舞阪港カツオ漁 黒潮のキメジ

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舞阪港カツオ漁 黒潮のキメジ

黒潮の色をなんと例えればよいでしょう。陽が射さねば墨黒の大き
なうねりは船の引き波を墨に真っ白な飛沫(しぶき)を上げる美しさ
を持っている。

そして太平洋の青い空を映せば群青から青に輝いて見える。その
中を舞阪のカツオ船団は順光で逆光で現れては消えてゆく。

哲昌丸の曳縄棹はその時、カツオより大きくたわみ、船尾の曳き縄
は左右に振れ、船尾に追突するように緩み、また沈む中、船長は的
確にソレを引き寄せていた。

舞阪港カツオ漁 黒潮のキメジ

ビリビリと身を震わせてあがつカツオとはまた違う魚がドスンと船尾
にひきこまれます。

「キハダ(キメジ)」です。

成長すればキハダマグロとしてゆうに200kgもの大きさになるヒレが
黄色いマグロが釣りあがります。

舞阪港カツオ漁 黒潮のキメジ

この時期のカツオは2キロほどのまだ若魚、キメジはさらに大きいもの
がカツオの群れと共に泳ぎます。
その紡錘形の中型魚雷がカツオと共に黒潮の下を行くのです。

舞阪港カツオ漁 黒潮のキメジ

その長いヒレでひと目で知ることができるのです。

船よりずっと早いスピードで海を行く真っ黒な魚雷は黒潮をカツオだけ
の海とはさせないのです。

※取材協力:哲昌丸

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