舞阪大太鼓祭り 年番渡しと柿

カテゴリー │舞阪大太鼓祭り2012

舞阪大太鼓祭り 年番渡しと柿

旧暦9月14日15日開催を今も守る「舞阪大太鼓祭り」こと舞阪
岐佐神社祭典は、今年は10月28日29日に開催されました。
23時過ぎから社殿内で今年の年番西町から来年の砂町への
年番渡しがはじまります。

社殿前は黒山の人だかり、砂町の法被が多く見えるのは繋ぐ
来年への心意気、来年は砂町が年番となるのです。

舞阪大太鼓祭り 年番渡しと柿

社殿内を覗かせていただくと、左に年番西町が、右に砂町の
みなさんが並び、年番渡しを行っています。
長き伝統と歴史を誇る神社と祈りは今も守られ続いています。
長く一村一町を守ってきた舞阪は浜松市西区に併合された
今も独自の文化を大切に守っています。

舞阪大太鼓祭り 年番渡しと柿

取材の終わりに帰ろうとすれば、「ちょっと待ちなさい」と声を
かけていただき、社殿内から渡された四つ割り柿をいただいた。

お供物の一つですが、祭り終了に振舞われるこの柿は祭神の
供をして一日を過ごしたご褒美なのでしょうか。
青年女子がいただけば良縁をいただけるという話も聞きました。
祭神は女性の神、荒ぶる男衆に担がれ大太鼓を供にした神は
手踊りの舞阪の女衆へのふるまいも忘れていないのしょう。

舞阪大太鼓祭り 年番渡しと柿

大太鼓の炸裂音ともいえる音とざわめきの消えた岐佐神社の
石段から見上げれば岐佐神社はこれほどまでに暗く、祭りの
日をいっぱいに使った全てが終わろうとしています。

太鼓を守る青年に聞けば、まだこれから太鼓を降ろし、各町ま
で曳いてゆくという。明日は片付けが待っています。

祭り終了後、この話を書きはじめ、果たして何回で書き終える
かと思っておりましたが、なんとちょうど29日に終わりました。
全46回の舞阪大太鼓祭りこと岐佐神社祭典のお話もこれで
終わります。

来年は砂町、さらに深く素晴らしい舞阪の伝統を教えていただ
こうと思います。



同じカテゴリー(舞阪大太鼓祭り2012)の記事

 
この記事へのコメント
11月28日が旧10月15日でした。
祭りより旧暦で丁度1ケ月が経過したことになりますね。
毎日わくわくしながら拝見させていただきました。
来年のレポートもお願いしますね。
Posted by TF at 2012年11月29日 17:02
TFさん
いつも応援ありがとうございます。舞阪弁天島に来て二回目の祭り、ますます魅力にはまります。
来年は祭り人を撮ってみたいなと思います。格好いいですね。
Posted by イチロー at 2012年11月30日 06:10
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
舞阪大太鼓祭り 年番渡しと柿
    コメント(2)