浜名湖サイマキの頭をエビセンで愉しむ方法

カテゴリー │雄踏港市場のお魚さん

浜名湖サイマキの頭をエビセンで愉しむ方法

南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の初夏、海と浜名湖を行き来して育つサイマキの水揚げが盛んになっています。

サイマキ(細巻)とは海から泳ぎ入り浜名湖で育つ天然クルマエビのこと、育ったサイマキはまた引き潮に乗って海へと旅立ちます。
浜名湖の初夏はサイマキと呼ばれる刺身や天ぷらにぴったりのクルマエビがおいしい季節です。

「おい!いっちゃ(私のこと)、これ食べてみな」

雄踏港市場には漁師さん・仲買さん・浜名漁協のみなさんの他に浜名湖の幸を愛する地域ファンが訪れています。
その一人のS兄さんと奥さんは地魚・地エビ・カニを愉しむ料理上手、面白い食べ方を教えていただいています。

いただいたのはサイマキの頭の素揚げ、身を愉しんだ後、頭を素揚げにし塩を振っただけですが、この香りの濃いこと。
S兄さんは「かっぱえびせんの10倍は香りがいいよ」と、酒の肴にでもといただいたものです。

浜名湖サイマキの頭をエビセンで愉しむ方法

「水揚げする漁師さんの苦労を見てるとおいしいサイマキには捨てるところなどないよ」

兄さんはときどき競り落とした仲買さんから分けてもらったサイマキを愉しみますが、身は天ぷらに頭はこうして素揚げで、なんと長いヒゲだけを集めてかき揚げにしちゃうという通。

先日は味が濃い浜名湖のマダコで炊いたタコ飯をふるまっていただいたばかりです。

浜名湖雄踏港(浜名漁協雄踏支所)は地域の海の幸が揚がる市場、地域ファンは料理店に向かうほどの新鮮な幸を手にいれ、地域料理として愉しんでいます。

頭を数えればこれほどのクルマエビを家庭で愉しむことができるのも、地域に港があり地域の漁師さんが活躍する浜名湖ならでは。

感謝しつついただくエビの頭はかっぱえびせんの15倍はうまい!後引き塩味がたまりません。
これからサイマキを見れば頭がうまいと思うべし、カリッサクッといただいているのです。

S兄さん、ご馳走さまでした。

※取材協力:浜名漁協雄踏支所 雄踏町S兄さん・奥様
雄踏港市場のお魚さん



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