2017年02月14日15:15
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪の2月半ば、春を告げる漁が始まろうとしています。
春の海の表層を二艘の船で曳くサヨリ漁です。(写真はかつて同乗させていただいた哲昌丸・千葉丸)
二艘曳きとはシラス漁・タイ網漁・タチアジ漁・サヨリ漁などで行われ二艘の船が一枚の網の口を大きく開いて曳く漁のことです。
千葉丸が降ろした網の曳き綱を洋上で横付けした哲昌丸が受け取ります。
船尾から網を曳き、こうして船の間が開きすぎぬよう船首どおしを綱で結び、二艘は遠州灘の表層を曳いていきます。
春漁の先陣を切るサヨリ漁の解禁は2月15日、トラフグ漁を行う漁師さんが組んでおこなう春告げ漁です。
比較的岸寄りを曳くサヨリ二艘曳き、すぐ近くを仲間の二艘が網を曳いていきます。
西は愛知県境まで、東もそう遠くまではいかず、丹念に網を曳けば船尾から網がぽっこりと浮いてきます。
多くのサヨリがかかれば網の先端の袋網が浮いてくるのです。
再び洋上で二艘が横付けとなり網船に曳き綱を戻して巻けばさほど長くない網の先にサヨリがどっさりと入っています。
大きく膨らんだ網の先を二人の漁師さんが力を合わせてとりこみます。
舞阪に春を告げるサヨリ漁はほぼ3月末まで続くトラフグ漁の漁師さんの兼業、網を巻く巻車(まきしゃ)などを積んでサヨリ漁に転換するのはひと仕事でもあります。
長く伸ばした下アゴの先に春の紅をつけたサヨリ漁の漁師さんが舞阪に春を運んで来る日は解禁後の楽しみです。
※取材協力:哲昌丸・千葉丸
※舞阪港のお魚さん
※哲昌丸・千葉丸サヨリ漁
遠州灘の二艘曳き 春告げ漁はもうすぐ≫
カテゴリー │舞阪港市場のお魚さん
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪の2月半ば、春を告げる漁が始まろうとしています。
春の海の表層を二艘の船で曳くサヨリ漁です。(写真はかつて同乗させていただいた哲昌丸・千葉丸)
二艘曳きとはシラス漁・タイ網漁・タチアジ漁・サヨリ漁などで行われ二艘の船が一枚の網の口を大きく開いて曳く漁のことです。
千葉丸が降ろした網の曳き綱を洋上で横付けした哲昌丸が受け取ります。
船尾から網を曳き、こうして船の間が開きすぎぬよう船首どおしを綱で結び、二艘は遠州灘の表層を曳いていきます。
春漁の先陣を切るサヨリ漁の解禁は2月15日、トラフグ漁を行う漁師さんが組んでおこなう春告げ漁です。
比較的岸寄りを曳くサヨリ二艘曳き、すぐ近くを仲間の二艘が網を曳いていきます。
西は愛知県境まで、東もそう遠くまではいかず、丹念に網を曳けば船尾から網がぽっこりと浮いてきます。
多くのサヨリがかかれば網の先端の袋網が浮いてくるのです。
再び洋上で二艘が横付けとなり網船に曳き綱を戻して巻けばさほど長くない網の先にサヨリがどっさりと入っています。
大きく膨らんだ網の先を二人の漁師さんが力を合わせてとりこみます。
舞阪に春を告げるサヨリ漁はほぼ3月末まで続くトラフグ漁の漁師さんの兼業、網を巻く巻車(まきしゃ)などを積んでサヨリ漁に転換するのはひと仕事でもあります。
長く伸ばした下アゴの先に春の紅をつけたサヨリ漁の漁師さんが舞阪に春を運んで来る日は解禁後の楽しみです。
※取材協力:哲昌丸・千葉丸
※舞阪港のお魚さん
※哲昌丸・千葉丸サヨリ漁