舞阪港カツオ漁 漁徳丸 引縄棹をたたむ

カテゴリー │漁徳丸 黒潮のカツオ漁

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 引縄棹をたたむ

南浜名湖 舞阪港のはるか南の沖、黒潮本流から大きく枝分か
れした枝潮は本流より北へ流れ込んでいます。
少しでも近くの枝潮をと情報を得て舞阪港のカツオ船団は操業
しています。

黒潮に出す漁師さんの長い腕、引縄棹(ひきなわざお=アウト
リガー)を漁場で両舷に広げ、そこから漁徳丸は三本づつの縄
を曳きます。

その引縄棹を収納します。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 引縄棹をたたむ

引縄棹は三連で伸ばすことができますが、漁徳丸の赤い棹は
伸ばしたまま収納ができます。重い棹を一人で収納できるよう
滑車がついたロープを繰って両舷にしまわれます。
赤い引縄棹は漁徳丸のシンボル、他の船と見分けるポイントと
なっています。

舞阪港カツオ漁 漁徳丸 引縄棹をたたむ

片付けが進む漁徳丸の近くに舞阪港カツオ船団の僚船「紅龍丸」
が操業しています。
はるか南の海でエージ船長の僚船に会えば、カメラもまるで仲間
と会ったようにうれしく感ずる。
まわりはどこも海ばかり、そろそろ舞阪が恋しいのです。

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「さあ!帰ろう」

漁徳丸のGPSが帰着時間を示しています。数時間で競りがはじまる
舞阪港へ到着する。
モニターには陸(おか)など見えず、ただ海が続くばかり。
数スクロールしたはるか北に私たちの舞阪港があるのです。

ディーゼルエンジンがうなり、キャビンは震え、大きな曳き波を船尾
から曳く。「漁徳丸帰還!」南の海から舞阪港競り場を目指します。

※取材協力:漁徳丸



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