2012年05月24日14:15

南浜名湖 舞阪港のはるか南の海、宮崎沖から遠州灘をとおり、
東へ東へと流れる暖かい海流「黒潮」は太い枝にカツオを泳が
せながら育てています。
数時間かけて早暁より漁をする舞阪のカツオ船団は、釣ったカ
ツオを午後の市場で競りにかけるため、この海域で漁ができる
時間はわずか数時間のみ、到着するや海域に展開してカツオを
追っています。
船から広げた曳き縄棹にそれぞれ3本づつ、船尾から2本の引き
縄を出せば、その間はわずか、釣れたカツオは縦横に泳ぎ、船
尾を追って泳ぎ、ほかの縄にからみます。

隣の縄を超えて巻きつき、またその縄にもカツオがつけば、縄は
カツオの泳ぐままにからんでしまう。
船長はそうはさせじと、次々ととりこんでゆくのです。

海を高速巡航のテリトリーとする黒潮のウェポンは曳かれるまま
になるなど思いもつかず、ビリビリと震えて怒る体を引き縄の向こう
まで飛ばして船長と勝負しているのです。
※取材協力:漁徳丸
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カテゴリー │漁徳丸 黒潮のカツオ漁

南浜名湖 舞阪港のはるか南の海、宮崎沖から遠州灘をとおり、
東へ東へと流れる暖かい海流「黒潮」は太い枝にカツオを泳が
せながら育てています。
数時間かけて早暁より漁をする舞阪のカツオ船団は、釣ったカ
ツオを午後の市場で競りにかけるため、この海域で漁ができる
時間はわずか数時間のみ、到着するや海域に展開してカツオを
追っています。
船から広げた曳き縄棹にそれぞれ3本づつ、船尾から2本の引き
縄を出せば、その間はわずか、釣れたカツオは縦横に泳ぎ、船
尾を追って泳ぎ、ほかの縄にからみます。

隣の縄を超えて巻きつき、またその縄にもカツオがつけば、縄は
カツオの泳ぐままにからんでしまう。
船長はそうはさせじと、次々ととりこんでゆくのです。

海を高速巡航のテリトリーとする黒潮のウェポンは曳かれるまま
になるなど思いもつかず、ビリビリと震えて怒る体を引き縄の向こう
まで飛ばして船長と勝負しているのです。
※取材協力:漁徳丸