられていきます(もやい=横並びにつなぐこと)
黒潮上で同じカツオの群れを追った仲間はライバルですが、共に
大漁を狙う仲間でもあるのです。

大海原でも、そして先行して戻る途中も無線で仲間を気遣ってくれ
た「彦四丸」の英二さんご夫妻が戻ってくる後続船を迎えてくれてい
ます。
先着した船が後続の船に港の状況を知らせ、降ろすボウラなどを用
意する。同じ黒潮で戦った戦友たちをこうして迎え助けるのです。

今回の黒潮のカツオ漁は、僚船のみなさんと大海原で出会った旅。
舞阪のカツオ漁師さんの黒潮上での戦い、奮戦の様子を見せていた
だきました。
いよいよ夏、カツオに加え美しいアマダイ、手長エビ(アカザエビ)の漁
がはじまる舞阪港、また美しい海でさまざまな働く男たちとその船に出
会いたい、その姿を撮ってみたいと願います。
写真で紹介させていただいた多くの船長たち、乗り込ませていただい
た哲昌丸の和久田船長にお礼申し上げます。
「やっぱり釣り商売が最高だな」、哲さん(船長)、漁徳丸のエージ船長
が云うように、舞阪のカツオ漁は心奮わす男たちの戦場なのでした。
最後に、舞阪のモチガツオを楽しまれる時、この一連の記事で舞阪の
カツオ漁の勇ましさを話題にしていただければ幸いです。
※取材協力:哲昌丸 舞阪港のカツオ船団の船長さん
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カテゴリー │哲昌丸 黒潮のカツオ漁

まだ深夜という時間に舞阪港を出漁し、南へ南へと黒潮を目指し、
まだ足元も暗い黒潮の上で曳き縄竿を出し、綱を曳く。
舞阪港のカツオ船団は、競りがはじまる時間までに港に戻ります。
哲昌丸の和久田船長にお願いして黒潮上での舞阪のカツオ船団
の活躍をお伝えしたこのお話も帰港と共に終了となります。
舞阪港は海から戻る手前側が、シロコ(しらす)の水揚げ場となっ
ています。遠州灘の幸を水揚げするのを港で手伝う、元気な舞阪
のお母さんたちの姿が見えます。

「く」の字に曲がる舞阪港は奥側に「問屋」と呼ばれる鮮魚の水揚
げ場があります。
先行して戻った僚船たちがいちどきに戻れば船は「もやい」状態で
着けられていきます(もやい=横並びにつなぐこと)
黒潮上で同じカツオの群れを追った仲間はライバルですが、共に
大漁を狙う仲間でもあるのです。

大海原でも、そして先行して戻る途中も無線で仲間を気遣ってくれ
た「彦四丸」の英二さんご夫妻が戻ってくる後続船を迎えてくれてい
ます。
先着した船が後続の船に港の状況を知らせ、降ろすボウラなどを用
意する。同じ黒潮で戦った戦友たちをこうして迎え助けるのです。

今回の黒潮のカツオ漁は、僚船のみなさんと大海原で出会った旅。
舞阪のカツオ漁師さんの黒潮上での戦い、奮戦の様子を見せていた
だきました。
いよいよ夏、カツオに加え美しいアマダイ、手長エビ(アカザエビ)の漁
がはじまる舞阪港、また美しい海でさまざまな働く男たちとその船に出
会いたい、その姿を撮ってみたいと願います。
写真で紹介させていただいた多くの船長たち、乗り込ませていただい
た哲昌丸の和久田船長にお礼申し上げます。
「やっぱり釣り商売が最高だな」、哲さん(船長)、漁徳丸のエージ船長
が云うように、舞阪のカツオ漁は心奮わす男たちの戦場なのでした。
最後に、舞阪のモチガツオを楽しまれる時、この一連の記事で舞阪の
カツオ漁の勇ましさを話題にしていただければ幸いです。
※取材協力:哲昌丸 舞阪港のカツオ船団の船長さん