2012年11月22日14:15

舞阪の冬の幸、全国に遠州灘トラフグのブランドを持つトラフグ漁
の実際を知りたい。伝えたい。
昨年に続き、舞阪港のトラフグ漁船、英治船長の漁徳丸に乗せて
いただき現場からレポートを行っています。
日の出操業の決まりを守るトラフグ船団は夜明けを待って底はえ
縄投入を行います。少しづつ青い夜が明けていきます。
旧暦の9月14日15日の開催を守る「舞阪大太鼓祭りこと岐佐神社
祭典」と同様、漁にも旧き伝統が守られているものがあります。

岸から並行し、間隔をあけて何艘ものトラフグ船団が並びます。
この日の潮の流れに合わせて漁師さんは船を向けています。
漁師さんは西から東へ向うことを「上り」、東から西へは「下り」と呼
び、JRの列車などと反対に呼ぶのも、その昔は京都へ向うことを
上りといった。その旧き伝統を今も守っているのです。

漁徳丸の一艘岸寄りに待機するのは僚船の「妙将丸」、将五さんと
邦夫さんの親子船、カツオ漁から沿岸の刺し網漁まで通年に活躍
するあの親子船です。
80歳を過ぎても海の男は健在、遠く船の上に立つのが見えています。

望遠レンズを使わなければこれほどの距離で並行する僚船たちか
ら次々と投入のタイミングの無線が入ります。
海に出れば僚船は水揚げのライバル、お互いの健闘を祈りながら
日の出の瞬間を待つのです。
いよいよ底はえ縄の投入がはじまります。
※取材協力:漁徳丸英治船長
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カテゴリー │漁徳丸遠州灘トラフグ漁2012

舞阪の冬の幸、全国に遠州灘トラフグのブランドを持つトラフグ漁
の実際を知りたい。伝えたい。
昨年に続き、舞阪港のトラフグ漁船、英治船長の漁徳丸に乗せて
いただき現場からレポートを行っています。
日の出操業の決まりを守るトラフグ船団は夜明けを待って底はえ
縄投入を行います。少しづつ青い夜が明けていきます。
旧暦の9月14日15日の開催を守る「舞阪大太鼓祭りこと岐佐神社
祭典」と同様、漁にも旧き伝統が守られているものがあります。

岸から並行し、間隔をあけて何艘ものトラフグ船団が並びます。
この日の潮の流れに合わせて漁師さんは船を向けています。
漁師さんは西から東へ向うことを「上り」、東から西へは「下り」と呼
び、JRの列車などと反対に呼ぶのも、その昔は京都へ向うことを
上りといった。その旧き伝統を今も守っているのです。

漁徳丸の一艘岸寄りに待機するのは僚船の「妙将丸」、将五さんと
邦夫さんの親子船、カツオ漁から沿岸の刺し網漁まで通年に活躍
するあの親子船です。
80歳を過ぎても海の男は健在、遠く船の上に立つのが見えています。

望遠レンズを使わなければこれほどの距離で並行する僚船たちか
ら次々と投入のタイミングの無線が入ります。
海に出れば僚船は水揚げのライバル、お互いの健闘を祈りながら
日の出の瞬間を待つのです。
いよいよ底はえ縄の投入がはじまります。
※取材協力:漁徳丸英治船長