南浜名湖あそび隊！

天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず。

人の世界も上下がありませんが、これが雄踏港の籠の中では
「イカの上にイカをつくらず、イカ以下のイカはなし」となる。

南浜名湖 雄踏港市場の競りは「ヤマ売り」、ひと籠の中に入っ
ているものをひと籠づつ競りが続きます。

つまりイカたちはひとヤマで売られてゆくのです。

小さなイカはチビイカ、大きなイカはコウイカ、どちらも同じ、イ
カ同士、ヤマで売られてゆくのです。



「ハイ！----円、海老仙！」、札読み（競り人）が落札を読み上げ、
「----円　海老せーん」と帳付け（伝票書き）のステキな声（お姿も）
が復唱します。

競り落とされたイカの籠を漁師さんが仲買の海老仙人の仮置き
場に運びます。

スチロールのケースの中でチビイカは「ママ」のようなコウイカに
寄り添います。

イカに以下なし、イカ同士、浜名湖のご馳走イカたちは海老仙
のみなさんに運ばれてゆくのです。

※取材協力：浜名漁協雄踏支所　海老仙