南浜名湖あそび隊！

南浜名湖は海の産地と書き出していますが、湖（みずうみ）の名
を持ちながらご存じの通り、浜名湖は遠州灘につながり、潮の干
満を受ける海の延長でもあります。

先日の台風余波の雨が通り過ぎた二日目、山や陸（おか）に降
った雨は川から浜名湖に流れこみます。
そして浜名湖の市場には「鮎（アユ）」が水揚げされます。

浜名湖は河川法では都田川の水系にあたり、つまり河でもあり
ます。稚魚の間は加工付近で育つ鮎は、浜名湖で稚魚時代を
育ち川に遡上していきます。
そして海に戻ってくることもあるのです。



同じ日の雄踏（ゆうとう）港、鮎の競り籠の横にはアジコ（アジの
幼魚）が並んでいます。

海とつながる浜名湖は海の魚の幼魚が育つところ、まるで海の
魚であろうアジの幼魚たちが浜名湖を群れて泳いでいます。

鮎とアジ、川エビと海のカニ、さまざまな生き物が同じ海に育ち
棲む浜名湖はとても貴重で豊かな自然を持っているのです。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　山松水産　海老仙
※雄踏港市場のお魚さん
南浜名湖あそび隊！のまとめ読みは南浜名湖.comをご覧ください。