南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の9月、浜名湖は夏のハゼが秋からのマハゼにバトンを繋ぎます。

浜名湖の秋といえばどの岸からも楽しめるハゼ（マハゼ）釣り、夏が終われば育ちながら釣れる秋の幸として楽しみが始まります。

この時期に浜名湖の幸が集まる雄踏（ゆうとう）港市場に登場しはじめたのが向かって左側のまだ小さい秋のハゼ、マハゼたちです。

マハゼが獲れ始めるのは9月から、この後マハゼたちは活発に活動し釣りの対象となります。
秋深まるまでは浜名湖のハゼの多くは釣り人のもの、浜名湖伝統の小型定置網「角立て網（かくだてあみ）」には多くは入りません。

そして季節が進み浜名湖に寒がやってくればマハゼたちは深みへと移動します。

すると秋に育ったマハゼたちは夜の潮で移動して角立て網に入るようになります。
マハゼの水揚げは秋の深まりと共に多くなり、浜名湖料理店で刺身やアライ、天ぷらとなり、年末の甘露煮や佃煮の需要を満たします。

かたや写真向かって右の大きなハゼは市場で「夏ハゼ」と呼ばれる夏のハゼです。

初夏から水揚げがはじまる大型の夏ハゼの種名はウロハゼ、夏と呼ばれるようにマハゼがいない夏期にマハゼに代わって使われています。

夏ハゼからバトンを受けたマハゼが育つ秋、浜名湖は一年で最も多くの釣り人を迎えます。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　雄踏港の漁師さん
※雄踏港市場のお魚さん