舞阪港 屋根で待つカモメたちの取り分

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舞阪港 屋根で待つカモメたちの取り分

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪は遠州灘のしらすやさまざまな海の幸が揚がる豊かな港です。

産地市場である舞阪の各漁の出漁は早朝、午前の海で漁をした漁師さんの船は午前遅くから午後にかけて凱旋してきます。
それを市場の屋根で待つのがカモメたちです。

カモメたちは水揚げする船を覚え、トラフグ漁などの水揚げは見ているだけですが沖の深海に漁する底曳き漁の入港を待っています。

舞阪港 屋根で待つカモメたちの取り分

港の鳥たちにはそれぞれの取り分があります。

深く潜れるカワウたちは沈んでしまう魚を、カモメは海に浮く魚がそのとり分です。

カモメたちは市場で仕分けられた魚から競りにかけられない深海の小さな魚たちのおこぼれを投げてもらうのを待っています。

屋根の上から数匹なげられた魚に一斉に舞い降りて殺到します。

舞阪港 屋根で待つカモメたちの取り分

海のものは海に戻す、底曳き漁でも他の漁でも網にかかっても水揚げしない魚は沖で海に還されます。

港までやってきた魚の中に混ざってきた小さな深海魚たちはここで鳥の取り分となるのです。

舞阪港の屋根の上には底曳き漁の水揚げに合わせてカモメたちが集まり見下ろして取り分を待っているのです。

※取材協力:浜名漁協 
舞阪港のお魚さん



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