舞阪港カツオ漁 大海原の父子船 妙将丸

カテゴリー │哲昌丸 黒潮のカツオ漁

舞阪港カツオ漁 大海原の父子船 妙将丸

舞阪港からはるか南の海へ、まだ朝とはいえない真っ暗な海を出
漁して四周大海原の黒潮に至る。

ほとんどの船は一人船、船長が操船から曳き縄の取り込みも行う
中、舞阪港の父子船「妙将丸」がやってきます。

じつはこれを書いている私と、妙将丸の鈴木邦夫船長とはおない
齢、ならばその父はといつも思っている。
御齢八十歳のショーゴさんは大海原に揺れる船尾に立っている。
舞阪の漁師に定年などないのです。

舞阪港カツオ漁 大海原の父子船 妙将丸

鳥と共に現れた妙将丸の船尾で曳き縄をキッと見つめているショ
ーゴさんの姿を見れば、今は病の床にいる父の回復を信じること
ができるのです。

以前、妙将丸の着け場で船からの水揚げを手伝おうとするとズシ
リと重くまさに荷が重い、それをショーゴさんがズンと持ち上げて
しまった。
鍛えられた舞阪の漁師に、若くとも素人などはとても叶わないの
です。

舞阪港カツオ漁 大海原の父子船 妙将丸

海を見つめる姿りりしく、海を知りつくしたベテランは大海原の上を
行くのです。

妙将丸の「将」はきっとショーゴさんの「将」

誇らしき大海原の「将」に出会う海、黒潮を行く哲昌丸の上で敬礼
をしたいような気持ちで見送るのです。

※取材協力:哲昌丸


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